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第21章
『…』

クラブ活動の声が聞こえる校庭。桜の樹の下で話す2人。

『…ねえ…綺羅祭壇は?』
『…幹部の2人が相次いでいなくなり、綺羅神の使い、神威はただ喚くだけで何も出来ない様子…まろは所詮監視役…壊滅寸前です…』
『そう…。』
『…はい。…でも、本当に宜しいのですか?綺羅祭壇を潰して…貴女のお兄様が創ったものを…D…いや………さん…』
『…いいのよ。綺羅祭壇が創られてから…兄は変わったわ…解るでしょ…』
『…。』
『…ごめんなさい。貴方も一緒に創ったのよね。…でも、今の綺羅祭壇は…』
『…確かに『彼』と共に創った綺羅祭壇は皆に利益をもたらす為に創ったのですが…今は学園を支配しているだけ…』
『…『彼』はまだ学園を支配しようとするはず…お願い…『彼』を…『本当のD』を止めて…。』
『…。』
『…それと…ハク君が貴方の事に気付くかも知れないわ。今はまだ隠しておかなければ『彼』に気付かれてしまう…』
『…解ってます…しかし何故ハクをそんなに気にするのですか…』
『…私はハク君こそがこの学園を救ってくれる、『彼』を止めてくれると思うの。…貴方もハク君の言動を見たでしょう…あの真っ直ぐな思いと行動があれば…今、この学園は変わらなきゃいけないのよ…いつまでも『彼』の支配でいる訳にはいかないわ。』
『…しかし…ならば私が…』
『…貴方は『彼』の…『D』の親友だったから…最後には『D』を許してしまいそうで…。…だから…ハク君を助けてあげて…』
『…そうですか…解りました…私は貴女の為ならば何でも致しますよ…。』
『…有難う…ソーマ…いや…麗…これが終わったら…』
『…今は…まだ…いつか…貴女を…この…』

重なりあう2人の言葉はクラブ活動の声に書き消された。