榊原クラウス(通常モード)
 最初に描かせて頂いたNPCです。
 サイキックハーツの世界観等をよく知らないまま試行錯誤で描いたので、結果として没原稿を三枚も出してしまいました(汗)。そういう意味では『産みの苦しみ』が一番強いキャラですね。
 金髪碧眼で露出の高い美青年、ということで、基本は『めだかボックス』の阿久根高貴先輩をモデルにしています(衣装は、ヒルダ親衛隊6人娘の一人・宮野朱鷺のモデルになったキャラのアニメ版ステージ衣装を原型にしました)。


榊原クラウス(本気モード)
 この時には大分描き慣れてきていたのと、クラウスというキャラの原型が既に出来ていたのもあり、通常モードよりは描きやすかったです。
 因みに通常モードとの間違い探しの解答(笑)は、
1.角なし→角あり
2.翼が小さい→巨大化
3.爪が短い→爪が尖って長い
4.髪が肩の辺りまで→腰まで伸びた
5.少し尖った耳→エルフ並の長耳
6.額に紋章→消えている
の6つです。幾つ気付きましたでしょうか?
 因みに額の紋章を無くしたのは、通常クラウスを描いた後で『ラグナロクには体のどこかに紋章がある』という設定があることを知り(本気クラウスを描いたのは、第8話の頃。つまり11人目の歌姫・由奈の設定が確定した頃です)
「ちょ、クラウスの額に紋章描いちゃったよ、ラグナロク(由奈)と被るじゃん」
と思い、苦肉の策で額の紋章を『愛する美少女(主にミラ)を誤って殺してしまわないために、敢えて能力を抑えるためのリミッターとして自らに刻んだ封呪の刻印』という中二病アイテムにしたのが理由です。
 髪が伸びたのは、封印が解けたり本来の肉体を取り戻したり前世の姿に戻ったり等、様々な漫画・アニメ・ラノベで使い古されてきた手法を取り入れただけです。つまり、深い意味は全くないです(笑)。


山口淳子
 ようじょ!ようじょ!
 淳子は、ひたすらに『可愛らしい内気幼女』を目指して描きました。
 一枚目(楽譜を持ってる絵)は、ヤマト以外のPCの目線からだとこう見えるだろうな、というのを意識して、俯瞰(上から見下ろす)の構図で描いてみました。
 二枚目(母・昌子と歌っている絵)は、一枚目とのギャップを出すために『N●Kの子供番組で、満面の笑顔で歌っている子供』っぽい表情に描いたのですが、淳子の「お母さんと一緒に歌えて嬉しい!」という感情が伝わっていれば幸いです。
 尚、淳子の髪型は本当はツインテールにしたかったのですが『ネット上のみならず某コンビニチェーンでも大人気の緑の歌姫』がツインテールなので、それと被らないために、歌姫全員ツインテールを避けようと悪あがきした結果このような中途半端な髪型になりました(笑)。


山口昌子
(上記「山口淳子」の2枚目の左側)
 元国民的アイドル。しかも幽霊。おまけに『顔を隠している』というビハインドの設定。正直「どうしろと!?」と思いながら描きました(笑)。
 色々考えた結果、顔(隠れてるけど)はヤンガンで不定期連載中の美少女バトルロワイヤル漫画(と言っても、マイナーすぎて知らない人の方が多いと思いますが)の、金髪碧眼で大人びた容姿の正統派美少女サブヒロインをモデルに、服装は特にモデルとなったものはありませんが、昌子が亡くなった時の服装をイメージして、マタニティドレスっぽい白くてふんわりしたワンピースにしました。


山口さゆり
 若くてガラが悪そう・水商売・(私のイメージでは)姉にあまり似ていない、という条件から、髪型のみ昌子と同じ白抜き(カラー原稿にするなら金茶色っぽい、いかにもブリーチしすぎのヤンキーのような髪色)のウェーブヘアにして、顔は『学はないけど活発そう』というイメージから、マガジンで連載中の『七つの大罪』の巨人っ娘をモデルにしました。
 また、初出時がプライベートタイムのみだったので、20代前半の小洒落た女性が好んで着そうな『肩出しニットワンピ』+『黒のトレンカ』という王道アイテムを組み合わせた服装にしました。
 派手な髪型・ネイル・アクセと、至って平凡な服装のギャップが結構気に入っている一枚です。


服部健一
 彼は、イラスト発注を請けた時点で
「爬虫類系なゲス顔の不良中年で、いかにも少年漫画で瞬殺されそうな雑魚っぽいキャラにしよう」
という明確なイメージがあったため、かなり描きやすかったです。
 元ネタが伊賀同心筆頭・服部半蔵なので、所々に忍者モチーフを組み入れてみました。具体的には、襟のスカーフ・(網にしか見えないけど)袖から見える鎖帷子・パンツの迷彩模様・腿の暗器(武器)ケース等です。
 あと隠し要素ですが殺人狂ということで、フランスの大量殺人鬼ジル・ド・レイがモデルになったと言われる童話『青ひげ』を元に、顎にお洒落髭を生やしてみました。


倉槌葉那
 葉那姉さんは、顔はすぐイメージできたのですが、朱雀門の制服が分からなかったのでその辺苦労しました。
 結局「上級ルルブで瑠架様が着てるのが黒のセーラー服っぽいから…」という理由だけで、白黒なのをいいことにいわゆる『よくあるセーラー服』にしちゃいましたが(汗)。
 私の中でヴァンパイアの外見的特徴が、尖った耳・鋭い牙・光のない瞳なので『PLはヴァンパイアだとすぐに分かるけどPCには血色の悪い人間にしか見えない』という外見にするために、ぱっつん髪や細い目は緋那に似せつつ、耳を隠すために横髪を重くしてハネさせてみました。


