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【のび太視点】
《……コホン。では、改めて。
我は冥界の番人、ギラティナである。
どうやらおぬしはフワンテに導かれてここにきたようだな。
よくここまで来たな。普通抵抗するだろ。
まぁ良い……私は試しているのだ。ここに来る者たちを。
今まで来た奴は皆歯ごたえがなくてつまらなかったのでな。
さあ、早速勝負しようではないか。》

いや、コイキングだけで勝負といわれても……

《さぁ、早く来い!》

人の話を聞けっての。それだから誰も来ないんじゃないのか?

《……言うな。》

仕方ないな。いくぞ、コイキング。

《貴様、コイキングなどで挑むとは、我をなめているな?》

→いいえ

《聞かずともわかる!貴様、私をおちょくるとは!
たたきのめしてやる!》

ごかいだぁぁぁ!



や、やばいぞ!とりあえず何とかしないと!
……何をするんだろ。だめだなこりゃ。あきらめよ。


そんなこと考えていたらいつの間にかギラティナが消えました。一体どこいったんだ?

《気ぃ抜いちゃダメだぜ、相棒。バトルの最中に気を抜いちゃ命取りってやつだ。》

また今度は誰だよ…ギラティナと区別つかないじゃないか…

《俺だ。コイキングだ。》

そろそろ読者も分かりづらいだろうから、会話はやめてくれないか?

《……ひでぇな。こっちのほうが長い付き合いだってのに。
あと一つだけ。俺にはねるを指示してくれ。
後は俺が何とかするからさ。頼むぜ!
俺は指示されないと行動できないんでな!》

OK!じゃ、とっとと黙ってくれ。

《……わかっちゃいるが、さすがにそりゃないぜ、相棒…》

というわけで、これからの《》はギラティナの台詞です!
たぶんコイキングは出ません!



さて、コイキングも言っていたしな。
コイキング、「はねる」だ。

おおー。大きくはねるな、あいつ!でけーでけー。

ゴゴゴゴゴ…

ん?地面から何か音が…

ドゴオオオオオン!

地面からギラティナでたぁぁぁーーー!
びびったー!かなりびびったー!コエェェェ!

……待てよ、まさかコイキングはこのことを予測して…?
だから大きく「はねる」ことでギラティナの攻撃をよけた?


そんなわけ無いか。

―――ひどいぜ、相棒―――

今何も聞こえなかった!聞こえなかったよな!



―――というかモンスターボールを投げろ。チャンスだぞー。―――

あ、そうか。
……今のはただ自分でひらめいただけで、決してコイキングがしゃべったわけじゃないからな。

とりあえずモンスターボールをくらえぇぇぇ!この野郎!


―――数分後―――

ふふふ…フヒヒヒ…ふはーーーーっはっはっはっは!
ようやく、ようやくギラティナをゲットしたぜ!
しかも俺だけの力で!

―――おーい、おれもいるぞー。―――

気のせいか空耳も聞こえてきたぜー!たぶんうれしいからだぜー!

《おーい。いいかげん正気にもどれ。》

気のせい…あ、ギラティナか。



おおっと僕につかまったギラティナ君、何のようだね?
というかあまりしゃべらないでくれ。
モンスターボールから出ているのか出ていないのかよく分からなくなるだろ。

《私を捕まえて浮かれているようだが、あまり調子に乗らないほうがいいぞ。
ここには凶暴なポケモンがうようよいるからな。》

へっ、そんなもの気にしないぜ!
 気にしないぜ
  気にしないぜ
   気にしないぜ―――

いやに物音が響くな。

《…早速やってきたな。》

ん?だんだん霧が晴れてきて…あれは…

《ドータクンだ。しかも群れできたぞ。
この量、私でも対処しきれないな。》

……そんなもの洞窟に野放ししとくなよ。



《いや、本来あれは防犯用のポケモンなのでな。
物音があると駆けつけてきて、その音源に対して攻撃するのだ。》

へぇ、結構使えるんだね。


…やべぇー!思いっきり大声出しちゃったよ!

《奴らのジャイロボールが来るぞ!全速力でここをかけぬけるのd》

言われないでもわかってまーす!
死ぬのはいやだぁぁぁ!

