第5話「謎の新興企業」

5.1. 届けられた銃(日曜)

「百合子ちゃーん、届け物だよー」

 くらげ館の寮長・満月の声が、百合子とまどの部屋に響き渡る。どうやら、百合子宛の小包が届けられたらしい。その包装紙の外側には「内容物:銃」と記され、差出人欄には「ディオ・コッキー商会」と書かれている。訝しげに思いながら百合子がその箱を開けると、中には見たことのないデザインの銃と、六発の弾丸、そして取扱説明書が同封されていた。

「最近、天使との戦いで自分の力を出し切れない、そんなアナタにオススメ。本商品『エンジェルバスター』は、対天使用に特化された銃です。これを使えば天使なんてイチコロ。アナタも学園のヒーロー・ヒロインになれること間違いなし。本日は特別に試供品を御送りします。天使撲滅弾6発入り。ご使用になられた上でのご感想などをお客様のブログ・ツイッターなどで紹介して頂ければ、その内容に応じて、更に追加で弾薬を送らせて頂きます」

 この露骨に怪しい説明文を不審に思った彼女は、「ディオ・コッキー商会」についてネット検索してみた。すると、「この剣、サイコー!」「この鎧使ってから、傷一つ受けていません」といった日記やつぶやきを多数発見する。説明文を読む限り、その銃の性能は確かに通常の銃よりも遥かに高性能なのだが、百合子としては文面通りにその内容を受け取ることは出来ず、結局、その銃はそのまま箱に戻され、彼女の部屋の一角に放置されることになった。

5.2. 勤労少年の帰還(月曜・授業&放課後)

 その翌日、2年42組の教室に、久しぶりに明良が登校してきた。

「よう、久しぶりだな。相変わらず、マヨってるか? 俺はここ最近、すっかりタルんでるよ」

 そう言って、タルタルソースを片手にバンド仲間のマヨネーズに語りかける彼であったが、その直後、教室内でのマヨネーズの席の近辺に異変が生じていることに気付く。

「おいおい、お前の席、いつのまにやら、随分華やかになったじゃないか。今まで、誰もお前の隣に座りたがらなかったのに、今や両手に花かよ」

 そう言って、百合子と桃香に目を向ける。先日の戦いで、一応、百合子とは顔を合わせてはいたものの、まだ互いに名前すら知らない関係であった。そして、誰も隣に座りたがらずに空席のままだったからこそ、転校生の二人がそこに座らされるようになった、という至極単純な理屈にも、彼は気付かないままだった。

「実は俺、最近、学外からの配達のバイトを始めてさ。学園御用達の業者じゃないから、あんまり大きな声じゃ言えないんだけど、結構、バイト代はいいんだよ。そんで、ちょっと生活にも余裕が出来たから、久しぶりに学校に来てみた、って訳だ」

 そんな彼の発言に、「もしや……」と思った百合子は、彼から詳しい話を聞こうとする。

「あぁ、アンタが剣さんか。昨日、アンタの所にも荷物を届けたよ。あのディオ・コッキー商会ってのは、割とリピーターが多くてね。これまでにも、同じ客に何度も同じような品物を届けたりもしたよ。ちなみに、俺にこの仕事を教えてくれたのは、筧さんっていうOBの人なんだけどな」

 久しぶりに、自分に親友の形見を届けた男の名を聞かされた百合子は、複雑な表情を浮かべつつも、相変わらず、届けられた銃を実際に使ってみようという気にはなれないままでいた。
 そして、その日の授業後、今度は百合子に対して、明良の方から声をかける。

「さっき聞いたんだけど、どうやら、ウチのマヨがアンタに対して、色々と迷惑かけてしまっていたようだな。そのお詫びと言っちゃあ何なんだが、今日は俺にエスコートさせてくれないか?」

 要は、デートのお誘いである。異性としてはともかく、彼の持つ情報に興味があった百合子ではあったが、この後に予定されている個人授業をサボる訳にもいかなかった。

「ごめんなさい。明日の午後じゃダメかな?」
「あぁ、別にそれでも構わないよ。それじゃあ、また明日」

 そう言って約束をかわす二人であったが、残念ながら、その機会が訪れることはなかった。

5.3. 広がり始める異変(月曜・授業&放課後)

 一方、その頃、中等部でマイペースに勉学に励んでいた月の耳に、級友達の話し声が聞こえてくる。

「おい、お前、なんだよ、その武器? 見たことねーぞ」
「これはな、俺のような選ばれた人間だけに与えられる特注品なんだよ。お前等が使ってるような、学校の支給品とはモノが違うのさ」