桂木律子
 律子先生は、先生としての顔とJAZZ歌手としての顔、どちらを描けばいいか迷ったのでGMに聞いてみたところ
「出来れば両方描いてほしい」
との注文だったので、思い切ってPCだけでなくPLも驚くくらい別人にしてやろう、と思いながら描きました(笑)。
 因みに「夜の顔」の方で彼女がウェーブヘアなのはパーマや生まれつきの癖毛ではなく、(「昼の顔」の時の)シニョンヘア&横髪のみ編み込みが普段ヘアスタイルになっているため、元々ストレートだった髪に編み癖がついてしまった、という設定です。
 後ろ髪と横髪でウェーブの強さが違うのは、実はその設定のためなのです。


覇狼院花之
 覇狼院さんは、NPC説明欄にもありますが、数年前に『番長学園』というゲームでGMがハロウィンシナリオをやった時に敵ボスの一人として作り、その時の絵をそのまま流用しています。
 でも、絵柄が違うのはかなり前に描いたからではなく、番長学園の敵ボスとして描いた時に意図的に絵柄を変えて描いたからです(笑)。
 あの時はボスを覇狼院さん含め4人描いただけでもかなり大変だったと記憶しているのですが、よもやこんなハイペースでNPC絵を量産しても平気な体質?になるとは…慣れって恐ろしいですね(汗)。


井伊フリードリッヒ(通常モード)
 これは完全に騙し討ちを狙って描きました。
 物腰はあくまで上品で、誰よりも忠実で、でも(FBなので)ハートは熱い、そんな好青年に見えるように色々計算しました。
 外見に関しては、ほぼ『銀河英雄伝説』の薄幸の腹心・キルヒアイスそのままです。
 若くして有能すぎるが故に敵も多いラインハルト(銀河英雄伝説のW主人公の片方)に対し誰よりも忠実、ゲルマン系の長身な優男、(アニメ版と舞台版では)ファイアブラッドに相応しい真紅の髪と、英雄(『えいゆう』ではなく『ひでお』)の右腕としてこれ以上ない素材と思い、かなり私なりのキルヒアイスのイメージをアウトプットしました。
 ただ、髪を赤毛にする=斜線で塗るか、白抜きのまま金髪っぽくするかで迷いましたね。結局「塗らない方がいい」というGMの意見に従って、白抜きの金髪っぽい髪にしました。


井伊フリードリッヒ(本気モード)
 イフリートの外見説明に『炎を纏った獣』としかなかったので、
「獣ってのは現実に存在する四足歩行哺乳類のみ?それとも幻獣とかもあり?」
と悩んだ末、火呼にゃんの上司?ということで、ネコ科最強・百獣の王ライオンをモチーフにしました(幻獣系の候補としては、ドラゴンやキメラ等を考えてました)。
 しかし、猫は何度か描いたことがあるのですが、ライオンを描くのって多分幼稚園以来かも?と思いつつも(イフリートという種族そのものが)現実には存在しない魔獣なので、敢えて写真等の画像を見ずに『私のイメージする獅子』を描きました。
 資料を見ながらだと恐らく、たてがみの生え方等の矛盾や、咆哮を上げて喰らい付かんとしている躍動感が却って上手く表現できなくなってしまっていたと思うので、未熟ながらもこれはこれで『井伊フリードリッヒ』の一つの完成形だと思ってます。


火呼にゃん
 ネタです!出オチです!!(笑)
 GMの指定が
「時間と体力に余裕があったら、彦根の白いにゃんこの後ろに炎が燃えてる絵を描いて」
だったので、出来上がりを見せて笑わせてやろうと思い、わざとリアルタッチで描きました。
 所要時間…多分20分位です。ねこ大好き。


柳生雅治
「一話で殺される雑魚中ボスに見えないように描いて」
と依頼されて描いたのが柳生君です。
 彼も葉那と同じく、朱雀門の男子制服わかんねーよ!→とりあえず武蔵坂がブレザーだから学ランでいいか、という適当なイメージで服装は決めました。
 また、モデルの柳生三厳(十兵衛)が剣豪→オールバックのポニテ、鉄砲玉→サラシ、殺されかけた→胸の傷と、ぶっちゃけ単純なイメージの寄せ集めです(笑)。
 制服が分からない以外は、非常に描きやすかったです。
 尚、絵を描く人ならお判りでしょうが、美少年・美青年よりおっさんや不細工キャラの方が難しいし時間も掛かります! そういう意味で、彼は『量産型美少年』とでも言うべきでしょうか、実は見た目程労力や時間は費やしてないのです(笑)。


坂本俊一
 坂本君は、キャンペーン初期から『天才作曲少年』として出すことが決まっていたので、かなり初期(2話の淳子・昌子とほぼ同時期)に描きました。
 打ち込み系作曲家のイメージを強調するために、坂本君自体の構図は、ジャンプ漫画『SKET DANCE』の主人公の超集中状態っぽく謎空間に浮遊している感じに、鍵盤や音符などはボカロ曲『メルト』のイメージで描きました。
 個人的にはアタリ線(顔のパーツ配置の目安に描く十字の線)を消し忘れたまま提出してしまったのが悔やまれます(´・ω・`)
 因みにお気付きの方もいるでしょうが、彼がパーカーの下に着ているシャツの模様は五線譜です。そういう『誰も気付かない、どうでもいい部分』にこだわるのが好きなんだよなぁ(笑)。


尋音くるむ
 元々は私がオンラインセッションで使っていた、自称新型VOCALOIDの地下アイドルキャラでした(この頃はオンライン用のキャラシーにイラスト欄が無かったため、絵はありませんでした。また、くるむの先輩キャラとして『終音クミ』や『止音カル』というコネクションNPCをネタで作ってました・笑)。
 そして、VIPという存在の設定ができるより前、GMが主催しているコンベンションの11月のパンフ表紙用イラストが無いということで、『文化の日』に因んで急遽『新しいVOCALOIDが誕生する瞬間』というテーマで、くるむのイメージ画を描きました(この時点で、その『新しいVOCALOID』には名前はありませんでした)。
 そして、坂本君が登場する第5話の直前に『伏龍と鳳雛は、主に自作のVIPで楽曲を発表していた』という設定ができ、そのVIPのデザインと名前を、パンフ表紙のイラスト&オンラインセッションで使っていたキャラ名を丸ごと持ってくるという形で、完成形としての『尋音くるむ』が誕生しました。


