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Let's Encrypt のルート認証局移行問題の解説

担当:北海道情報セキュリティ勉強会(せきゅぽろ)
講師:漆嶌 賢二
Let's Encryptのルート認証局以降問題の解説


github/kjur/jsrsasign
→google OSS award


Let's Encryptのルート認証局移行についてちょっと調べてみた
https://qiita.com/kjur/items/2fd72b6707497c7fc6c5/

HTTPS、証明書、Let'sEncrypt

  • HTTPS
デジタル証明書

  • Let'sEncrypt
証明書:最低数千円有料
→無料で提供してくれる
→2016/4開始
 →ISRGによるproject
→企業などの寄付で運営
→200万発行/day
→2億枚/dayの発行が可能
→2.4億siteが利用。
 →IdentTrust:Let'sEncryptと提携
→chain
 ISRG Root X1
 └ R3
  └ サーバー証明書
 →の書き換えでトラブル
  →運用変更のアナウンスが2転3転4転した...
→2018/8に主要ブラウザにISRG Root X1証明書が搭載された
→2019/7月予定→2021/5実施まで遅延。
サービス開始時にも同じようなことがあった。
→2015/6開始予定→2015/9開始
 ISRG Root X1
 └ Let'sEncrypt X1自前中間CA
  └ サーバー証明書
  ↓
 DST Root X3:IdentTrust
 └ Let'sEncrypt X1自前中間CA
  └ サーバー証明書
  ↓2018/8から
 ISRG Root X1 or DST Root X3:IdentTrust
 └ Let'sEncrypt X1自前中間CA
  └ サーバー証明書

IdentTrustのroot証明書を切り捨てるとなったとき困る人が出てきた
→Android7.1.1以降からISRG Root X1搭載
 →市場の3x%のAndroidがその証明書使えなくなる

証明書の検証
→RFC5280 6章に検証方法の例がある
 →同じ結果ならアルゴリズムは自由。
→署名の連鎖、名前の連鎖、有効期限、基本成約(CA用か)、失効検証、アプリ用途ごとの検証
 →androidは2021/9以降は有効期限を無視する
  →Androidはトラスとアンカーの主体者と公開鍵しか検証に利用していない。
→信頼点:トラストアンカー→一般にルート証明書

認証局としてやっていいのか?
2021/9以降何が起きるのか?
→IdentTrustの弱い鍵を破壊。
 →CRL発行ができなくなる。
→CA監査をSchellman&Companyがやっても良いって言った。
 →CABF BR、MSなどのRoot証明書を持つ各機関が文句を言ってない。
 →Schellman&Companyて大丈夫なの?

Let'sEncryptがあればお金のかかる認証局はいらない?
Let'sEncrypt
→DV証明書:ドメイン名だけ表示されるサーバ証明書だけ発行してる。
→Let'sEncryptが発行できない証明書
 →ドメインを持つ会社名も表示できるサーバ証明書
 →TLSクライアント証明書
 →メール用証明書
 →コード署名証明書
 →IoTなど機器証明書
  →クライアント証明書の一種。接続している機器がホントにIoT機器だと証明できる。

古いAndroid(2.3.6~7.1.0)Userを救えた
→無料証明書で救われるuserは多い。
→監査、リスク上問題ないか?は疑問。


更新日: 2023年08月17日 (木) 22時03分52秒

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