第11章
「7と3」
ハクは放課後の教室で、何やら書き物をしている。
メモの頭には「打倒、汰普王、7の秘訣」と書かれている。
そこに、背後からドアを開く音が。
ハク「コピーできたのか?ボブ。」
「……。」
ハク「…ボブ?」
「残念、ボブじゃないわよ。」
はっとするほど美しい女がそこにいた。
ハクは息を飲む。
「私は呂姫、あなたに…、会いに来た。」
ハク「……、なな、何だよ、あんた。」
呂姫は小悪魔のように笑う。
ハクは慌てて、メモをポケットにしまった。
呂姫「ねえ。私、あなたが好きなの。」
ハク「ちょ、ちょっと待てよ!」
そして学校のチャイムが鳴る。
大時計が三時を示している。
最終更新:2006年11月27日 22:46