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荊州、諸葛家門前

徐庶「は~、やっと着いた…。徒歩だったから4日かかってしまった。あ~、時間が…。月英ちゃんには悪いけど2日以内に作ってもらわなくっちゃ…。
おーい、誰かいるかー?」

徐庶から離れた所に夏侯淵と月姫

淵「…どうやら着いたようだな。ここが雷発生装置を作れる者の家か。どんな奴が…。」
月姫「…あ、伯父様、誰か出て来たよ。」

月英「…はーい。どなた~?」
徐庶「おお、月英ちゃん久しぶり。孔明は?」
月英「あ~、徐庶さん、おひさし~。亮ちんは、周喩さんの弔問に呉にいっちゃった~。」
徐庶「…!、周喩が死んだのか?なんと!
…いや、それよりも…。」
月英「まあ、とりあえず中に入って~、今お茶淹れるからね~。」
徐庶「…ああ、そうだな、じゃあ、お邪魔するよ。」

淵「…ん、誰だ?女?
…なんだあの格好?ここいらの者とは全く違う風貌をしておるな。
…何を話しているのか聞こえんな。うーん…。」
月姫「中に入ってたよ。」
淵「しばらく様子を見てみよう。」

諸葛家

月英「…で、今日はどうしたの?亮ちんに何か用事?」
徐庶「いや、月英ちゃんに相談があってきたんだ。」
月英「ほぇ?私に?」
徐庶「うん、実は…かくかくしかじか…で、月英ちゃん『雷発生装置』をつくってくれないかな~と。」
月英「…徐庶さんも、亮ちんと一緒だね~。ん~いいよ~。」
徐庶「本当?有難う。で悪いんだけど時間が無いから二日以内で作って欲しいんだ。」
月英「えっへっへ~、実はもうあるんだよね~、『雷発生装置』。」
徐庶「えっ?」
月英「ほんとは~、亮ちんにあげようと思って作ったけど徐庶さん困ってるからあげるね。亮ちんにはもっと凄い『豪雷発生装置』作ってあげるから。…今、持ってくるね~。」
徐庶「あ~、有難う。は~、助かった~。」

諸葛家門前、夏侯淵と月姫

淵「なかなか出て来ないな…。」
月姫「…ねぇ、伯父様、向こうから誰か来たよ。」
淵「あっ!あれはホウ統と張飛。この家は何なんだ?」
月姫「…ふ~ん、あれが張飛か…。」

諸葛家へ向かうホウ統と張飛

ホウ統「…ったく、面倒臭い事は全てわしに押し付けて、自分は呉にいってしまうとは…あの怠け者め。」
張飛「で、ホウ軍師、孔明軍師の家に何の用なんです?」
ホウ統「ああ、益州攻略の為の新しい攻城機が完成したらしい。それを見る為に来たのさ。」
張飛「じゃあ俺は関係無いんじゃ…俺はただ戦うだけだし。」
ホウ統「いや、お前さんにも何か強化装置を作ってるとか言ってたんでな、ついでに。」
張飛「え~、また爆発するんじゃないんですか?」
ホウ統「ははは、そうかもしれんな。
おーい、月英ちゃんいるー?」

徐庶、装置をもらい帰ろうとするとホウ統と張飛に会う

徐庶「…月英ちゃん有難う。じゃあね。
…うぉ、ホウ統、それに張将軍。」
ホウ統「おぉ、元直じゃないか。」
張飛「おー、徐軍師。久しぶりー。」
月英「あ~、ホウ統さんに張飛さん、いらっしゃい~。」
ホウ統「元直どうした?何故ここにいる?」
徐庶「実は…で、ここに来たんだ。」
ホウ統「ははは、孔明と同じだな。孔明の事笑えんぞ。」
徐庶「はは、面目ない…。おっと、久しぶりに会って悪いが時間が無いんだ。俺はこれで失礼するよ。
じゃあ、皆、また会う日まで…。」

