カローン

カロン(カローン、Χάρων, Charon)は、ギリシア神話に登場する神に準ずる存在で、冥府の河ステュクス(憎悪)あるいはその支流アケロン(悲嘆)の渡し守。エレボス(闇)とニュクス(夜)の息子。
櫂を持ち襤褸を着た長い髭の無愛想な老人で、死者の霊を小舟で彼岸へと運んでいる。渡し賃は1オボロスとされ、古代ギリシアでは死者の口中に1オボロス銅貨を含ませて弔う習慣があった。1オボロスを持っていない死者は後回しにされ、200年の間その周りをさまよってからようやく渡ることができたという。

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最終更新:2009年09月21日 00:05