《…逃げ足がずいぶん早いのだな。》



いろいろあったけど、僕は何とか洞窟を抜け出すことができた。
相変わらず回りのポケモンは強い。
……そこで、とりあえず僕はギラティナを使ってそこいらのポケモンを乱獲した。
といっても二匹だが。


そうやってできた僕のパーティ。
1.ギラティナL70 2.チリーンL52 3.ドータクンL62
4.スボミーL4 5.コイキングL8 6.ナエトルL12

どうしようか。ギラティナたちは強いけど、スボミーたちは段違いに弱いし。
それに良く分からないところにきちゃったしなぁ。
まぁその分僕の出番が増えていいんだけどね。
ひとまずはナエトルたちを育てるかぁ。


そんなこんなで一週間、のび太のポケモンたちは確実に強くなっていった。



ポケモンたちも強くなったし、僕は早速近くのジムに挑戦してみることにした。
しかしギラティナたちは封印することにした。あくまでギラティナは最終手段だ。


たのもー!
という掛け声と共に僕はジムに乗り込んだ。

まず僕は石像に誰かの名前が書き込まれているかどうかを確かめた。

トバリジム認定トレーナー
itetitoniimaruk

……誰?というか何者だ?
この世界に他に誰かいるのか?



そんな一抹の不安を抱えつつ僕はトバリジムをクリアした。



ジムもクリアしたし、今度は町探索に励んだ。

カジノで大稼ぎしてたら、コインたっぷり上げるからお引取りくださいなんていわれた。
なんて心の優しい人なんだと思った。


そのあとコインケースいっぱいまで稼いで、商品を取り尽くしてを繰り返し、カジノを後にした。

後日またカジノを訪れたら閉店していた。
良い店だったのに、何で閉鎖したんだろうか。残念だなぁ……。

僕はカジノでゲットした商品を売って、巨万の富を作り上げた。
さすがにこのままだと不安なので、洞窟まで行って鉄の金庫を入手…はできないので、
いろんな補助道具を買いつくし、ある程度だけの金が残るようにやりくりした。

後日また訪れたら閉店していた。
カジノに続いてここも閉店するなんて、僕をいじめているのかと思った。


それにしても、この後どうしよう。



僕は、とりあえず南に行くことにした。

途中湖も見えた。ここにも全身タイツの大人の人がいた。
この世界では何か大きなサークルがはやっているのか?
そんなことは気にせず先に行った。

ノモセシティについた。じめじめしている。
そういやこの世界に来てから風呂入っていないなぁ…。せめて水浴びでもしたいなぁ。
というわけで、人の家の風呂に入るきっかけをとるためにサファリにいった。

結局何も取れなかった。きりばらいの秘伝マシンは手に入れたけど。


で、風呂はどこ?



結局風呂も見つからず前よりさらに汚くなった僕は、仕方なしにジムに行った。

自動ドアをぬけたら、そこは水のプールだった。

条件反射で飛び込んだ。

汚れ取れ 僕はおぼれて 気絶した 
                 のび太 心の一句

「おお、ようやく気がついたようじゃな。よかったよかった。」
気がついたら目の前に見たことのある人がいた。
……誰だっけ?
「おぬしがおぼれているのを見たときは冷や汗ものだったぞ、まったく……
なぜ泳げぬのに飛び込んだんだ?」
マイペースで話を続けるおじさんに、ひとまず僕はたずねた。

おいてめぇ何様のつもりでこの俺に話しかけているんだコラァ!
ひとまずは名前を言わんかいこのボケナスがぁ!…と。

この前スキンヘッドのカメダコウキっていう人に教わった、
相手に見くびられず自分を強く見せるための挨拶だそうだ。


殴られました。



で、殴られたショックで思い出した。
この人は怪しいおじさん――
「カッコイイお兄さん、マキシマム仮面だ!」
……カッコイイお兄さん、マキシマム仮面です。
この人には憎たらしい怨念が――
「ありがたい恩!」
……ありがたい恩をもらいました。

それにしてもこの人がジムリーダーとは驚いた。
初対面のときは釣り好きのコスプレ好きな迷惑ばかりかける変態おやじだと思っていたのに――


あ、いや、釣りが趣味のカッコイイ優しいイケメンお兄さんだと思っていたのに。
(何があったのだろうか)
まぁいいや、どうせここのジムは楽勝だろうな。弱点もうまくつけているパーティだし。
「ふむ、どうやら楽勝だと思っているな。今までもそう思っていたやつがいたな。
まぁ、そいつには結局負けてしまったがな…。
つまり、生半可な気持ちではこのワシには勝てないというわけだ!
さぁ、かかってこい!」

……作者はバトルシーンをうまく書けるのだろうか?



今日は人気投票最終日。
つまり、今回はそれを記念した作品だから!何もかも思い通り!