帰ろうとする徐庶を引き止める張飛

張飛「ちょっと待ってくれ、徐軍師。なにやらあっちの方に妙な殺気を感じる。
…おい!隠れてる野郎、出てこい!そこにいるのは解ってんだそ!」

張飛に感ずかれた夏侯淵と月姫、姿を現す

夏侯淵「くっ、感ずかれたか。月姫、お前は隠れてろ。」
徐庶「…か、夏侯淵。何故?」
張飛「…うらー!夏侯淵、この地に何の用だ!」
夏侯淵「お前に用は無い。…徐庶、その手にある『雷発生装置』渡してもらおうか。」
徐庶「…!、何故その事を…」
夏侯淵「…そんな事はどうでもよい。大人しく渡せば命は助けてやるし、孟徳にも何も言わんが…。…渡さなければ、力ずくでも奪う!」
張飛「(…何の事だか、さっぱり解らないが…)
お前ごときに徐軍師を渡しはせん!」
夏侯淵「…わしと闘ろうというのか…張飛。」
張飛「しゃらくせー!お前なんぞ敵では無いわ!」

夏侯淵と張飛の一騎打ちが始まる

張飛「でぃぃやー!」
夏侯淵「うぉぉぉー!」
互角の勝負が繰り広げられる

張飛「なかなかやるじゃねーか!」
夏侯淵「ふん、…でもこれでどうかな?」

夏侯淵、神速を発動

張飛「うぉぉ、急に槍さばきが…うっ!」
夏侯淵「はっはっはっ、どうやら、かわしきれなくなってきた様だな。
うらっ!覚悟!」

じわじわと夏侯淵に押される張飛
それを見て何かを張飛に投げて渡す月英

月英「張飛さ~ん、これ受け取って~。」
受け取った張飛
張飛「…これは?」
月英「それを蛇鉾の柄につけて青いボタンを押して~。」
張飛「…うっ、…くっ、こうか?でぃや!」

ボタンを押した張飛
すると蛇鉾が横方向に動き始め、張飛を軸として高速に回転した

張飛「うぉぉ!!!!」

張飛にとどめを刺そうと近付いていた夏侯淵
回転する張飛の蛇鉾の柄に頭が当り気絶する

夏侯淵「うぉぉぉ!!
なんだこれは…んがっ…。」

夏侯淵を倒し、目を回しながら蛇鉾にもたれる張飛
ずっと二人の戦いを影で見ていた月姫、槍を持って張飛に近付く

張飛「はぁ、はぁ、はぁ…、ん?なんだ、女~?」
月姫「私は夏侯淵の姪、月姫だ!」
張飛「…!!。
伯父がやられたので俺と闘ろうとゆうのか?」
月姫「…違う。
…ち、張飛!…あの、…わ、私と…、…け、結婚してくれ!
お前の、そのワイルドな強さに惚れた。だから、私と結婚してくれ!!」

様子を見ていた一同、呆気にとられる

張飛「なっ、えっ、ちょっ…」
月姫「…それともなにか?私じゃ駄目か?」
張飛「…んな…、………お前は夏侯淵の姪、つまり曹操の軍だ。で、俺は劉備の義兄弟。だから………」
月姫「そんなこと解ってる。お前と結婚するなら夏侯家と縁を切ったっていい、曹操とだって一緒に戦ってやる。
………駄目か?」
張飛「………駄目って訳…、…おーい、軍師殿、どうすれば…」

張飛と月姫のやり取りをにやにやしながら見ている二人の軍師

ホウ統「ははは、張飛殿、それはもう天命とゆうものですな。覚悟を決めなされ!」
徐庶「…いやはや、人の縁とはどこでどうなってるか解らんものだな…」
月英「わぁ~、張飛さん、おめでと~。」


こうして月姫と張飛は、のちに正式に夫婦となったのでした。

…ところで夏侯淵はどうなったか?
この後、月英の『記憶喪失装置』により徐庶の嘘を知った時からの記憶が消され、『超強力麻酔』を打たれ、眠ったまま、馬車で西涼に帰る徐庶が連れ帰ったのでした。

夏侯淵の胸の中には月姫の書いた手紙がありました。その内容は…

『伯父様へ
…色々あってさ、私、張飛と結婚する事にしたんだ。
だからもう夏侯家と縁を切るよ。
これからは、劉備軍、張飛の妻として頑張るよ。もし、戦場で会っても容赦しないからね。
…じゃあ…今までありがと…。
…月姫』

目覚めた夏侯淵がそれを知った時の嘆きは凄まじく、遠く呉の地まで響いたという事です。

さて、無事に雷発生装置を手に入れた徐庶
陣内が大変な事になってるとは思いもよらなかったのです。