西園寺帝
 彼女(彼?)も、かなり初期から登場することが決まっていたので、実際に登場する第6話よりかなり前に描きました。
 当初は髪を後ろで一つに結んでいる長髪キャラとして描きましたが、元々手の大きさや身体のライン等を『見る人が見れば女性とバレる』程度に女性的に描いたので、これ以上女性的な要素を入れると、絵に造詣の無い人にも女性と分かってしまうと思い、少し長めのショートカットという形に収まりました。
 やたら長いアホ毛は、長髪だった時の名残です。ニャル子さんとは無関係です(笑)。


浅美&高倉
 はい、最初に言っておきます。access大好きだー!約20年前からずっと大好きだー!!
 クラウスの通常モード絵を描く時に、金髪碧眼で変な服でも似合う人ということで、真っ先に浮かんだのが高倉のモデルであるaccessのkey.だったんです(もっともkey.の碧眼はカラコンですが)。
 で、提出してみたところ
「むしろVo.の方がセクシーさという点で淫魔っぽくない?」
とGMに言われたので描き直したのが浅美という、クラウスを生み出すまでの紆余曲折の名残が彼等です。
 因みに服装や髪形は、浅美は'94年末〜'95年解散時のVo.を、高倉は'02再結成直後のkey.をモデルにしています。
 余談ですが、私の中で淫魔=奇抜な服装という認識が定着してしまっているのは、ナイトウィザードの夢使いのイメージからです(笑)。ナイトウィザードを知らない方は、ナイトウィザード公式サイト内の「クラス紹介」を見て頂ければ、夢使いの服装が分かります。


酒井小五郎
 はい、徳川四天王筆頭の酒井様ですねー。
 彼のイメージですが、モバイルゲーム『戦国saga』の酒井忠次の(女体化してないバージョンの)カードイラストが、陣羽織をスーツにしたらヴァンパイア特有の貴族的な雰囲気になりそうだと思い『戦国sagaの酒井7:ときめきトゥナイトの江藤蘭世のパパ(吸血鬼)3』位の感じで描きました。ときめきトゥナイトとか…古すぎて若い人には分かりませんよね(汗)。
 彼は葉那との対比を出すために、尖った耳・牙・爪等、ヴァンパイア『らしさ』をわざと強調して描きました。
 第10話中にも言及されていましたが、史実だと酒井忠次は、東日本から京や(家康の元の領地である)岡崎へ向かう東海道の要である吉田藩(現在の豊橋)の城主を家康に任されていたり、現在でも市民の交通の要所である豊橋(とよ『ば』し。旧吉田大橋)を架けたりしていて、実は豊橋市の発展の礎を作った人物なんですよね…。
 豊橋のご当地ヒロイン・うずらは複雑な心境でしょうね、多分(笑)。


中田透
 いよいよ来ました、○○○○(のコア)です。
 姫子の従弟ということで、最初は上品な雰囲気の美少年にしようと考えてましたが、GMの指定で『三河の片田舎のクソガk…元気な少年』という設定になったため、野球帽、短パン、膝の絆創膏等、悪ガキ必須アイテムを集めてみました。
 それでも顔立ちを姫子に似せようとした結果、やっぱりどこか上品なお子様になってしまいましたが…。
 因みに、お約束の『個人的にこだわったどうでもいい箇所』。彼の場合はスニーカーです。田舎のガキンch…お子様のくせに、ジャ●ーとかの安くて履き潰しできるような運動靴ではなく、ハイカットの小洒落たスニーカーを履いてるんです。
 その理由は、彼がそろそろお洒落に興味を持ち始める年頃…というのもありますが、やはり五十嵐家の血筋だけあって、ちょっと高くても良いものを身に着けたいという無意識の現れとして『靴だけはワンポイント的にこだわっている』という設定を(私の中でのみ)勝手に付けた結果です。


豊川いなり
 渥美三姉妹の長女です。モチーフは当然、豊川稲荷です。
 何度か豊川稲荷には初詣で行ったことがあるのですが、仏閣のくせに普通におみくじやお守りを巫女さんが売っていました(袴の色が赤でなく紫でしたが)。
 そんなこともあり、いなりは狐の耳&尻尾を付けた、細いツリ目=キツネ目の巫女(でも本当はバリバリの仏教徒)という姿になりました。我ながら物凄く安直です。
 しかも『本当は仏教徒』という設定が、あんな形で使われるとは…(笑)。
 更にサイキックハーツには『サーヴァント』というシステムがあるので、折角だから狐を使役するキャラにしたいと思い、霊犬相当の狐をオプションに付けました。


豊橋うずら
 渥美三姉妹の次女にしてセンターです。モチーフは豊橋市が日本の飼育羽数の65%を占めるウズラです。
 冬キャベツやちくわや筆はそこそこ知られている(と思いたい)豊橋ですが、ウズラ卵の生産量も日本一であることをアピールするために、知多娘。が有名になってきた頃に対抗意識で考えたキャラです(いなり・みなとも同じく)。
 姉妹揃ってサーヴァント使いにしたいと思い、ウズラがモチーフならウズラ型ナノナノかな、と安直に考えてナノナノ使いにしたのですが、実際に絵として起こしてみると、うずら本人が持つ雰囲気とウズラナノナノが生み出すシャボン玉の組み合わせが、いかにもご当地アイドルという雰囲気になって、これはこれで気に入っている一枚です。
 今更なMy設定ですが、ナノナノは普段は胸元のブローチの中に隠れていて、その状態だと羽飾りのついたただのブローチにしか見えません。
 前期のエリュシオンキャンペーンのNPCまとめページに載ってるうずらを見て下さい。ブローチに羽が生えてるでしょ?(笑)


