人間失格2
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
女王 「くくくくく。誰でもいいけど、早く
あいつ助けないと身も心もフルボッコにされちまうよ。くくくくく。」
さとり♪ 「
女王様、精神転送の準備が整いましたですぅ。」
女王 「くくくく。そうかい。じゃあ、早速
あいつの精神の中にあたしを転送してくれるかい?」
さとり♪ 「わかりましたですぅ。でも、
女王様の意識を
あいつの精神の中に転送した後、誰がこのヘリコプターを操縦するのですか?」
女王 「ホバリング状態で自動操縦に切り替えておくよ。じゃあ、頼んだよ。」
さとり♪ 「では、逝きますですぅ。3、2、1ハイ!」
女王 ガクッ。(-_-)zzzzz
さとり♪ 「うまく逝ったみたいですぅ。」
女王 「・・・・・・・・。うう、ううん。」
さとり♪ 「あれ?意識が離れてませんか?失敗したかもですぅ。」
女王 「うううん。あ~よく寝た・・・。おはよう。」\(^o^)/
さとり♪ 「?」
女王 「え?え?何ここ?ヘリコプターの中???」
さとり♪ 「え?
女王様?何を言ってられるのですぅ?」
女王 「え?後ろに乗ってるのは
さとり♪ちゃん?」
さとり♪ 「え?
女王様は
女王様じゃないのですか?あなた誰なんですぅ?」
女王 「私は、
蟲の女王です。」
さとり♪ 「
女王様、何言ってるですかぁ?訳わかんないですぅ。」
女王 「でも、あたし何でこんなとこ座ってるのですか?この装置はなんなの?このボタン押してみよ。」ポチッとな。
ガクン!
バラバラバラバラバラバラバラ!!
女王 「わーーーーー!!!急に上がりだしたあ~!!!」
さとり♪ 「
女王様!!!!何してるんですか!!!」
女王 「わ~ん。何したかなんか、あたしにわかんないですわ!!!」
さとり♪ 「
女王様!ちゃんと操縦するですぅ!!!」
女王 「わ~ん。あたしヘリコプターの操縦なんてできないですぅ!!!!」
さとり♪ 「きゃあーーーーー!!!助けてですぅ!!!」
女王 「きゃあーーーーーーー!!!!!」
サムソン 「あれ?攻撃ヘリが急に暴れだしましたよ。」
クロフネ 「おう、おう。ほんとだぜ。あれじゃ暴れ馬だな。」
ヒヒン 「ひひーん!」
あゆみ 「私には、関係ない。私は、
ロンシャン様が目覚めるまで、ひたすら殴り続けるだけ。目を覚まして
ロンシャン様!」
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
女王 「無事に
こいつの意識の中に入り込めたようだね。」
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
女王 「おお。外部から相当殴られているみたいだね。
こいつの精神破壊する前に肉体的に再起不能になるかもね。」
〃 「ちょっくら、
こいつの精神世界さぐってみるかね。しかし、殺伐とした精神だね。もう少し整理整頓しろよな。」
〃 「もう!布団ぐらいちゃんとたためよな!丸めたティッシュをそこらへんに投げ捨てて!ゴミ箱にちゃんと捨てろよな。うわ!なんだよ!ベットの下からエロ本みっけ!ほんと男はいやだね。」
〃 「えっと、何だこの箱は?なになに、これは僕のとっても大切なものですってか。ははん。面白そう。覗いてみよう。」
〃 「・・・・・・・・・・・。何これ?カード?あたしカードゲームしないから価値わかんないよ。なになに?ボルシャック・NEXシークレットVerだあ?何だこれ?端っこちょこっと折っといてやれ。」ペキッ!
ボコッ!ボコッ!ボコッ!ボコッ!
女王 「しかし、
こいつの心の闇も相当深いよね。こんな荒れ果てた精神世界だと、ひねくれちゃうのも分からなくもないね・・・。」
〃 「うわ!何これ?悪趣味~。変態チック。ついていけないね。何この雑誌。なになに薔薇族復刊号だって。知らんな。こんな雑誌。」
女王 「はあ、はあ・・・・・。」
さとり♪ 「
女王様~!お帰り~!そして助けて~!!!」
女王 「って、何だい?このヘリ墜落してんじゃん!!!!Emergency rizing!(緊急上昇)」
グイーーーーーーーーーーーン!!!
女王 「はあ、はあ。何とか立て直した・・・・。何で、Auto Pilot 解いたんだよ!」
さとり♪ 「私知りませんよぅ。
女王様が自分でされたのですぅ。」
女王 「あ、そうなん?」
さとり♪ 「
ソーナンス。」
女王 「ちぇっ!ここで何があったかわからないけど・・・・。しかし、
あいつめ!」
さとり♪ 「
あいつの精神世界の中で、何があったのですぅ?」
女王 「語るにもおぞましいことさ。思い出しただけで寒イボが立つ!ちくしょう!
あいつだけは許さない!ぶっ殺してやる!」
グラン♪ 「何かとてつもなくおぞましい悪寒がする。早く
女王様の暴走を止めねば。」
<<人間失格2・完>>
(2009.11.11)
最終更新:2016年05月24日 22:06