開催日時:2019年1月12日(土) 10時〜18時
開催場所:ラガドーン部室 ※学館貸切により変更されました。

レギュレーション
  • 使用可能ルール:基本1・2、AF、戦記DB、上級、百花繚乱、R&R記事
  • 使用禁止スタイル:なし
  • PCレベル:15
  • マスコン&国ルール:使用せず

今回予告
 アントリア北端の港町パルテノ。ブレトランドの北の玄関口とも言うべきこの地に、ノルドから密かな来訪者が近付きつつあった。彼の中は竜騎士フレドリク(PC①)。名門貴族リンドマン家の現当主にして、海洋王エーリクの義兄でもある彼は、この街のどこかに存在する一冊の「書物」を求めて、娘の契約魔法師であるカイナ(PC②)の案内で、この地へと向かっていたのである。
 一方、偶然にもこの時、フレドリクの実弟であるヒューゴ(PC⑤)もまた、教皇庁からの公式な使者として、この地の領主エルネストの地下工房で活動する一人の「画家」を教皇庁へと護送するため、この地を訪問しようとしていた。
 この地の領主であるエルネストは、警備隊長のシドウ(PC④)に前者の、長女マリベルとその契約魔法師であるラーテン(PC③)に後者の応対を命じる。だが、この二組の来訪者は、思わぬ形で一つの事件へと結び付くことになるのであった。

グランクレスト大型キャンペーン「ブレトランド水滸伝」第3話
「天威之壱〜夢を描く者〜」

混沌を収め、聖印に至れ!

PC① スタイル:キャヴァリアー
 キミの名はフレドリク・リンドマン。ノルドの竜騎士であり、四人の娘の父でもある。キミはとある事情(裏ハンドアウト参照)により、『紅蓮の姫と紺碧の翼』という書物を探している。キミの契約魔法師のマールの用いた探知魔法によれば、その本は港町パルテノにあるらしい。
 なお、キミには「夜空を見上げた時に、なぜか『他の人の瞳には映らない八つの星』がキミにだけ見える』という奇妙な能力が(キミが初めて聖印を手に入れた時から)備わっている。キミ以外にその星が見える人物と出会ったことはない。その理由については、まだキミは知らない。
因縁:マール・オクセンシェルナ(ヒーラー 29歳 女性) 推奨感情 メイン:誠意/サブ:信頼
因縁:ラスク(レイヤードラゴン ?歳 男性) 推奨感情 メイン:同志/サブ:連帯感
 マールはキミの契約魔法師、ラスクはキミの乗騎となるレイヤードラゴンである。二人は夫婦でもあり、キミの妻であるクリスティーナ共々、家族ぐるみでの深い関係にある。今回はラスクがキミと同行し、マールはノルドに残ることになった(彼等の詳細も裏ハンドアウト参照)。
+ PC①の裏ハンドアウト
 キミの正体(本来の姿)はレイヤードラゴンの邪紋使いである。数ヶ月前、キミとフレドリクが足を踏み入れた魔境で突如発生した特殊なハプニングによって、フレドリクとキミの魂が入れ替わってしまった。キミの妻にしてフレドリクの契約魔法師であるマールの見解によれば、この状態は通常の方法で元に戻すことは出来ず、魔境内で同じハプニングが発生するのを待つのも非常に難しいらしい(なお、その魔境自体は既に消滅している)。
 本来、聖印も邪紋も、その身体の持ち主の魂を反映して生み出されたものだが、キミとフレドリクは長年苦楽を共にしてきたこともあり、キミの魂はフレドリクの聖印と融合し、キミの邪紋はフレドリクの魂を受け入れた。しかし、それでもやはり本来の魂との齟齬があるため、現状ではそれぞれの力を完全に発揮することは出来ない。それに加えて(意志の力で完全に制御可能な聖印とは異なり)邪紋は常に刻んだ者の魂を貪り続けるため、本来の自身の魂を反映していない邪紋が刻まれた身体に宿ったフレドリクの魂は、徐々に衰弱し始めていくことになる。
 この事態を憂慮したマールが独自の情報網を用いて解決策を模索したところ、どうやら過去に同じような状況に陥った上で、最終的に元に戻ることに成功した事例が存在するらしい。その伝承は数百年前に書かれた『紅蓮の姫と紺碧の翼』という文学作品に記されていたらしいが、発行部数は極めて少なく、現在はエーラムの図書館にすら所蔵されていないという。だが、その本を魔法(ロケートオブジェクト)で探してみた結果、ブレトランド北端の港町パルテノのどこかに一冊存在することが判明し、キミとフレドリクは(魂が入れ替わった状態のまま)ブレトランドへと向かうことを決意した。
 この件に関しては、表沙汰にするとノルド全体に動揺を招きかねないため、今のところ、それぞれの妻以外には伝えてはいない。だが、事態の解決のために必要とあれば、部外者にも(信頼に足る相手だと確信出来る者であれば)事情を話した上で協力を申し出る必要があるだろう、とフレドリクは言っている。
 なお、表ハンドアウトに書かれている「八つの星」については、魂が入れ替わってキミが聖印を手にした直後から見えるようになったが、フレドリクには(以前も現在も)それらの星は見えていないらしい。
 また、表ハンドアウトに書かれているマールとラスクへの「感情」は、実際には「フレドリク→マール」「フレドリク→ラスク(キミ)」への感情である(つまりはダミー)。実際のキミ自身が二人に対して抱いている感情は自由に決めた上で、GMに伝えること。

