窓をたたく音がする
朝倉「どうしたの水銀燈」
水銀燈「涼子姉、今日ねぇ…」
水銀燈は今日あったことを話し始める
翠星石とルリが二人で遅い時間にどこかへ行っているのを見つけたこと
二人の家に行って家出したのを知った事
『姉妹を辞める』というようなことを言っていた事
二人を説得したこと
仲直り現場を見ていたこと
すべてを話した
そして
水銀燈「ねぇ、涼子姉?キャス姉さんにまた会えるかしら?」
甘えた声でそう言う
涼子「大丈夫よ、キットまたすぐに会えるわ」
水銀燈「今日は一緒に寝ていい?」
涼子「しょうがないなあ」
「……!?」
「どうした?」
「いえ、なんでもありません」
「なら、いいが」
「あの……」
「どうした?」
「隣で眠ってもいいですか?」
「……夫婦なのだからな。遠慮することはない」
妻は自分の布団から出ると、夫の布団の中に入り込む。
「二人を思い出したのか?」
「…はい」
「絆があるのなら、いずれ会うこともあるだろう。私とお前のように」
「はい」