 そんな自慢話をしている友人達を横目に、この日も彼は淡々と授業をこなし、そして(先日の騒動で微妙に被害を受けたままの)自宅へと帰ろうとしていた。
 しかし、その帰宅の途上、突然、謎の銃弾が彼を襲う。その場に居合わせたアンドラス達の助けもあって、大事には至らなかったが、その狙撃犯の正体は分からないままであった。ただ、その場に落ちていた銃弾は、学内でインフィルトレイター達に支給される銃弾とは明らかに異質の、奇妙な力が込められた代物であることは確認出来た。

 そして、その日の夜、薊がくらげ館を訪れる。どうやら、彼女はこの島の近辺に天使が近付いてきているような気配を感じたらしい。薊自身、杞憂かもしれないと思いつつ、一応、くらげ館の住人達には警戒の必要性を告げた上で、海岸沿いの調査へと向かう。そして、彼女のその嫌な予感は、残念ながら翌日、見事に的中することになる。

5.4. 天使軍の猛攻(火曜・授業〜放課後)

 その翌日、火曜日の講義が始まろうとしたその瞬間、学内放送が流れる。

「天使の眷属達の大群が、この学園に向かって進軍しつつあるため、本日の講義は一切中止とする。戦える状態にある者は全員、総力をもってこれを撃退せよ」

 これまでにも何度か、こういった形での天使軍の襲来はあったが、今回はその中でもかなり大規模な侵攻である。だが、薊が事前に各方面に警戒を呼びかけていたこともあり、学園側も迎え撃つ準備を密かに進めていたようで、この戦いは学園側の大勝に終わる。
 この戦いではアンドラスや百合子達も大いに活躍するのだが、学園内のいくつかのクラスで、それまで全く目立たなかった学生達が、この戦いで次々と大きな成果を上げた、という噂が広がる。その一方で、この日も学校に来ていた勤労少年・竜童明良は、この戦いで意識不明の重体へと陥ってしまう。
 放課後にデートの約束をしていた百合子は彼の搬送された病院へと向かうものの、彼の意識は戻らない。だが、彼女が傍らで彼の回復を祈っていたことが、どうやら朦朧とした意識にあった明良には伝わったらしく、二人の心の間にあった距離は、この後、少しずつ縮まっていくことになる。
 一方、その頃、マヨネーズは、なぜかここ最近、関係が深まりつつあったミハイルに、壊れかけた携帯電話を渡されていた。

「これは、お前と同じクラスの竜童明良という学生の携帯らしい。戦場に落ちていたらしいから、とりあえず、届けておいてくれ」

 そう言われて受け取った携帯の画面を見て、彼は静かに驚愕する。そこには、「カノン・ライヘンベルガー」「筧鷹政」「ディオ・コッキー商会」という三件の留守番電話が残されていたのである。若干の罪悪感に捉われながらも、マヨネーズはその留守番電話に耳を傾ける。スピーカー部分が微妙に破損していたため、よく聞き取れなかったが、カノンからの伝言は以下の通りであった。

「先輩が、天使に憧れを持っていたことは知っています。でも、先輩にはそれ以上に、ベーシストとして叶えたい夢がある筈です。それを叶えて、人間としての自分への未練を断ち切った後でなければ、使徒にはなれません」

 この口振りからして、明良がカノンに「自分も使徒になりたい」と事前に伝えていたことが推測される。さすがに、バンド仲間として見過ごすことは出来ないが、いかんせん話が唐突すぎて、どう対応して良いものか分からない。
 そして、筧からの電話は雑音が酷くて内容が確認出来なかったのだが、ディオ・コッキー商会からの留守番電話には、こんなメッセージが残されていた。

「いつもお世話になっております、ディオ・コッキー商会です。次の商品の受け渡しですが、木曜の深夜にいつもの場所で、お待ちしております」

5.5. 繋がる点と点(水曜)

