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第二十七話
「花を愛する武神」

丁原のボディガードの呂布には1日、2時間の自由な時間が与えられていた。

丁原が女を囲っている時間である。


もっぱら呂布は花畑にいる。通訳の張遼もその時はいない。

大柄な男が花畑にいる姿はそれだけで滑稽なものだったが、当の本人は気にしてはいない。

呂布は母親をそこに見ていた。

花をこよなく愛した、優しい顔をした母を。


その時だけが戦の時にしか必要とされない“天下無双、呂布”から解放される瞬間であった。