田原みなと
 渥美三姉妹の末妹です。モチーフは海と車です。
 田原市が太平洋と三河湾に面した海の町のため、女子でありながら海軍服としてのセーラー服(当然男性もの。サイズを詰めて、みなとでも着られるよう改造している)を正装としています。
 ト●タの社長令嬢でお金持ちという設定は、田原市にト●タの工場があり、2兆円もの収益を出しているためです(そのため田原市は税収が非常に多く、市営の建物や学校等が無駄に立派だそうです)。
 ヤマトに闇堕ちから救われて惚れたというエピソードは『実は、好きになった人と恋路ヶ浜でデートしたいと考えているロマンティスト』という裏設定から生まれたエピソードです。
 サーヴァントがライドキャリバーなのは、やはりト●タの娘の宿命でしょう(笑)。


田原みなと(エイティーン)
 エイティーンの定義が『18歳程の外見になる』としか書いてなかったので、どんな18歳になるか(使用者の望んだ任意の18歳になる、普通に10歳程度年を取った姿になる、etc...)迷った挙句、古くはクリィミーマミ、今ならプリキュアといった『元気と笑顔が取り柄の普通の小学生だったあたしが、不思議な力を手に入れちゃった!魔法のリボンに祈るとたちまち綺麗なオトナのお姉さんになっちゃうの!』的な、いわゆる古典的魔法少女ものの典型っぽく描きました。
 更にみなとは構図の都合で、変身前から小学生女子にしては脚を長めに描いていたので、より大人になったイメージを強調するために、現実にはあり得ないほど脚を長く描きました。
 因みに自動車免許を持っている人には常識でしょうが、ハイヒールで自動車の運転をするのは非常に危険なので、よい子は真似しないでね!


名古屋市
 かなりお気に入りの一枚です。
 顔は『ちょっと引いちゃう位美人で、目つきは悪いけど上品』を目指して描きました。モデルは『めだかボックス』の黒神くじら(名瀬夭歌)ですが、全然似てませんね(笑)。
 因みに全体的なイメージは、戦国鍋等で見られるヤンキー美女なお市ではなく、あくまで信長の女体化です。引くほどの美人という設定は、織田家が美男美女の家系だと昔TVで聞いたことがあるからです。
 そして、実は着物の柄で大失敗していまして…。織田家の家紋をずっと『桔梗紋』だと勘違いしており、羽織の模様を桔梗柄にしてしまったのです。正しくは、織田の家紋は『木瓜紋(瓜の断面、もしくは鳥の巣の紋)』であり、桔梗紋はよりにもよって逆臣・明智の家紋なのです…間違いにしても酷すぎる(汗)。
 年齢の割に貧乳ですが、それが却って凛とした、それでいてしなやかな美しさを出せたと、文字通り自画自賛しています(笑)。


腐乱ギュニュール
 所要時間10分弱(笑)。実に手抜きです。
 牛乳ビン型怪人というのはすぐに思い付いたのですが、『黄色ブドウ球菌』をどうやって表現するか迷った挙句『もやしもん』の菌を模した黄色ブドウ球菌(らしき物)を吹きかける、というこのデザインに落ち着きました。


茨城三怪人
 渥美半島と同じく太平洋に広く面している地形のせいか、特産物が色々被る茨城県の中の『バラ(豊川)』『鶏卵(豊橋)』『メロン(田原)』の3つの特産品を怪人にしました。
 トリンフル・ZENAは以前別のネタで考えた『怪鳥マンチキン』のデザインをそのまま流用しました(笑)。
 聖騎士バラディンは結構苦労しました…デザインそのものはすぐ浮かんだのですが、中心に顔があるバラなんて描いたことが無かった上に、バラや牡丹といった花弁が重なってる花を描くのが実は苦手なので(汗)。バラディンの服はまあ大方の予想通り、フランス系貴族+E・プレスリーです。
 マスクド・メロンは顔の網目を無心で描いている最中に『マスクメロン…マスク…マスクド・ライダー(仮面ライダー)!』というネタが降ってきたため、なんとなく仮面ライダーっぽいボディーになりました。


カフェ怪人
 知多みるく(腐乱ギュニュール)の従妹という公式設定があったため、こっちもシンプルで可愛い系のデザインにしました。
 ただのコーヒーカップ型怪人だと、戦闘力もキャラのインパクトも弱いかなと思い、珈琲だばぁーの熱湯攻撃を加えてみました。
 個人的には腐乱ギュニュールとの合体技で『腐乱カフェ・オ・レ地獄』とかやってほしかったですね。
 所要時間約5分…手抜きにも程がある(笑)。


野球怪人
 頭部のグローブの画像はすぐに見つかったのですが、ノック練習の良い画像が見つからなくて、構図に苦労しました。
 因みに彼女?が着ているユニフォームは中日ドラゴンズの、というかドアラのユニフォームです。
 中日ドラゴンズのをモデルにしたロゴまで考えてたのに、ポーズで胸のロゴが隠れてしまったので、隅にロゴデザインを描いてしまいました。


製鉄怪人
 当初は頭部をスパナでなくレンチにするつもりだったのですが、理想的なレンチの画像が見つからず、スパナに変更しました。
 しかし慣れ親しんだ物であっても(実家が製材業なので、幼い頃から工具には触り慣れているのです)いざ描くと結構難しかったです。
 左手に接着剤を持っているのは、東海しゅうがガンプラ作りが趣味という設定に基づいてます。


商店街怪人
 赤小人のクララが、ジャンプで人気連載中の『暗●教室』の殺せ●せーに似てるなーと思い、頭の三角帽と法被以外、丸ごと殺●んせーにしてしまいました(笑・目隠し線は集英社に怒られないための予防策です)。
 包丁を持っていますが、これはあくまで商品です。
 チラシをよく見ると『万能包丁50%OFF!』って書いてあります。
 なので、あくまで包丁は商品です(大事なことなので二度言いました)。