 そして翌日の朝、昨日の病院での様子とは打って変わった爽やかな顔で、明良が登校してくる。

「いやー、昨日は睡眠不足と空腹が原因で、身体が動かなかったんだよ。心配かけてしまって、ごめんな」

 彼の顔には一片の曇りも迷いも、何かを隠している様子もなく、拍子抜けしたマヨネーズは、それでもやや警戒心を抱きつつ、預かっていた携帯を彼に渡す(無論、留守電を黙って聞いたことは、彼には告げていない)。
 そして、この日の授業には、学園全体で欠席者が多かったらしく、どの授業でも空席が目立った。そして、その欠席した生徒達の大半は、昨日の戦いで目覚ましい成果を上げた者達ばかりだったのである。また、彼等の多くが、学園からの支給品とは異なる「学園未認可の装備」を身につけていたらしい。
 さすがにこの状況に至り、アンドラス達も自分達の身の回りで起こっている状況に対して、本格的に調査を始める。まず、百合子の家に届けられた「エンジェルバスター」について詳しく解析してみたところ、どうやらこの武器を使うと、カオスレートが「プラス」の者(天使、使徒、ディヴァインナイト、アストラルヴァンガード、etc.)に対する、「理由のない敵意・殺意」が増幅するという副作用が発生することが判明する。そして、昨日の放課後にカノンを襲った銃弾こそが、そのエンジェルバスターの付属品として百合子に送られていた「天使撲滅弾」であることも確認出来た。
 この結果から推測するに、おそらく、ディオ・コッキー商会によって武器を一方的に送りつけられ、それを用い続けたことで自我を失ってしまったのではないか、と推測される。では、このディオ・コッキー商会とは、果たして何者なのか? そして、明良はどこまで彼等と関わっているのか? そんな疑念が彼等の中で広がり始める。 
 そんな中、 風紀委員会の一部が、その明良の身辺調査を始めているらしい、という情報を手に入れる。ミハイルとのコネを利用してマヨネーズがその理由を調べてみたところ、どうやら最近、学園内のプールの女子更衣室に盗撮カメラが発見されたらしく、その犯人を調べていたところ、夜中にプールに忍び込んでいるという目撃情報のあった明良が容疑者として浮上しているらしい、ということが判明する。
 一方、その頃、明良は、バンド仲間やクラスメート達が自分の動向を探っているとは露知らず、まどを誘って、放課後ショッピングを楽しんでいた。一応、彼女が転校してきた時の戦いで面識のある関係ではあったが(実は明良の方は、その頃から、まどのことを「大人しそうで綺麗な先輩」と思っていたのだが)、今回の買い物は、自分を心配して病院まで来てくれた百合子へのお礼の品を買うために、彼女ことをよく知っているであろうルームメイトのまどの意見を参考にしようと考えて誘った、という訳である。
 結局、最終的には百合子の好きなファンタジー小説をプレゼントすることになり、百合子は素直にそれを受け取った上で、それとなく明良に、ディオ・コッキー商会との関係について探りを入れてみる。すると、どうやら彼はいつも真夜中のプールで密かに品物を受け取っているらしい、という情報を手に入れる。
 こうして、ようやく点と点が繋がり、今回の事件を貫く一本の線が視界に入った百合子達は、翌日(木曜)の夜に、明良より先回りする形で、ディオ・コッキー商会との接触を試みることを決意する。

5.6. 真夜中のプールでの決戦

 そして、翌日の深夜、計画通りにプールに忍び込んだ百合子、アンドラス、月、マヨネーズ、真司、まどの6人の目の前に、奇妙な風貌の3人組が現れる。暗くてよく見えないが、どことなく、人間ではない異形のオーラを感じた。

「おやおや、見慣れない方々ですね。こんな夜中に、こんな所で何用ですか?」

 リーダーらしき男がそう語るが、百合子達にしてみれば「それはこっちの台詞」である。そんな彼女達のむき出しの警戒心を悟りつつ、その男はこう続ける。

「はじめまして、ディオ・コッキーと申します。今日は品物の受け渡しのために来ただけですが……、もしかして、竜童さんのお知り合いですかね?」

 そう言って、探りをいれてくる彼に対して、アンドラス達が彼等の購入した武器を買った者達が次々と失踪しているという事実を告げると、男はとぼけたような顔で、こう語る。

「それは、武者修行にでも出かけたのではないですかね? ウチの武具は優良品ですから、さっそく、その力をもっと使いたくなったんでしょう。良かったら、皆さんもどうです? ちょうど今なら、接近戦用も遠距離戦用も、色々と取り揃えてますよ。どうですか、これとか?」

 しかし、百合子達の彼等への視線は、より一層、冷たいものへと変わっていく。その空気は、その男自身も明確に感じ取っていた。

「……どうやら、あまり我々のことを快く思っては下さらない方々のようですね。仕方ない。営業妨害する気なら、竜童さんが到着する前に、排除させて頂きますよ」

 そう言って、彼等はそれまで抑えていた真の力を開放し、その姿が月明かりの下に照らされる。それは紛れもなく、悪魔達(下位悪魔、悪魔戦士、業魔)の姿であった。そのことを確認した上で、百合子達もまた、学園への侵略者達を排除するために、それぞれの武器を構えて乱戦状態に突入する。
 だが、ここ数回の戦闘では天魔を相手に圧倒していた彼等も、今回は予想以上の苦戦を強いられる。特に、戦闘開始直後の連携ミスにより、マヨネーズが敵の刃にかかって倒れてしまったことが響き、徐々に追い詰められていく。途中で、偶然通りかかったサルビアの救援もあったが、それでも劣勢を跳ね返すのは難しい。そして遂には、守りの薄くなった防御の隙を突いて、まどにも敵の斬撃が振り下ろされようとしたその瞬間、両者の間に割って入る者が現れた。

