名将vs女王様2

女王の居城・謁見の間】
女王 「じゃあ、まずは足をお嘗め!あたしの足はアメタマよ!」
ウエロク 「ははっ。」ペロペロン
女王 「きゃー!ごめんなさい。今のは冗談です。真に受けないでください。」
ウエロク 「ははっ。」
女王 「では冗談はさておき、あなたにはR団戦闘部隊の動向をさぐっていただきたいのです。」
ウエロク 「R団軍の動向。」
女王 「元R団幹部のあなたなら容易いことでしょう。」
ウエロク 「わかりました。」
女王 「神官のウジヤマダがクーデターを起こしたことはあなたもご存じですね。」
ウエロク 「はい。」
女王 「反乱軍はHSウメダ隊とヨド川を挟んで対峙していたのですが、両軍が合流してキキョウ方面に向かい出しました。」
ウエロク 「HSウメダが寝返ったということですね。」
女王 「そうだと思います。」
ウエロク 「それは、女王様がし向けたことではないのですか?」
女王 「ふふふ。違います。」
KTナンバ (・・・・この女狐め!・・・・)
女王 「この反乱軍を動きを掴んで、あたしに報告していただきたいのです。」
ウエロク 「わかりました。しかし、俺はロンシャン様のポケモンでもある。女王様を罠にかけるかもしれませんよ。」
女王 「くすくす。あなたを信頼しています。でも、保険はかけておきましょう。ラスカル♪!」
ラスカル♪ 「え!僕?はい!」
女王 「あなたは、この者たちに同行しなさい。」
ラスカル♪ 「は、はい。」
女王 「それからあい♪もあなた方と一緒に行かせますので、後で合流してください。では、よろしくお願いします。」
ウエロク 「はは。」

【道中・反乱軍の動静を探りに向かうウエロクたち】
KTナンバ 「わては、てっきり女王ロンシャン様の首とってこいちゅう命令されるんか思てましたわ。」
ウエロク 「ははは。女王は、そこまでバカじゃないさ。」
KTナンバ 「しかし、味方の見張りだけしとけばええなんてウエロク様の力を見くびっとんちゃいますか。」
ウエロク 「いや。逆にこの程度の命令なら俺は従わざるを得ない。そうするとあくまで中立的立場は保持することとなる。女王は、俺が敵味方いずれにつくにせよ戦闘に入れたくなかったんだろうよ。」
KTナンバ 「ほう。」
ウエロク 「女王がどんな動きをするか探ってやろうと思ったんだが、体よくあしらわれたってとこだな。」
KTナンバ 「ちぇっ!おもろあらへん。」
ウエロク 「ところでラスカル♪とか言ったな。あんたは、どこの手のものだい?」
ラスカル♪ 「え!(オロオロ)僕ははるか♪さんのポケモンでどこかのスパイなんかじゃありません。」
ウエロク 「ははははっ!正直なやつだ。女王のポケモンが女王のことをはるか♪さんなんて呼ぶわけないだろ。」
ラスカル♪ 「え!(オロオロ)いえ。あの。・・・・・実は、僕、ORIGINのエージェントなんです。」
ウエロク 「ORIGIN?何だそれ。まあいい。あんたも女王に体よく放り出されたってわけだ。まあ仲良くやろうぜ。」
ラスカル♪ 「よろしくお願いします。」
KTナンバ 「で、あい♪さんよぉ。あんたは、女王から、わてらの動きを逐一報告するよう指示を受けとんやろ?」
あい♪ 「いいえ。私はあなた方の健康状態を毎日チェックして日報で報告するように言われてるだけです。」
ウエロク 「たとえ健康状態であっても毎日のデータを逐一報告すれば、大体のこっちの動きは掌握できるからな。」
あい♪ 「でも、私は、そんな指示がなくても、あなた方の健康状態を毎日チェックするつもりですよ。」
ウエロク 「う゛ぇ?」
あい♪ 「特にウエロク様は、前のケガのお薬が出ているのに、全然飲んでませんね。」
ウエロク 「いえ、あの、その、もう治ったから・・・・・。」
あい♪ 「ダメです。きちんと処方された分は飲んでください。あとお食事の管理やリハビリもちゃんとしますからね。わかりましたか?」
ウエロク 「はい。」
あい♪ 「よろしい。お返事はきちんとできるようになりましたね。あなたたちもウエロク様を見習いなさい。わかりましたか?」
KTナンバ 「はい。」
ラスカル♪ 「はい。」
あい♪ 「じゃあ、今から健康的で健全な旅に出発です。さあ行きましょう。」
ウエロク (・・・・・女王に俺の弱点を完全に見抜かれていた。。。。。orz)

【一方、こちらも道中・ウオッカ♪が逐電のためヨシノ方面に向かっています。】
ウオッカ♪ 「さあ、早く護衛の本体と合流しなきゃ。ヨシノからワカバを抜けて、トージョウの滝を越えて、カント地方まで逃げのびてやる。」
??? 「ふふふ。久しぶりだね。」
ウオッカ♪ 「あ?あんたはリン♪!なんでこんなことにいるんだよ?」
リン♪ 「女王様の命令だよ。」
ウオッカ♪ 「女王様の命令?ロンシャンでも暗殺するってのかい?でもロンシャンは居城だよ。」
リン♪ 「違うね。ターゲットはあんただよ。」
ウオッカ♪ 「う゛ぇ!なんだってぇぇぇぇ!!!」
リン♪ 「あんた、もういらないんだよ。」
ウオッカ♪ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」キリキリ
リン♪ 「おや?こうやって見ると怒りに満ちたあんたの顔って結構美人なんだね。美人薄命ってか。覚悟しな!」
ウオッカ♪ 「ちくしょう!ちくしょう!!!」
リン♪ 「涅槃で待ってな!」がぶっ!
ウオッカ♪ 「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」

<<名将vs女王様1及び2・おしまい>>

(2009.10.10)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年10月10日 19:11