第九十四話
「劣勢」
袁紹軍の将、麹義の部隊が白バイ義従を次々となぎ倒していく。
麹義「こりゃ、つまらんわ。俺じゃなくても余裕だったな!」
公孫サン「うぐぐ…、二枚看板を温存するとは…、なめおって…。」
どんどん、袁紹軍が押してくる。
公孫サンの劣勢は誰の目にも明らかだった。
劉備「ほら見ろ、どうせ勝てないんだって。」
関羽「助けますか?」
劉備「よせよせ、無駄に疲れるだけさ。どうせあの武将を討っても変わらんさ。」
劉備「それより、先陣を見てみ。面白い男がいるぜ…?」
関羽が目を凝らした先には、まだあどけなさの残る、青年が1人、堂々と麹義の前に立ちはだかっていた。
最終更新:2007年01月11日 18:52