「先輩、大丈夫……、です……、か……」

 そう言って、彼女への攻撃を庇ってその場に倒れたのは、明良であった。実は彼もまた、この日の昼に筧から「ディオ・コッキー商会には悪い噂があるから、手を切った方がいい」という連絡を受け(二日前の留守電も実は同じ内容だった)、約束の時間よりも少し早めに到着して、警戒しながら商会の者達を待とうと計画していたのである。そんな彼が、到着早々、目の前で自分の学友達が劣勢になっている状況を見せられれば、何かを考える前に身を挺して「恩義ある先輩」を庇おうとするのも、当然の話であった。
 そんな彼の姿に発奮したのか、百合子達もなんとか戦況を立て直し、遂には敵の一人(業魔)を打ち取るに至る。

「残念ですが、これ以上の損害を出す訳にもいきません。今日のところは引かせてもらいます」

 そう言って、下級悪魔ディオ・コッキーと、その部下の悪魔戦士は去っていく。本来ならば、事件の真相を知るために、彼等を取り逃がすべきではなかったのだが、既に満身創痍の百合子達には、彼等を追えるほどの余力は残っていなかった。

5.7. エピローグ

 その後、騒ぎを聞きつけた風紀委員達の助力もあり、マヨネーズと明良はどうにか一命を取り留める。そして、主犯格は取り逃したものの、その場に残っていた業魔の死体と、その場に残っていたゲートの残骸から、百合子達が見聞きした内容は正当な証言として認められ(その背後には、黒瀧やミハイルが「彼等は信用出来る学生」と学園の上層部に伝えていたことも影響している)、学園はディオ・コッキー商会の武器の仕様を全面的に禁止し、回収に回ることになった(そしてほどなく、全世界の通販サイトから彼等は追放されることになる)。
 一方、マヨネーズの中での懸念事項であった明良とカノンの電話のやり取りに関して、明良はこう説明する。

「俺、カノンがいなくなったって聞いて、何度もあいつの携帯に電話したんだよ。その時、ダメ元で留守電に『お前がどうなろうと、お前は永遠に俺のバンド仲間だ。お前が人類の敵としての道を進むなら、俺も一緒に世界を敵に回してもいい』って伝えたんだよ。多分、それをアイツが『俺が使徒になりたがっている』と勘違いしたんじゃないかな。まぁ、確かに、俺は昔、天使に助けられたこともあったから、どっちかと言えば天使とはあまり戦いたくない立場なんだけどさ」

 この彼の釈明が本当に正しいのかどうか、確認する術は今のマヨネーズにはない。しかし、これ以上、仲間を疑うようなことはしたくないと思っていたのか、それ以上の追求はしなかった。そして風紀委員会の者達も、明良はディオ・コッキー商会の正体を知らずに雇われていたということで、特にペナルティを課すことはなかった(その代わり、彼にその仕事を斡旋した筧への評価は、前にも増して悪化することになるのだが)。
 ともあれ、こうして、学園内を混乱させたディオ・コッキー商会の事件は、ひとまず幕を下ろす。しかし、行方不明になった学生達については、まだこの時点では、依然として謎のままであった。


裏話

 本来は、これが「第3話」となる筈の物語でした。第1話&第2話で百合子が天使相手にボロボロに負けまくってたので、そんな彼女の心理に付け込む悪魔の囁き、となる筈だったのですが、途中で対悪魔戦を2話挟んでしまったことで、本来予定していたテンションの物語には出来なかったのが、ちょっと心残りでした。
 まぁ、それはキャンペーンの流れ上、仕方のない話だったのですが、より大きな問題は、「PC4人用」を前提として作っていたシナリオを、そのまま6人体制となった現パーティーに対して使ってしまったため、真司&まどには殆ど話が振られないまま、ただサイコロを振ることしか役割のない立場になってしまった、ということでした。一度印刷した手掛かりカードを捨てるのが勿体なかったこともあって、「そのまま使っても大丈夫だろう」とタカをくくっていたのですが、見事に大失敗でしたね。
 そして、戦闘バランスについては「もういっそ、これくらい出しても大丈夫か?」と、それまでのラスボス級の敵を3体も同時に出してみた訳ですが、さすがにこれはちょっとキツかったようで、とりあえず、そのうちの一人を倒したところで、残り二人を撤退させるという形で決着させました(今だから言いますが、あのまま続けてたら、多分、PC側が負けてました)。新期参加の二人にとっては、ようやく、緊張感のある戦闘を楽しませることが出来たと思うので、結果的にはこれくらいで丁度良かったとは思いますが。
 ちなみに、このディオ・コッキーという名前も、元ネタはビックリマンです。まぁ、正確に言うと、純粋な「悪魔」ではなく、「悪魔系の次代」なんですけどね(どうでもいい)。

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最終更新:2013年08月26日 12:46