始種防具

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 剛種防具天嵐防具覇種防具(G級覇種防具)烈種防具始種防具

MHF-G7で登場した烈種防具の強化版にして剛種系防具の最終段階。○○GXシリーズとなる。

基本

烈種防具の効果(1部位から無条件スキルアップグレード)は当然備えており、
更に武器強化能力が烈種防具から見て大きく強化されている。

火力強化

まず、武器強化対象に始種武器が追加される。
そして1部位から始種・烈種・G覇・覇種・天嵐武器の明確な強化能力を発動する
具体的には、1部位で上記武器の斬れ味ワンランクアップが発生する
更に武器倍率、属性値上昇値も強化され、武器倍率は1部位+20、属性値は+3%になっている。
5部位目は+30となっており、合計で110となる。
G級防具特殊効果の武器倍率+30を考慮しても+80と剛撃+4と同じである。
これによって、スキル枠10枠と引き換えに武器倍率を極限まで上げるという選択肢もやっと現実的になった。

ガンナーの大秘伝一強解消

そしてガンナーは大秘伝一強状態に対する新たな選択肢として、
始種防具1部位で全ての武器でクリティカル距離ダメージの強化、強撃ビン強化が発生する。
この強化は武器種や使う弾にもよるが秘伝→秘伝二重装備の火力補正1.07~1.16倍を超えるものであり、
ライトボウガンと弓は大秘伝一強状態を完全に覆すことに成功している(詳しくは秘伝防具の項を参照のこと)。
当たり前だがこの効果は剛種、覇種以外のHRクエストでは発動しない。
天刻印の同効果を見る限るあるように見えて、実際は文字数制限でカットされていただけだった模様。

なお現在では有効火力スキルの激増、及びガンナー秘伝珠補正の強化に伴い、
始種防具が無い(12スキル構成)と大秘伝に勝てないという状況は、搭載スキル次第だが3武器種全てで発生はしない。
つまり大秘伝への対抗策という色はかなり薄れてきている。
一方、スキル枠を1つ捨ててクリティカル距離ダメージやビン補正を増やすスキルを発動させる、
という感じの位置づけになっておきており、これらが適用される運用なら十二分に入れるに値する存在になる。

しかしながら、始種防具で大秘伝一択を終わらせたものの今度は始種防具一部位への依存度が高まった。
これによって辿異防具5部位にできる近接と防御力・スキル枠・辿異スキル搭載数といった面が差がついてしまうこととなり、
更に解消するためにZ2.3(2018/4/18)で辿異防具にも始種防具の効果の一部が付くことになった。

防御力とスキルポイント

始種防具は防具GRが7になり、防御力は最近のGX防具と同等もしくはそれより高い値に仕上がっている。
また、遂にG級スキルが解禁される
これは一部スキルの置き換えというレベルではなく、非G級装備→最近のG級防具・G狩護防具のように、
総交換に近いレベルでの激変を遂げている。
しかし一方でこれによってG級のスキル多種多様化の影響を大きく受けることにより、
今まで使っていた覇種防具が合わなくなった、ということもあり得る。*1
つまり使い勝手が烈種以前から大幅に変わる事を念頭に置く必要がある。
希少スキルに関しては烈種防具と違い法則性らしきものはない。
例えばオディバGXヘルムは素材元烈種がディオレックスだが、始種防具では烈種ヴァルサブロスの「闘覇」が発現する。
トリドGXに至っては素材元烈種がメラギナスであるにもかかわらず煽動が発現する部位が全く存在しない。
単純に防具としての使い勝手を見てスキルが配分されていると考えてよいだろう。
ただ、元々備わっていた希少スキルはそのまま残ることが多い。

運用の方向性

防具そのもの性能はいずれもGX防具や遷悠防具GXに何ら引けを取らないものであるが、
元が「パーツ単位で運用し、スキルを充実させる」というコンセプトの元性能調整された剛種防具系統であるため、
始種防具も一式運用を前提としたスキルになっていないものは多い。
基本的には1部位のみ組み込むというのが主流。
始種防具5部位装備も武器によっては現実的選択肢としてありえるものとなっているが、
その場合も一式と言うよりある程度パーツを組み替えて対応したほうがよいだろう。
またGXシリーズの防具ではあるが例によって精錬には対応しておらず、
G級防具としての特殊効果も備わってはいない。
始種武器を極限まで強化したいという意図がなければ、G級防具などとの組合せでスキル枠を増やすのも必要となるだろう。
ちなみに天廊防具でも始種防具の一部効果を付与させることができるが、
如何せん特殊効果が多すぎるため、一部位で全ての効果を網羅することができない。

辿異防具が主流となった現在では
「始種防具を搭載することで失われる1つのスキル枠と辿異スキル」をどう考えるかという点がかなり重要なものとなっている。
辿異防具と比べるとスキルや基本性能でも大きく見劣りするのだが、
それでも状態異常無効【多種】のような必要ポイントの高いスキルを発動させる際には役に立つことがある。
G級防具より基本高い値になっている、希少スキル(後述)を活かすという運用もあるだろう。
剣士の場合は最前線での運用は難しいが、始種防具入りのセットを1つは用意しておくとスキル構成に柔軟性が出る。

かつてはクリティカル&ビン強化のためガンナーにとってほぼ必須だった(散弾や属性弾のみを使う場合を除く)が、
現在では辿異防具にもその効果が備わるようになった(そのために始種防具を入れる必要はなくなった)。
現状では剣士同様、スキルアップグレードを前提にしないと積極的に利用する意味は薄い。
特にボウガンでは狙い撃ち発動のため、従来通りの始種防具1部位入りを使い続けるハンターもいるようだ。