狐面の男/安倍晴明
 安倍晴明といえば日本で一番有名な陰陽師、しかも妖狐とのハーフという伝説すらある存在です。
 なので、とことんミステリアスな雰囲気を追求しました。
 狐面で正体を隠している図では、薄衣を被り霧を纏って水面に降り立つという、仙人か精霊かと言いたくなるほど物理法則を無視した絵にしました。サイキックハーツ的には恐らく『バベルの鎖で正体を秘匿しつつソウルボードに侵入してきた』と言ったところでしょうか。まあ晴明に単独でソウルボードに侵入できる能力があるのかは分かりませんが。
 召喚されて素顔を晒している図では、下(召喚陣)からの逆風という、これまた物理法則を無視した構図を意識してみました。
 そしてまたもやどうでもいい部分のこだわりとして、召喚陣の模様?を12人の歌姫になぞらえて、十二神将を表す梵字にしてみました。でも十二神将って仏教なんだけどね(笑)。
 両方の絵で共通して心掛けたことは、性別不詳な外見にすることです。衣装・身長は男性、体格や手指の華奢さは女性、顔と髪型はどちらにも見えるようにしました。『ヒカルの碁』の佐為をイメージして頂ければ分かりやすいと思います。
 声であっさり性別が判明するのも(アニメ版の)佐為と同じですしね…(笑)。


本多五十六(通常モード)
 おっさんです! それも(私の中では)最高にカッコいいおっさんです!
 本多様は、『戦国無双』等で描かれているような筋骨隆々の巨漢を目指して描きました。多分、徳川四天王の中では最も史実の人物像に近いと思います…多分、ですが。
 顔立ちは…実は初代仮面ライダーで有名な藤岡弘、さんがモデルになっています(知らない方のために補足すると、藤岡さんの芸名は『藤岡弘、』と、読点まで含めてフルネームです)。
 尚、着流しのデザインは新選組乙女ゲー『薄桜鬼』のラスボスであり隠し攻略対象でもある某鬼キャラ(『鬼の副長』等の比喩表現ではなく、薄桜鬼というゲームには『人外の知的生命体種族である鬼』が出てきます)が、隠しルートで攻略した時にエンディングで着ている着物のデザインを流用しています。


本多五十六(本気モード)
 六六六人衆のNo.56という、サイキックアブソーバーで上位陣が封じられている現在において実質最強クラスであるという設定を元に『人もダークネスも関係なく、目の前にいる者は敵味方の区別なく殺す』という、とにかくたくさん殺すことに特化したデザインにしました。
 具体的に言えば、囲まれている状態でも腕を一振りすれば同一エンゲージ全員の首が飛ぶ、といったイメージです。
 身体のあちこちから生えている刃は、闇堕ちした時に勝手に生えたものではなく、この世に存在するどの武器でも彼の殺人欲を満たすことができなかったため、自らの身体に刃を埋め込むことで肉体そのものを『殺人のための兇器』へと改造・昇華したという設定です。
 尚、この絵を描いている過程で、ムキムキの筋肉を描く楽しさに目覚めました←シリアスな設定が台無しになる本音(笑)


平野由奈
 盛ってませんから! 腕を内側に寄せてるから盛って見えるだけですから!
 と、最初に(分かる人にしか分からない)言い訳しつつ(笑)。
 由奈は、実はヒルダに迫られている絵の方が先に出来ており(時期で言うならなんと第1話が開始する前!です)、その時点ではヒルダ(当初はクラウスの予定)のハーレムのお気に入り美少女の一人(あわよくばミラのイメージとして使えないかなーという目論見もありましたが・笑)でしかなく、顔もはっきりとは描いていませんでした。
 後にラグナロクの歌姫にすることが決定したのですが、いざ顔をちゃんと描こうとしても
「前髪が長すぎて左目だけどうしても描けない!」
という事になってしまったのですが、それを逆手に取って『左瞼にラグナロクの紋章があるのだが、本人は変な痣と誤認している』という設定をGMに押し付けることで、何とか形にしました。


ヒルダ親衛隊
 これは当初
「5〜6人で構成された、名前のないヒルダ親衛隊の女性NPCを出す」
と聞き、私が
「じゃあ某乙女ゲーのキャラをモデルにしたらどう?ゲーム中に女装姿が出るし」
と提案して出来たキャラ達です。
 なので、基本的に髪型や服装(上半身のみ)は、その女装姿をほぼ丸々使っています。
 どのくらいパクっているか、元の乙女ゲーでの女装姿が知りたい等の方は『うたプリ 女装』のキーワードで画像検索するとすぐに見つかります(但し、唯だけはアニメ版の方の女装服を元にしているので、こちらの元画像を見たい方は『小傍唯』で画像検索すると見られます)。


1.谷山那月(一番左)
 元キャラが『癒し系天然キャラなのに、身長186cmな上に実はかなりガタイが良い』という設定だったために、癒し系と長身設定だけは残しつつ、筋骨隆々設定は性別を逆転したのに伴い『脱いだら実はかなりのムチムチsexyボディー』という、男性的→女性的と真逆な体つきに変更しました。
 尚、『身長がコンプレックスで自分に自信がない』という設定は、私個人の周囲の、主に身長が165cm以上の女友達がことごとく長身コンプレックスを抱えていたので、そこだけ現実を取り入れてみようかなと思いこうなりました。
 那月が猫背なのは、長身コンプレックスの名残です。


2.鈴村真美(左から二番目)
『どれだけ多くのNPCがいても外見が被らない』を目標に描いてきたのですが、真美だけは元ネタの女装姿をモデルにする限り、どうしても豊川いなりと顔が被ってしまい…
 悩んだあげく、顔を右斜め向きにし元キャラの特徴である右目下のホクロを強調することと、髪をツヤ塗りではなく斜線でベタ塗りにすることで、何とか完全被りは回避した…つもりです(汗)。


