今回予告
 ヴァレフールの国内冷戦の当事者であった騎士団長ケネスと副団長グレンの間で和平会談の開催が決定した。開催地は、両陣営の中間地点に位置する中立村カナハである。トオヤ達も共に出席する予定で出立の準備を進めていた時、突如、ケネスの身体に刻まれた「契約の刻印」が、彼の心臓に激痛を与える。どうやら彼の血族の中の何者かが「盟約」に反する行為に至ったらしい。聖印の力でその激痛を抑え込む形で一命はとりとめたケネスであったが、その「何者か」の今後の動向次第では、いつ命を落とすか変わらない状況である。
 ケネスとしては、今更死を恐れるつもりはない。だが、今、この時点で自分が命を落とすことは望ましくない。騎士団規約では、騎士団長が急死した場合、自動的に副団長が騎士団長に昇格する。その前にトオヤへの騎士団長位の禅譲を騎士団会議で承認させたい。だが、今のこの状況で自分が会談に臨めば、最悪、グレンの目の前で頓死する可能性がある。聖印教会派である彼に対して、パンドラとの密約など話せる筈もない以上、それだけは絶対に避けなければならない。
 熟考の末、彼はトオヤの傍らに立つドルチェの肩を掴み、こう言った。

「任せた」

グランクレスト不定期キャンペーン「ブレトランド風雲録」第10話
「和平会談」
混沌を収め、聖印に至れ!

PC① トオヤ・E・レクナ
因縁:ユイリィ・カミル(メサイア 19歳 女性) 推奨感情 メイン:任意/サブ:同志
 カナハの村の領主。温厚かつ聡明な人柄で、人望も厚い。内乱発生時から一貫して中立の立場を続けている。双子の妹のマイリィという名のアンデッドが、町の警備隊長を勤めている。
【ブレトランド八犬伝】第2話「義〜守るべき志〜」参照)

PC② チシャ・ロート
因縁:ヴェルナ・クアドラント(プロフェット 19歳 女性) 推奨感情 メイン:任意/サブ:恐怖
 エーラム時代に寮の隣の部屋に住んでいた女性。魔法師としては極めて優秀だが、破滅的な料理を作りたがる癖のせいで、未だに就職先が決まらず、各地の村を転々としているらしい。
【ブレトランドの英霊】第4話「帰らざる翼」参照)

PC③ ドルチェ
因縁:イヴィルゲイザー(投影体 ?歳 男性格) 推奨感情 メイン:任意/サブ:恐怖
 昔から、周期的にヴァレフール各地に出没すると言われる危険な投影体。無数の目を持つ異形の邪竜。まだ実際に見たことはない筈なのだが、なぜかその名を聞くと身体に寒気が走る。
(『グランクレスト戦記データブック』P.86参照)

PC④ カーラ
因縁:花想いの君(エルフ 1325歳 女性) 推奨感情 メイン:任意/サブ:誠意
 封印前に一度だけ母と共に訪れた森で出会ったエルフの女性。母曰く、母は彼女の森の近くで投影され、彼女の元でこの世界について学んでいた時に、祖父エルムンドに出会ったらしい。
(『グランクレスト戦記データブック』P.87参照)

今回の国データについては、当日の時点で説明する予定

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最終更新:2017年05月12日 18:49