第五十八話
「言葉のいらない戦場」
呂布が数十万の連合軍を一騎で威嚇し続けて数時間がたった。
「よう、あんたが呂布さんかい?」
大きな耳の男が近づいてきた。
劉備である。
劉備「いやぁ、すごいもんだね、見なよ、二十万の軍がビビってやがる。」
後ろには関羽、張飛も侍っている。
張飛「何か言ったらどうだ!?」
劉備「ん?あんた異国の人なんかい?」
呂布「……。」
劉備「まあ、いいやな。戦場では言葉は障りになるだけだもんな。そうだろ?」
呂布「……。」
張飛「ちぃ!めんどくせー奴だぜ。」
劉備「いや、ちゃんと伝わってるぜ。なあ、呂布さん。」
劉備「さあ、戦おうか…。」
最終更新:2006年11月23日 22:06