3.諏訪部蓮華(右から二番目)
 蓮華のみ、服装が元の女装絵と違います。
 元絵ではインナーがシンプルな白のキャミソールですが、蓮華は(元キャラの設定に基づき)スタイリッシュかつエロい服装にしたいと思い、レース付の黒いヘソ出しベアトップに変更しました。
 また、公式には発表されていないので謎なのですが、私の中で元キャラが実はハーフではないかという疑惑があるため(一人だけ日本人離れして彫りが深い顔立ち、ストーリー中で不倫の子疑惑が出る、兄が色白こげ茶髪なのに彼は色黒オレンジ髪←他の攻略対象キャラは基本的に家族はキャラと同じ髪色と肌色)蓮華もハーフもしくは帰国子女という設定にしてほしいとGMに頼み、このようなキャラになりました。


4.下野唯(一番右)
 まず唯が名古屋出身なのは、ミラがお市様の娘であることも理由ですが、元キャラが公式設定で愛知県出身というのも理由の一つだったりします(笑)。
 そして、幼い風貌やロリータ服でありながらポテンシャルがSFなのは、これまた元キャラが小柄な体格で人一倍お洒落さんながら、実は空手の達人という公式設定に基づいてます。
 元キャラの『女装姿』に一番近いのは、多分彼女(彼?)だと思っています。


5.寺島音羽(左から三番目)
 元キャラが『一番年齢相応(義務教育終了直後の15歳)の性格な、爽やかスポーツ少年』なので、音羽もボーイッシュでスポーツ万能の元気っ娘なイメージで描きました。
 ボトムがショートパンツなのも、走ったり足技を使うのに邪魔にならなさそうだから、という理由です。
 由奈を守ると誓っているのは、大人しく女の子らしい由奈と比較して、元気で少年っぽい性格に起因しているのかな?と思っています。


6.宮野朱鷺(右から三番目)
 シンプルな衣装ながら、朱鷺が一番描くのに苦労しました。
 まず、ツン跳ねヘアーに無理矢理付け足した感満載のおさげ、そして特徴のない紺セーラー服。
 元の乙女ゲーで、バラエティ番組でさせられた時代錯誤で可笑しい服装(←ではないかと私は予想)をそのまましたのか!? とでも言いたくなる服装を、いかにイモ臭くなく、それでいて生真面目そうに見せるか、という難題を頑張ってこなした…つもりです。


榊原ヒルダ
 当初は『美少年とも美少女とも取れる中性的で耽美な淫魔』として描いたのですが、そのうち『相手によって自分の性別を変更できる』→『どこか中性的な外見で同性愛者の美少女』と、ころころ設定が変わったキャラです。
 なのでヒルダは、女性にしては体の曲線が少なく(つまりお胸の方も…)、男性にしては骨格が華奢すぎるという、百合系耽美少女マンガorラノベが好きな人にはたまらない(であろうと想像される)キャラになりました。
 まあ元々、表の顔として『中性的な白人美少女とガーリーな黒髪美少女の、ちょっと(パフォーマンスとしての)絡みが過激でエロい、地下アイドルユニット』(古くて分からない方も多いと思われますが、t.A.T.uをイメージして頂ければ…)という設定にする予定だったので、由奈との百合設定もあっさり納得できました。
 因みにヒルダの衣装は、大体の方がお分かりになると思いますが、T.M.Rの衣装をモチーフにしています。だからお胸が…なのです、と無理矢理貧乳にした理由を後付けする絵描きが私です(`・ω・´)キリッ


神代夫婦
 パパは、顔はオリジナルですが髪型が『となりのトトロ』のサツキとメイのお父さんをモデルにしています(年齢的に近そうなところと、職業が教員というところからです)。そしてママの顔は、生前の昌子さんがこんな顔だっただろうなというイメージで、髪型はデジモンのタケル(紛らわしいなあ・笑)のお母さんをモデルにしました。
 ちょっとママが(小学生の子供がいる割には)美人すぎないかな?と思ったのですが、GM曰く
「自キャラの身内を美形に描かれて喜ばないPCはいない!」
とのことだったので、そのまま採用になりました。
 因みにパパが胸ポケットに入れているカードは『山口昌子ファンクラブ会員証:会員No.009625』です。
 会員番号の意味は…某宅急便のお問い合わせ電話番号からです(笑)。


日光東照宮の建造物たち
戯れに五重塔・陽明門・祈祷殿の擬人化を描いてみたら、いつの間にか御旅所・石鳥居・左右廻廊・神楽殿・神輿社・唐門・左右透塀まで描いていました(笑)。
 色々時系列がややこしくなるので、突破した順でなく描いた順に呟いてみます。


1.陽明門
『日本を代表する最も美しい門』ということで、性別をも超越した禍々しいまでの美しさと、それに似合わぬ(本殿を守る者としての)重装備というイメージで描きました。
 顔は思い付きで特にモデルはありませんが、鎧は和洋折衷の甲冑にしようと思い『織田信奈の野望』の柴田勝家の(金属製なのに何故かアニメでは乳揺れ描写のあった)鎧の胸を平らに均したものに、剣は『るろうに剣心』の相楽左之助が初期で使用していた斬馬刀をモチーフにしました。


