No.124 - 納得学園及び雑談掲示板まとめwiki

…落鳳坡付近…

ﾎｳ統
｢……して、こうなるからして…………ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ。｣
劉備
｢ﾎｳ統、どうした？｣
ﾎｳ統
｢………ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ。｣
劉備
｢ﾎｳ統！｣
ﾎｳ統
｢…え？｣
劉備
｢なにをﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言っているのだ、と聞いている。｣
ﾎｳ統
｢いや､ちょっと『攻略本』よりうまく行き過ぎているな～、と思いまして。｣
劉備
｢なんだ？孔明にでももらったのか？｣
ﾎｳ統
｢いや、まぁ、そんなところですかな。｣
劉備
｢しかし、ケツが痛ぇ。｣
ﾎｳ統
｢はぁ…。｣
劉備
｢お前は痛くないのか？｣
ﾎｳ統
｢私にはこの『黄式馬上座布団』がありますので。｣ 劉備
｢なんだ､そんな便利なものがあるのか。｣
ﾎｳ統
｢よろしければお貸ししましょうか？｣
劉備
｢頼む。｣
ﾎｳ統
｢ではどうぞ。…！？｣
劉備
｢どうした？｣
ﾎｳ統
｢座布団が馬から外れませぬ。｣
劉備
｢ま、まぁ、世の中さほど甘くないということか｡｣
ﾎｳ統
｢いえ、ならば馬を交換しましょう。｣
劉備
｢いいのか？｣
ﾎｳ統
｢私はお構いなく｡『若い』ですから。｣
劉備
｢ガーン…！｣
ﾎｳ統
｢へ？｣
劉備
｢そうだよな～俺ももう若くないんだよな～……｡｣
ﾎｳ統
｢あ、あの、劉備さま？｣
劉備
｢なぁ、月英に言って若返りの薬、もらってきてよ｡｣ﾎｳ統
｢そんなものあるわけないじゃないですか！｣
劉備
｢そうだよな～ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…｡｣ ﾎｳ統
｢(い、いかん。何か前向きなことを。)劉備さま､敵が現れましたぞ！｣
劉備
｢な、何っ！？｣
ﾎｳ統
｢な～んて、うそで…。｣
張任
｢いたぞ劉備だ。今だ、矢を放てぇーーーい！｣
ﾎｳ統
｢へ？｣
劉備
｢なんと、ﾎｳ軍師、伏兵を直前で見抜いたのか！！｣ ﾎｳ統
｢は？｣

…こうして落鳳坡での戦いが始まった。