PC② カイナ・メレテス
 キミはPC①の長女カタリーナの契約魔法師である。一年前までダン・ディオード付きの無任所魔法師としてアントリアに在籍していた縁から、PC①のアントリア渡航の「案内役」として彼と同行することになった。なお、実質的に似たような立場にあったPC③とは顔馴染みである。
+ カイナ
因縁:カタリーナ 推奨感情 メイン:任意/サブ:好奇心
 キミの契約相手の君主であり、PC①の長女でもある。通称、鯨姫。彼女はここ最近、父の様子が「どこか変」だと思っているらしいが、どこがどう変なのか、上手く言葉に出来ないらしい。今回の同行にあたって、PC①に何か異変が感じられないかどうか、探っておいて欲しいそうだ。
+ カタリーナ

PC③ ラーテン・ストラトス
 キミはパルテノの領主エルネストの長女マリベルの契約魔法師である。キミは彼女と共に聖印教会からの使者であるPC⑤への応対を命じられた。PC⑤が連れて帰る予定の画家のレディオスとは一応の面識はあるが、どうもここ最近、彼の様子がどこかそわそわしているという噂を聞く。
+ ラーテン
因縁:マリベル・キャプリコーン 推奨感情 メイン:任意/サブ:友情
 キミの契約相手の君主。パルテノの領主エルネストの長女であり、いずれは領主の座を継ぐと言われている。レディオスとは以前から親しく、数ヶ月前に「戦いの絵を描くために実際の戦場をこの目で見たい」という彼の要望に答えて、小さな魔境討伐に彼を連れて行ったこともある。
(詳細は『グランクレスト戦記データブック』p.74を参照)

PC④ シドウ・イースラー
 キミはパルテノの警備隊長である。キミはノルドから密かに来訪予定のPC①とPC②への応対を命じられた。異国の要人である以上、彼等に危害が及ばぬよう警護する必要があるのは当然だが、もし彼等の側に領内で揉め事を引き起こす予兆があれば、その時は全力で止める必要がある。
+ シドウ
因縁:クレハ・カーバイト(魔法師? 17歳? 女性) 推奨感情 メイン:任意/サブ:隔意
 最近、キミの副官に任命された女性。『ナイトウィザード』という名の「書物」から出現する投影体のような存在。特殊な弓を用いる魔法を用いることから、分類上は「山吹の静動魔法師」とされているが、本人は「陰陽師」と自称している。性格は明るく活発だが、どこか抜けてる。
(詳細は『ナイトウィザード』の各種リプレイを参照してもしなくてもいい)

PC⑤ ヒューゴ・リンドマン
 キミは聖印教会の教皇ハウル直属の騎士であり、PC①の実弟でもある。今回のキミの任務は、パルテノで活動する画家のレディオスを、現在改築中の教皇庁の大聖堂に設置予定の「始祖君主レオンの肖像画」の担当絵師として、聖地マトレ(イスメイア)へと連れ帰ることである。
+ ヒューゴ
因縁:レディオス・ミューゼル(一般人 18歳 男性) 推奨感情 メイン:可能性/サブ:任意
 以前はバランシェ神聖学術院の芸術学部に所属していたが、数年前に同学部が廃止された後、パルテノの地下工房へと招かれた。両親が敬虔な信徒だったため、幼少期は教皇庁で育っており、キミとも面識がある。当時の彼は「いつか教皇庁に自分の絵を飾るのが夢」と語っていた。

+ PC&NPCの主な過去登場回(今回のセッションとは直接的にはあまり関係しません)
ブレトランドの英霊2:ラーテン
ブレトランドの英霊4:シドウ
ブレトランドの遊興産業2:マリベル&シドウ
ブレトランド八犬伝7:マリベル&シドウ
ブレトランドの光と闇1:カイナ&カタリーナ
ブレトランドの光と闇6:ヒューゴ
ブレトランドと魔法都市3:ラーテン&マリベル
ブレトランドと魔法都市4:クレハ&マリベル

  • 新年あけましておめでとうございます。確認ですが、ヒューゴの「伝家のハーフヘルム」はそのまま装備していても大丈夫でしょうか。 -- 文一郎 (2019-01-06 14:18:40)
  • 問題ないです。そのまま持っていて下さい。 -- Y武 (2019-01-08 19:59:29)
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最終更新:2019年01月14日 08:56