というわけで、バッチください
「いいぞ」
わーいわーい
「ついでにわしのペリッパーを使って全国のジムに行ってやるぞ」
うっへへーい

まずはクロガネジム。
バッチください
「はい、第二バッチあげる」
ぐへへへへへ
「あと、何か女子達が騒ぐからジムを閉鎖するんだ。
だから、僕の一押しポケモンのラムパルドをあげるよ」
ショウヘイヘーイ

次はハクタイジム。
バッチとあなたをください
「いいわよ」
一晩過ごしたわーいわーい



勢いで次のジムだー
トバリジムだー
「バッチと私をあげるわよ」
幼女はお断りだバッチだけください
「あんたも十分子供じゃない」
気にするな。

さーて次はヨスガジムかー
「私をあg」
おばさんはお断りですーバッチをくださいー
「バッチをもらうなら私ももらいなさいそれが交換条件よ」
ギャース!

うっぷ…次はミオシティか
「ほれバッチだ」
久しぶりに男だツマンネ

寒い……ここはキッサキシティか。
「はい、バッチよ」
好みのタイプキター
あなたもください
「お断りです」



…… ……ナギサシティね。
「はい、バッチ……インフルエンザがうつるよ、気をつけて。
タミフル飲んだからもう安心だとは思うけど。」
その後、デンジの姿を見たものはいない……



とりあえず全ジムバッチゲットだわーいわーい
「ついでだし四天王の場所までおくっていくぞ」
ありがとう変態仮面
「どういたしまして」

四天王一人目だー。相手は出木杉だー。
「くそっくそっくそっ!何でこの僕が一人目なんだ!」
残念実力不足です。軽く僕のギラティナのシャデーダイブでふっとびな。

さて、出木杉も吹っ飛ばしたところで二人目だ。
相手はジャイアンか。
「おうのび太!お前がここまでこれるなんてめずらsギャース!」
ラムパルドの地震で死ねこのゴリラ。



次だー……オーバ!?
「やらないか」
アッー!

チリーンのサイコキネシスでオーバの頭を吹っ飛ばしたところで四人目だー。
黒服の女の人だー好みだー



むふふな事は中略していよいよチャンピオンだー!

……お、お前は……


―――おい、寝るな!おい、おきろ!―――

ふと目が覚めた。チャンピオンの姿までは見えなかったが、どうやら夢だったようだ。
いい夢だったのか悪い夢だったのか。


で、これから作者と僕のダブル生き地獄が始まるわけで。
それはまた今度。



その後、僕はあっさりと負けた。ペリッパーというポケモンの存在を知らなかったためである。
といっても、既に悔し紛れの台詞でしかないのだろうが……

ピピピ……ピピピ……

何だろう。突然電子音が鳴った。
どうやら僕の半ズボンの後ろポケットからなっているようだった。
早速僕はそのブツを取り出した。
なぜかは知らないが、金銀で出てきたポケギアが
僕のポケットの中に入っていた。
金銀リメイクの伏線なのだろうか。
とりあえず僕は電話にでた。

「おうのび太!元気にしてるか?俺だ、ジャイアンだ!」
ジャイアンが電話をかけてきた。なぜ電話番号を知っているのだろうか。
「俺さ、実はな……自信がなくなってきたんだ。」
ジャイアンにはあるまじき発言だ。とりあえず僕は、適当に相槌を打ちながらその話を聞くことにした。
この技は長電話には必要不可欠な技である。
「俺さ、スネオと組んでただろ?実は、俺裏切られたんだ。
もちろん、俺も対抗したさ。でもな……あいつ、おれをコテンパンに打ちのめしやがった。
俺、一人になってわかった。……俺は一人じゃ生きていけない。
気づいたら、いつもスネオやお前、そして母ちゃん、父ちゃんがいたんだ。
のび太……一人はさびしい。だから、来てくれ……。」
僕は今、泣きながら話すジャイアンの話を聞いている。

「俺は今、頑張ってヨスガシティって所についたんだ。お前、今どこにいる?」
僕は、今自分の現在地を話した。
「お前、もうそんなところにいるのか!おどろいたな。
じゃあ、ちゃんと道案内するからな。きいてろよ。」

相変わらず自己中心だが、弱気なジャイアン。それに僕はちょっと驚いた。



そして、ジャイアンにナビゲートされ、ヨスガシティ前のゲートに着いた。
「さぁのび太、そこを通ればヨスガシティだ。
……これまですまなかったな。いろいろと迷惑をかけて。
この冒険がおわったら、いっぱい遊ぼうな!」
いつもとは違う優しいジャイアン。
そっくり人間かと一瞬思ったが、そんなわけが無い。
僕はヨスガシティに足を踏み入れようとした……


