彼女に剣を-phase02


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  • ho-senka
「おいおい、川中島くん。半ドンですかぁ?」

面倒な奴に捕まった。御手洗はクラス委員長、ヤンキー崩れのような風貌のくせに規律にはクソ厳しい。

「ああ、実は親戚の友達の妹の旦那さんが酷い引き篭もりらしくてな。急遽俺が彼の心のケアに駆り出されたというワケさ。全く、元引き篭ラーだからって、あんまりアテにして欲しくは無いのだがな」

「あァ!?」
「川中島君…もうちょい、取り繕う気概を見せた方がええんとちゃうかなぁ」

御手洗の側に付きそうのは流清水、京都弁のお淑やかな女性だが、御手洗の側で副委員長なんてやってるせいで『便所コンビ』などという哀れな俗称で一括りにされている。
ちなみにこの子の前でその単語を口走ると、殺される。

「じゃあ仕方ねぇな、その親戚の友達の妹の旦那さんに夜露死苦伝えてくれや」
「えー…御手洗くん、優しすぎやわぁ…」

サムズアップしながら去っていく御手洗、あえて突っ込まない流。
アイツらは今後出番があるのだろうか…

そんなことを考えながら帰宅する。

「なんだよ、これ…」

家には巨大な…

  • ooi
家には巨大な非常用脱出ロケットが備えて「あった」のだが
綺麗さっぱり無くなっているではないか。

これは事件の匂いがするぞ

  • issen
その考えに行き着いたのはまだもう一つ理由があった。


"御手洗大志"が玄関で死んでいた。


さきほどスクールで挨拶を交わしたばかりの友人が、自宅の玄関で死んでいたのだ。
「な、なぜ・・・」
疑問ばかりが頭に浮かんだが、口から出た言葉はありきたりな台詞に過ぎなかった。

ガタッ!

放心状態の川中島郁人であったが、大きな物音で我に返り、後ろに振り向くとそこには意外な人物が。


  • ENISI

「10年振りだね、川中島君…。」

この数刻で何人の人と会っただろう。正直もう脳が処理しきれてない。
俺の脳みそは灰色でもピンク色でもないのだ。新規キャラはもう増やさないでほしい。最高48人までだ。

「えっと、どちら様でしょうか?」

「まだ、知らなくていいよ。ただ、君の世界を壊しに来たんだ。この- 檻 -の中から逃げ出すためにね。」

「じゃあ、それでいいです。そんなことより、知り合いが倒れてるんで手伝ってくれませんか?」

「誰か倒れてるって?」

「誰がって、ほらそこに…。あれっ?」

振り返ると、血溜まりスケッチ状態の御手洗がいない。

「…どういうことなの?」

  • hasetti

「フフフ・・・御手洗くんの死体が消えたのは組織から奪った発明の実験の結果だろう。」

発明!?まさかあの発明なのか!?噂は本当だったのか!?

「発明って・・・まさか・・・!?」

「君は発明についてずいぶん調べてるようだね。巷では噂程度のことなのに熱心なことだ。
 そう・・・その「発明」だよ。」

「なんだって!?」

噂は本当だったのか!?発明の実験!?御手洗の死体を利用・・・御手洗は殺されたのか!?
俺は殺されるのか!?

「こ、殺さないでくれ!死にたくない!」

「殺しはしないよ。御手洗くんも僕が殺したわけじゃない。実験の結果さ・・・」

発明の実験ってなんだ!?御手洗が死んで・・・頭がおかしくなりそうだ!

「言っただろう。君の世界を壊しに来たと。そのためにこの町を発明の実験場にさせてもらった。
 -檻-から逃げ出すには少々、生贄が必要でね。さあ、明日から楽しくなりそうだ・・・」

その人はそう言い残し、去っていった。

「発明の噂は本当だったんだ・・・御手洗・・・」

そのとき俺はあいつのことを思い出した。この町が本当に発明の実験場となっているなら
あいつが危ない!

「無事でいてくれよ・・・!」

そういって俺は飛び出していった。

  • shu

全速力で、両足で地面を蹴り飛ばして一刻も早く。
そうしようと思っていた。

「ぐっ!」
急に体を何かが巻き付いた。身動きが取れずその場に倒れる。

これは…布団!?

「無事だったみたいね。」
「…!?」

見上げるとそこには青と白の縞々模様の神々しい三角地帯が。
さらにその先には見知った顔が現れた。
「時計!!良かった無事だった、んぐ!」
彼女の手が口を覆う。

「うるさい。黙りなさい。」
「んぐぐんぐんぐ。」

「今の事態に驚いてるようだけど、私もビックリだわ。
どうやらあなたは私たちにに必要な人間みたいなの。来てもらうわ。」

「んん!?」

訳の分からないまま拘束され、以前縛られたまま。
口を覆う手からはほのかに甘い匂いがする。
今まで嗅いだことのない匂いだ。少なくともこの檻の内では。

急に体が軽くなる。

「暴れないでね。」

彼女の忠告を理解する間もなく、体はさらに上昇し
やがて郁人の意識は途絶えた。


少女と布団は放物線を描き、空の彼方へと消えていった。

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