第六十二話
「慌てる魔王」
孤軍、出発した曹操軍はケイ陽にまで到達した。
それを知って慌てたのは洛陽の董卓達である。
董卓「やはり、解せぬのはあの男か…。」
李儒「はい…、まさか、あの寡兵で追撃とは。」
董卓「徐栄を当てて時間を稼げ。李儒、お前はベン水にて兵を伏せ。」
李儒「かしこまりました…。」
董卓「やつは討とうとするな。今は時間を稼ぐだけでよい。」
董卓「やはり、あの時、始末すべきであったわ…。」
あの董卓さえも恐れさせる曹操。
次第に空を闇が支配していった。
最終更新:2006年11月23日 22:09