2.五重塔
 とりあえず2m超えの長身にするのはすぐに決まったものの、美形にするかおっさんにするか、得物を槍と日本刀と弓のどれにするか等色々迷った結果、ひょろっとした一見冴えない中年のおっさんの双槍使いにしました。
 冴えない風貌にしたのは、今まで美形キャラが多すぎたので、一人くらい地味で冴えないおっさんがいてもいいじゃないか、と思ったからです。
 双槍使いにしたのは、武人としての凄さをアピールするためです。と言っても槍=徴兵された農民兵でも使えるお手軽武器、というイメージの方も多いと思いますので解説しますと…
 実は私、槍を武器にしているキャラのコスプレを何度かやった事があるのですが、塩ビパイプと紙粘土が材料のかなり軽い槍だったにも関わらず、身長よりも長い柄&穂先と石突の重量の違いがあるというだけでかなり重心を捉えるのが難しく、両手で構えるのが精一杯で、アニメやゲームのように片手で武器として正確に急所を突いたり薙ぎ払ったりするのはかなりの熟練者でないと無理だと体感しているのがまず一つ。
 そして、槍は攻撃には非常に向いている武器ですが、刀と違い自らの攻撃時には(鍔迫り合いが無いのと、柄の長さ故に構えを瞬時に変えるのが難しいため)防御が薄くなり、またある程度の距離を保てれば優位に立てるけれど、一度懐に飛び込まれたら全く反撃できない、ハイリスク・ハイリターンな武器なのです。
 その点を踏まえた上で、片手で扱うのすら難しい武器を両手に1本ずつ持って使いこなし、更に長槍で広範囲攻撃を、短槍は時に受け流しで防御の薄さをフォローし時に長槍のリーチ内に入られた時のサブ武器として使う…というイメージです。
 こう聞くと、長短二槍使いって凄いなあ、と思うでしょ? それをちゃんと説明抜きの絵のみで表せるような絵描きになりたいものです。


3.祈祷殿
 神事を行う建物ということでまず巫女を思い付いたのですが、巫女キャラは既に(エセ巫女とはいえ)いなりがいる→じゃあ良く分からない人が巫女と間違えやすい白拍子(遊女による男装の舞い手)にしよう→白拍子なら得物は舞に使う扇がいいよね、と私がよくやる『単純なイメージの繋ぎ合わせ』でできたキャラです。
 萌え要素を入れたいという遊び心で、ミニスカ&ガーターリング&高下駄ブーツを取り入れてみたり、着物部分をシースルー素材にしてチューブトップブラを着せたりと、本当に何でもアリなお遊びをふんだんに盛り込みました(因みに下駄ブーツはVOCALOID曲『千本桜』のPVを元ネタにしています)。
 顔は特にモデルはいませんが、『笑顔な美少女なのに狂気を感じる表情』を目指して描きました。
 そして、アメノウズメ(天岩戸の扉を舞で開けさせた、芸能の神)の神器である鈴をどこかに付けたいと思い、髪飾りとして付けたところ、某三国志転生パンチラバトル漫画の劉備(女子高生)に偶然似てしまったため、神楽殿・神輿社も巻き添えで同漫画の蜀キャラがモデルになりました(笑)。


4.廻廊(少年)
 廻廊は花鳥を描いた美しい透かし彫りが特徴、と書いてあったので、花=少年・鳥=少女の擬人化にして左右の廻廊にしようと思いながら描きました。
 何となく奈良〜平安時代の稚児をイメージして描いたのですが、変形ツインテールっぽい髪型(髪に花飾りを付けたかったので)や、『花』という女性的なモチーフのせいか、女の子にしか見えないのが画力の至らぬところです…。
 服装やポーズ(座り方)を男の子っぽくしたのですが…狩衣が男性用装束って、歴オタしか分からないですよね、多分(私自身、イメージに合う平安貴族衣装の画像を、検索ワードをを何度も変えてググりまくりましたし…)。


5.廻廊(少女)
 廻廊の花鳥の『鳥』担当の少女です。何故鳥が少女かというと、非常に単純な理由ですがハーピーを描きたかったからです(笑)。
 や、まあ一人くらい半人半獣の異形がいてもいいかな、と。
 そしていざ描いてみて困ったのが、腕の翼が大きいために通常の和服は勿論、ノースリーブでも衣装として無理がありそうなところ。
 そこで、某三国志女体化エロゲのキャラで、和服のような袷(あわせ)や帯の、背中が大きく空いたビスチェワンピースを着ている少女の衣装を着せてみたところ、実にしっくり来まして、そのまま採用しました(因みに元キャラはワンピの上に振袖風ボレロを着ていて、その袖に鳥の翼を模した模様があったのも、流用理由の一つです)。
 余談ですが彼女が下駄や草履といった外履きを履いていないのは『空中戦特化キャラで、戦いの中で地に足を付いたら負けと誓っているので、敢えて外履きを履かない』という妄想設定故です。


6.唐門
 唐門には番人?として龍と恙(つつが)という幻獣の像が付けられています。
 それらは「逃げていかないように」と、恙は四足に枷を付けられ、龍は鰭(翼)を切られています。
 そのイメージと、見るからに派手で強そうな陽明門とのギャップを強調するために、片翼を失い手足に枷を付けられた(=本来の龍神としての姿と力を封印された)「え?」と拍子抜けしそうなくらい平凡で弱そうな少年の姿にしました。
 因みに、少年としての姿のモデルは『千と千尋の神隠し』のハクです。何故ハクなのかは『千と千尋〜』を未見の人にはネタバレになるので、敢えて秘密で。


7.透塀(男)
 ここまで描いてきて
「そういえば弓キャラいないなあ。折角だから同じ栃木出身の那須与一っぽいキャラを描こう」
と思い、漫画『ドリフターズ』(「いい湯だな〜♪」の人たちじゃないですよ・笑)の那須与一をモデルに描きました。
 とは言え、全くそのままじゃ面白くないと思い、ドリフターズの与一より若干大人っぽくしたり、個人的趣味で前髪で片目を隠したりしたところ、VOCALOIDの神威がくぽみたいになってしまいました(笑)。
 がくぽじゃないよ!(家康が想像し投影した姿の)那須与一だよ!


