第四章
「ソーマとの出会い」
放課後のチャイムが鳴り響く。
二人の少年が勢いよく飛び出した。
ボブ「ま、待てよ、ハク!慌ててどこ行くんだ~!?」
ハク「馬~鹿、立候補するとなったら準備が必要じゃね~か!」
二人が駆ける校庭の砂利はリズムよく鳴っている。
校門を出る時、ハクとボブは一人の男とすれ違った。
男「君……、生徒手帳…、落としたよ。」
ハク「あ、悪ぃ。」
男「君がハク君…だね。」
ハク「何で俺の名を?」
男「生徒手帳…。」
ハク「あ、そうか。あんたの名前は?」
男「僕の名はソーマ。交換留学生で明日からこの学校にお世話になるんだ。」
生徒手帳を受け取ったハクはまた駆け出した。
ソーマ「やれやれ…、また忙しくなりそうだ。」
第四章
終
最終更新:2006年11月21日 18:03