イセシの祈り
イセシ 「
トリイマエ様!」
トリイマエ 「ぬしは誰か?」
イセシ 「イスズガワ様の側近の
イセシと申します。」
トリイマエ 「大神官の側近であるか。余に何用じゃ?」
イセシ 「お力をお貸しください。邪神を封じていただきたいのです。」
トリイマエ 「邪神とな?おお、この淫欲の渦の源のことか。みしゃくじさまであるな。」
イセシ 「お願いします。
トリイマエ様。」
トリイマエ 「断る。」
イセシ 「う゛ぇ。」
トリイマエ 「余は鳥居に辰砂の朱漆を塗るのにいそがしい。他を当たれ。」
イセシ 「しかし・・・・・。」
トリイマエ 「みしゃくじさまをなぜ余が「さま」付けで呼ぶかわかるか?」
イセシ 「いいえ。」
トリイマエ 「ぞんざいに扱うと祟るからじゃ。余はそのようなものに関わりあいたくはない。」
イセシ 「では、せめて他の神にお口添えいただけぬでしょうか?例えばホーザンジ様とか・・・。」
トリイマエ 「ホーザンジとな?ほほほほほ。やめておけい。商売繁盛させてどうなる。」
イセシ 「では
IKOMA様に。」
トリイマエ 「
IKOMA神とな?ならばそこの焼け落ちた
ホウザン寺の前で祈ってみい。願い叶うやもしれぬぞ。」
イセシ 「ありがとうございます。」
トリイマエ 「ああいそがしい。いそがしい。」
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(2010.8.30up byはるか♪)
最終更新:2010年08月30日 23:34