そのとき!
「ぐわっ! ―――ドサッ―――」
何があったのかは分からなかった。
ただ、ジャイアンの身に危機が迫っているということだけが分かった。
そして、僕のポケギアから、ニュース番組でよく聞くヘリウムガスを使ったような声が聞こえた。
「のび太、聞こえるか。ジャイアンを助けたかったら、ロストタワー左のくぼみまでこい。
話はそれからだ。じゃあな。」
ま、待ってくれ―――

ガチャ ツー ツー ツー

突然の出来事だった。僕は急いでヨスガシティに向かったが、既にそこにジャイアンの姿は無かった……



そして、僕は奴のいったとおりにその場所まで行った。
そこには、十字架に磔とされているジャイアンと、茶色のローブと仮面をまとった奇妙な人間がいた。
そして、その奇妙な人間が僕に話しかけた。

「地獄へようこそ。私の名は……そうだね、ゲマとでもいっておこう。
私はゲームが大好きなんだ。だから……私とゲームをしようではないか。」
ゲーム、だと?こんなときに。
「まぁ、ゲームといっても、人の命がかかったゲームだけどね。
ルールは単純明快。お互いにどちらかを早く気絶させたものの勝ちだ。
君が勝てばジャイアンは助けてあげよう。
だが、負けたら……その場で君とジャイアンはお陀仏だ。」
……もし、僕が逃げたら?
「その時は、すぐにジャイアンを殺し、即座に君を追いかけ、殺す。」
つまり、逃げ場は無い。そういうわけだな。
「その通り!今僕はアタック25にはまっているんだ。
…そんなことはどうでもいいか。さぁ、早くゲームを始めようではないか。」
こんな勝負、生まれて初めてだな。……でも、負けるわけにはいかない。



「のび太!俺の事はかまわない!さっさと逃げろ!」
ジャイアンが僕に話しかけた。
「うるさいなぁ……周りにばれたらどうするんだよ。
ストライク、奴をだまらせろ。」
奴がストライクに命令し、ストライクがジャイアンに攻撃を仕掛けた。
「ぐわっ!の、のび太……ぐふっ。」
ジャイアンは何も話さなくなった。
「じゃ、ジャイアン!お、おまえ…よくもジャイアンを殺したな!」
僕はおもわず奴に殴りかかりにいった。
だがしかし、さっきのストライクに止められてしまった。
「大丈夫だよ、さっきのはみねうちだ。ただ単に気絶しているだけ。
…気絶するときの台詞が死んだように見えただけだよ。」
ほっと一安心。…はできない。
はじめから本気で行かなくては…。



「いけぇ!ギラティナ!」
僕はギラティナを出し、まずは敵にプレッシャーを与える行動にでた。
「な……!ぎ、ギラティナだと?!」
案の定相手はビビッている。ひとまずは作戦成功である。
「だ、だが所詮相手はのび太…この私にかなう奴などいない!
さぁ、出番だストライク!」
だがしかし、それほどまで予想通りというわけではなかった。
逃げ出すかと思ったのだが。
「ギラティナ!あの技だ!」
僕はギラティナにそう指示した。
あの技というのは、無論……
「シャドーダイブだろ、あの技っていうのは。」
な……見破られた!?
「大体君の考えることは分かるんだ。
相手の実力が分からないからとりあえず大技を決めておく……
だけどね、これはポケモンバトルじゃない。言っただろ、ゲームだって。
先に相手を気絶させたほうの勝ち…だろ?」
奴はそういうと、ストライクに指示を出した。
「ストライク、
    きりさくだ。」



ストライクは僕に向かっていき、鎌を向けて僕に切りかかった。
僕の眼鏡に血がついた。体がドクドクなっているのがわかる。
下は見たくない。いや、見ることができない。
もう体が動かないのだ。
地面から何かが出てきたような音がする。
おそらくギラティナだろう。そして、ギラティナが僕のそばにやってきた。
何かを語りかけているようだった。
…でも、僕には何も聞こえない。

