決勝戦・「ロンシャン」vs「カシコジマ」2
オシリア 「おじいちゃーーーーん!がんばれーーーーー!!!」
ピシッ!
カシコジマ 「りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!りょ!!!!!」
オシリア 「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!おじいちゃーーーーん!!!!!!」
観客 うおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーー!!!!
イスズガワ 「ふぉふぉふぉふぉ。さすがじゃの
カシコジマ殿。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。年寄りの冷や水とはこのことじゃの。」
イスズガワ 「ふぉふぉふぉふぉ。しかし最後の百烈拳は不要じゃったの。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。おぬしがさっさとカウントをとらんからじゃよ。」
イスズガワ 「ふぉふぉふぉふぉ。違いない。ふぉふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「きゃあぁぁぁぁぁ!!!おじいちゃん!やったね!」
カシコジマ 「これこれ。お客さまの目の前で抱きつくでない。ふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「すごいよ。すごいよ。おじいちゃん。ほんとに強かったんだね。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。ワシは嘘をつかんよ。大神官は老人じゃとか。老人はダメじゃとか。その固定観念がいかんのじゃぞい。」
オシリア 「すごい。すごいよ。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「あ!そうだ。
団長と拳を交えれば何を考えているかわかるって言ってたじゃん。何かわかった?」
カシコジマ 「ああ。
ロンシャン様に邪念はなかった。」
オシリア 「そうなんだ。で、本当は何を考えてたの?
ロンシャンさん。」
カシコジマ 「それは・・・・。」
オシリア 「うん。」
カシコジマ 「ぜんぜんわからんかったぞい。ふぉふぉふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「ずこっ」
ロンシャン 「あいつ誰だったんだろうな。」
あゆみ 「誰でもいい。
女王との争いが終わるのなら。誰だって。」
ロンシャン 「
あゆみは意識がない状態でも知ってたんだな。」
あゆみ 「何を?」
ロンシャン 「僕がこの大会を開いた理由さ。」
あゆみ 「わからない。」
ロンシャン 「僕は現実逃避をしていたのさ。争いから目を背けたかったんだよ。臆病者さ。」
あゆみ 「そんことない!」
ロンシャン 「え?」
あゆみ 「
ロンシャンさま、すごくかっこよかったよ。」
ロンシャン 「ふふ、僕は負けたんだよ。」
あゆみ 「ううん。かっこよかった。ほんとうにすごくかっこよかったよ。」
ロンシャン 「ふふふ。そうかい?じゃあ惚れ直したかい?」
あゆみ 「うん。」
ロンシャン 「よ~し!じゃあ、ここは一丁やったるかい!」
あゆみ 「あ!立ち上がらないで!」
ロンシャン 「痛てててててて。」
あゆみ 「もう!全身ボロボロなんだよ!」
ロンシャン 「ははは。痛てて。はははははは。痛て。痛て。」
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(2009.12.6)
最終更新:2009年12月06日 23:10