「長城線の三本槍」

物語前史
 ヴァレフールとアントリアを分ける巨大な防壁・長城線(ロングウォール)。それはかつて、混沌の侵蝕を防ぐために築かれた「人類の防壁」であったが、現在はアントリア軍の猛攻を防ぐヴァレフールの生命線として機能している。
 この長城線の中核に位置する街「オディール」の領主、ジュマール・ケリガンには、三人の息子がいた。妾腹ながらも長男のPC①、最初の正妻との間に生まれた次男のゲンドルフ、そして正妻の死後に娶った現在の妻との間に生まれた三男のリューベン。武勇ではゲンドルフ、知略ではリューベンが優れている、という評判だが、領主ジュマールは弟二人に先駆けて、長男のPC①に対してのみ契約魔法師(オデット・ダンチヒ)を斡旋し、次男と三男には隣村の領主の娘との縁談を進めつつある。これは、PC①を後継者とするための動きなのではないか、という噂が家臣団の間で広がっているが、まだ明言はされていない。
 そんなある日、領内に突如出現した魔境を、討伐隊を率いて浄化した領主ジュマールが、その魔境の奥で発見したという三本の「黄金の槍」を持ち帰る。ジュマール曰く、この三本の槍は、本来は同家の家宝で、歴代の当主が代々受け継いでいたが、約百年前に消失した代物であるという。彼がこの三本の槍を、三人の息子達に一本ずつ委ねたことで、彼の後継者が誰なのか、周囲の者達はますます分からなくなった。
 そして先日、長年にわたってジュマールに仕えた契約魔法師ハッシュ・ノスクが突然病死し、ジュマールはエーラムから新たな契約魔法師としてPC②を迎え入れることになる。しかし、その裏で新たな陰謀劇の幕が既に切って落とされていることなど、PC②は知る由もないのであった。

PC①
推奨クラス:ロード(パラディン、アーチャー、キャバリアー、メサイア)
 キミはオディールの領主の長男だ。村の人々の中では、弟二人の方が君主に相応しいという声もあるが、キミだけが魔法師との契約を認められている以上、キミが後継者となることは暗黙の了解だろう、と周囲の人々は考えている。その契約魔法師のオデット(下図)も、キミが立派な領主となれるよう支えていくつもりだ。
因縁:オデット・ダンチヒ(契約魔法師 20歳 女性) 推奨感情 メイン:任意 サブ:信頼

PC②
推奨クラス:メイジ
 キミは、オディールに派遣されることになった魔法師だ。契約相手となる領主のジュマール・ケリガン(下図)は誠実な人柄で、契約を交わす前に一度キミに直接会いに来て、意志を確認した上で契約を交わしてくれた。ただ、先代の契約魔法師の「突然死」に伴う派遣なので、キミの師匠はその点を不安視していた。
因縁:ジュマール・ケリガン(領主 45歳 男性) 推奨感情 メイン:誠意 サブ:任意

PC③
推奨クラス:アーティスト
 キミはオディールの領主の次男ゲンドルフ(下図)の親友だ。彼は勇猛果敢なロード(セイバー)として名高く、既にこれまでに何度も戦果を挙げており、自分より実績の少ない兄が後継者と目されていることには不満を抱いている様子である。そんな彼は最近、隣村のオーロラの領主の娘との縁談が進みつつあるらしい。
因縁:ゲンドルフ・ケリガン(領主の次男 21歳 男性) 推奨感情 メイン:任意 サブ:親近感

PC④
推奨クラス:アーティスト
 キミはオディールの領主の三男リューベン(下図)と密かに恋仲の関係だ。彼は知略に長けたロード(ルーラー)として有名だが、内心で何を考えているのかはよく分からない。そして、最近になって彼と近隣のジゼル村の領主の娘との間での縁談が進みつつあるらしい。キミと彼との関係は、これからどうなるのだろうか。
因縁:リューベン・ケリガン(領主の三男 19歳 男性) 推奨感情 メイン:慕情 サブ:任意

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最終更新:2014年03月27日 23:12