死ぬのかな、僕。
急に家族が恋しくなってきた。
ママ、パパ…、ドラ…え…もん……



(のび太気絶のためここから作者視線に変わります)
「ん…んん…」
ジャイアンが目覚めたようだ。だが、ゲマは気づいていないようだ。
ジャイアンが気絶していると思い込んでいるゲマは、そのままジャイアンに話しかけた。
「どうやらのび太は負けたようですねぇ。うらむならあの無様に負けたのび太君を恨むんですね。」
その言葉を聞いたジャイアンは、ついにキレた。
「ふざけるんじゃねぇ……。」
「ん?もう目を覚ましたのか。さすがはジャイアン、ということでしょうか。」
「ふざけるんじゃねぇっつってんだ!人の命をまるでおもちゃのように扱いやがって……。
もうゆるせねぇ。俺が直々にお前のそのひねくれた根性たたきなおしてやる。」
ジャイアンは鎖につながっているまま暴れ狂っている。
「へぇ、そこからどうやってこの私を倒そうというのでしょうかねぇ。」
ゲマは余裕に高笑いをしている。
「くっそお、こんな鎖!
ぬっ!ぬおおおおおおーーーっっ!!」
ジャイアンは掛け声をあげると、その馬鹿力でその身を拘束している鎖をぶちこわした。



「なにぃっ!あの鎖をぶち壊すだとっ!そ、それは予想外だ。
だが!」
そういうとゲマはストライクに指示し、のび太の首元に鎌をおいた。
「さぁ、どこからでもかかってきてください。
ただし、この少年の命は保障しませんよ。」
ゲマがそういうと、ジャイアンはゲマに向かっていたこぶしを自然におろした。
「そう、それでいいんです。
さぁ、カイリキー。存分に彼を痛めつけなさい。」

ドカッ バキッ ボコッ ベコッ ペコッ

カイリキーがその四本の腕を使いジャイアンを痛みつける。
そして、カイリキーの攻撃がを20数発食らったところでついにジャイアンも倒れてしまった。
「ふふふ、彼もなかなかねばりましたね。でも、力キャラの彼が同じ力キャラに負けるなんて、
恥もいいところですね。くくく…ひーっひゃっひゃっっひゃ!」
ゲマが高笑いする。だが、ジャイアンも虫の息ながら立ち上がり、のび太に話しかける。
「のび太! のび太! 気が ついているかっ!? はあはあ……。
たのむ! また 母ちゃんに会いたいんだ! だから…… 俺に かわってゲマを」
「最後までうるさい奴ですね、まったく。
ギャロップ!奴を燃やし尽くしなさい!」
ゲマがそう指示すると、ギャロップは特大な火の玉を出し、ジャイアンのほうに放り投げた。
「ぬわーーーーーーーっっ!!」
ジャイアンが悲鳴をあげ、火の玉に巻き込まれていく…



「くくく…ひゃーっはっはっはっは!人を殺すのは実に愉快だ!
さぁ、のび太も殺すことにするか。それとも、もう死んでるかなぁ?」
ゲマが高笑いしたそのとき!

ファンファンファンファン
サイレンの音が鳴り響いた。
「ちぃ、警察か。…命拾いしたな、のび太。せいぜい私の手のひらの上でもがきくるしむがいい。」
そういってゲマは去っていった。



(ここからのび太視点)
う、うう…僕は…生きて…いるのか…?
でも…動けない…もう…だめだ…

…?なぜかは知らないけど、元気が沸いてきた……いったいどうしてだ?
そう思って僕が振り向いた。すると、そこにいたのは―――
「ラッキー?そうか、君がたまごうみをしてくれたのか。助かったよ。」
そのとき、僕はラッキーがその手に何かを握っているのが分かった。
早速僕はそれが何なのかを調べた。
どうやら紙切れのようだ…何かが書いてある。
僕はそれを読んでみた。
《お前がこの手紙を見ているとき、もう既に俺はこの世にいないであろう。
そのラッキーは、俺のポケモンだ。もらってもかまわねぇ。
他のポケモンは野にはなっておいた。あいつらだけは自由になってほしかったんだ。
やつ…ゲマを絶対にたおしてくれよな、のび太!
 心の友―のび太へ ジャイアン》
汚い字だった。おそらく貼り付けられているときに書いたのであろう。
 ……自然に涙が出てきた。泣き虫だなぁ、僕。さっさと止まれよ、涙……。



手紙を読み終え、僕は近くのポケモンセンターで休むことにした。
さすがに体がもたない。

そのとき、誰かに呼ばれたような気がして、ふと後ろをふりかえった。
ジャイアンが見えた…ような気がした。でも、現実は違う。

今僕が見ている方向には ダレモ イナイ……。


GAME OVER ジャイアン


―――第一章 始まりのレクイエム 完―――