8.透塀(女)
 …まずは、この動画を見て下さい→http://www.nicovideo.jp/watch/sm9206487
 そうです、この花魁のまんま女体化です(ややこしいのですが、博徒が男装した鏡音リン、花魁が女装した鏡音レンなのです)。
 透塀の画像を見た時に、格子状の部分が遊郭の見世っぽいな〜と思い、一番最初に思い浮かんだ遊女=この動画のレンを女体化して、三味線も蛇皮の琉球三味線(正式名は三線)ではなく、本州で主に使われている猫皮の三味線にしました。
 しかしこの動画、曲もPVも神なのに知名度は今ひとつなんですよね…バベルの鎖の影響かしらん(笑)。


9.神輿社
 髪型や顔立ちのモデルとなった、某三国志パンチラ(略)の張飛(女子高生)は関西弁のオカン兼ツッコミ担当キャラですが、一枚絵の静止画だから喋らないし、そもそも日光の建物が関西キャラってのもなあ…と思い、まるっと方向転換して和ロリキャラにしました。
 基本は祈祷殿・神楽殿と同じく白拍子ベースですが、薔薇の眼帯・袖のフリル・高下駄ブーツの飾りリボン等にロリータの要素を入れました。
 ロリ+クナイ+無表情で、侵入者を淡々と機械的に仕留めるサイコ系暗殺者を表現できてればいいなあ…と思ってます。


10.神楽殿
 これは見る人が見れば一発で分かるくらい、某三国志パンチラ(略)の趙雲そのまんまなのですが、実は白拍子服のデザインは三国志とは無関係の平安もの乙女ゲー(いわゆるネオロマンスシリーズの一作品)に出てくる、白拍子に扮した女スパイの衣装がモデルになっています。
 また、武器が(中国剣舞用に近い)双剣なのは、某三国志パンチラ(略)の趙雲が妖刀使いなので、そこから取りました。
 因みに祈祷殿・神輿社・神楽殿の三人とも武器が左右の手に同じものである理由は、陽明門より内側でありながらこの三棟だけ国宝ではなく重要文化財止まりのため、「何か共通点を持たせたい→白拍子というだけでは物足りない→両手に同じ武器という共通点も持たせよう」と思い、神輿社は両手クナイ・神楽殿は双剣を武器として描きました。


11.石鳥居
 GMからの依頼で
「石鳥居は軍師っぽい感じで」
という注文だったので(その注文が無かったら、おすもうさん系の容姿になっていたと思います…)、細身・編んだ長髪・片眼鏡・軍配等の『軍師テンプレ』をこれでもかと盛り込みました。
 羽織はゲームの『三國無双シリーズ』より諸葛孔明の羽織をモデルに、腕に乗ってるフクロウはギリシャ神話より知恵と戦いの女神アテナの象徴であるフクロウを『軍師としての象徴的アイテム』としてデザインしました。
 因みに私の中での彼のCVは飛田展男さんです←全くもってどうでもいい


12.坂下門(眠り猫)
 おねむを邪魔されて不機嫌ちゃんな猫さんです(そのまんますぎ)。
 しっぽがお怒りのあまり膨れ上がっているのがチャームポイントです。
 台詞を変声で読み上げると、一層緊張感がなくなってお勧めです(笑)。
 ねこ大好き(二度目)。


13.御旅所三人娘
 実はこの絵、第10話セッションの前日か当日に急遽描き上げたものなので、衣装のデザイン等は元ネタほとんどいじってません(アレンジを考える時間的余裕が無かったのです…orz)。
 左から『戦国ランス』の千姫・『百花繚乱』の千姫・『戦国無双』の千姫です。
 つまりこの三人は家康ではなく孫の千姫なので、一番最初の謂わば前座的ポジションの敵として出てきたという訳です。
 因みに『戦国無双』の千姫は二頭身の画像しか見つからなかったため、特徴はそのままに頭身だけ女子中学生くらいに上げてます(あと、足元が地味だったのでルーズソックスを履かせました。ロリキャラにルーズソックスは同じKOEIの三國無双での小喬衣装で既に出ているので、KOEIの無双シリーズならアリかなーと思ったので)。
 あと、元ネタのキャラを調べたい、画像を見てみたいという方へ…『戦国ランス』と『百花繚乱』はエロ・肌色過剰略してハダカにある程度の耐性が無い方にはお勧めできませんので悪しからずm(_ _)m


徳川家康
 キャンペーンにおいてのラスボス、東照大権現様でございます。
 ノーライフキングの説明に『屍王としての力が強くなるほど、肉体が白骨化・水晶化していく』と書いてあったため、上級ルルブのNPC一覧に載っている『蒼の王コルベイン』よりも更に肉体が人間離れしており、そのため高いサイキック能力を持ち魂を共有するコア=透を吸収しないと(筋肉や神経系が全く残っていないため)動くこともままならない…といったイメージで描きました。
 コアと肉体を切り離したのは、恐らく三百年前に封印された時に抜け殻として肉体だけが残り、その後サイキックアブソーバー発明とともに家康と同レベルの強大なノーライフキングが次々と活動不能になっていく中、家康だけはコアと肉体が切り離されていたため、それが統合すれば再び活動できる状態にあった…と勝手に予想(笑)。
 そして家康(の肉体)は、蒼の王コルベインが白骨を主とした身体であるため、被らないように水晶化の方をメイン、というか頭部の髑髏のみが骨を表しているように描きました。
 あと、絵では小さくて分かり辛かったかもしれないので説明すると、家康の魂が顕現した状態の透は色素の薄かった髪が黒髪になり、かつ白目の部分が黒く染まって、あからさまに闇堕ちしましたー、ダークネスになりましたー、と分かる風貌になっています。
 そして絵描きとしての裏話ですが、パッと見だと家康の肉体は水晶の結晶柱がまんべんなく生えているため、かなり凝って時間をかけて描いたように見えるかもしれませんが、実は水晶の結晶柱が単純な形状の無機物のため、ひたすら水晶柱のベースとなるトゲを描いた後、トゲに角柱となるための角の線を描き足していっただけなので、それほど労力は使っていません。
 所要時間は恐らく1時間半〜2時間程度だったと記憶しています。

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最終更新:2014年02月08日 08:04