派生方法

派生には始種モンスターの固有素材、★1~7のG級HC素材1個、そして始種から5%で剥ぎ取れる特殊なレア素材を使う。
G10.1現在、グレアドモスとトア・テスカトラの「始淵の黎玉」、ヤマクライとヴォージャンの「始淵の黎血」がある。
これらは派生で使う以外は要求されない。

強化には始種と覇種の素材を使用する。
強化中はGHC素材は要求されないのだが、覇種素材は15個とそこそこの数を必要とするので注意。
というかある意味最大の関門は鮮烈なる滾血(30個)だったり。

ちなみに防御力は派生直後は変わらず、強化ですこしずつ伸びていく。
GRが5から7になるので、補正の関係で派生直後は防御が実質40下がるが、この段階では大した問題にならないだろう。
最終的な防御力はGX防具と同等或いはそれ以上となる。
強化の始種素材についてはいずれも入手率の高い素材で構成されており、始淵の○○を集める過程で強化に必要な素材が揃ってしまうレベルである。
なので派生さえさせれば強化自体はそこまで難しくはないといえる。
始種防具にすることで多くの恩恵のある防具なので、このような設定になっているのだろう
(余談だがFではこの手の「最初だけ素材要求がきつい」装備は非常に珍しい)。

2017年4月アプデにより、ハンターナビのGR3で始種素材がある程度サポートされるようになった。
ナビではトリドGXの脚部位の生産が推奨されるが、それを作らなくてもヴォージャンを狩ればグレアドモス系の派生用素材を一気にもらえる。
なおこのGR3はハンターナビ(GR1とGR2)を予めクリアしておく必要があるため、
上がりたてならともかく十分やりこんでいる人にとってはかったるいかもしれない。

実装意図

なお始種防具と始種武器は「G級武器Lv50」の一強一択状態の打破を狙っていると同時に、
前段階の烈種防具&烈種武器で見られた、
「烈種5部位では殆ど使われず、(スキルアップグレード目的で)1部位しか組み込まれていない」
「G級スキルが一切なく近年の装備環境に適合しなくなってきている」
「武器の最大の効果を発揮してG級武器Lv50級するのに、2~5部位の烈種防具が必要」
「初期実装品の種類が少なすぎて組み合わせようがない」
という点の反省から1部位でも十分な効果を発揮し、G級スキルを備え、
相方の始種武器は素の性能がGLv50並み、実装直後の対応防具は6種類とバリエーション豊富になっている。
また、ガンナーに関しては上述したように秘伝防具一式で固定化されていた現状の打破を狙っていたものと思われる。

特殊効果

  • スキルアップグレード
 クエ問わず1部位から常時発動。ランクアップするスキルは剛種防具を参照されたし。

  • ゲージ強化(ガンナーは攻撃力強化)
 剛種、覇種、G級クエスト時、始種防具を1つ装備かつ天嵐・覇種・G覇・烈種・始種武器装備で剣士はゲージが一段階上昇、ガンナーは全ての武器でクリ距離での威力増加+強撃ビン強化

  • 武器倍率上昇
 剛種、覇種、G級クエスト時、始種防具一部位以上装備かつ剛種・天嵐・覇種・G覇・烈種・始種武器装備で発動
 1部位につき+20 5部位目は+30され合計+110になる。
 G級防具の倍率上昇効果と重複する(G3始1で+50になる)が、火事場・旋律の掛け算は適用されない。

  • 属性値、状態異常値上昇
 剛種、覇種、G級クエスト時、始種防具一部位以上装備かつ剛種・天嵐・覇種・G覇・烈種・始種武器装備で発動
 1部位につき属性値3%up

実装される始種防具

MHF-G10.1時点では以下の通り。
【始淵の黎玉+始種グレアドモス素材】
  • グレアGXシリーズ
  • ハルドGXシリーズ
  • ブリッツGXシリーズ
  • ストロマGXシリーズ
  • ディボアGXシリーズ
  • ガスラGXシリーズ
  • トリドGXシリーズ

【始淵の黎血+始種ヤマクライ素材】
  • 浮峰・浮嶺GXシリーズ
  • 雅孔・雅穿GXシリーズ
  • ワダツミ・オカミGXシリーズ
  • オディバGXシリーズ

【始淵の黎玉+始種トア・テスカトラ素材】
  • トアGXシリーズ
  • ポボルムGXシリーズ
  • メラギGXシリーズ
  • ウィンドGXシリーズ

【始淵の黎血+始種ヴォージャン素材】
  • ヴォンGXシリーズ
  • フレイムGXシリーズ
  • フロルGXシリーズ
  • ヴァルGXシリーズ

なお、始種防具が持つ希少スキルについては上述したように若干入れ替わっており、
適応撃・煽動・支援・闘覇はあるのだが、唯一絶対防御だけ存在しなかった。
絶対防御が強力すぎるがゆえの処置だと思われ、絶対防御を持つ始種防具の解禁はG8のヤマクライと同時となっている。
また、G8時点で全ての烈種モンスターの武具の始種化は行われていない
G9のトリドクレス装備も始種防具に対応する。素材元モンスターはグレアドモス。

ちなみに派生に必要なG級HC素材は部位によって異なる。
基本は★5~7がピップアップされているが、素材元モンスターが意識されている節が見受けられる
(ディボアGXはドスガレ、ギザミ、ポボル、パリア、バルラガルと「水属性」モチーフである、
ブリッツGXはラー、フルフル原種亜種、クアル、ベルと「雷属性」モチーフである、
ワダツミ&オカミはGXはエスピナス、ゲリョス、ガスラバズラ、バサルモスと「毒属性」が意識されている、など)

+ 防具ピックアップ
スキル面等で優れている、希少スキルを持つものなど。
基本的に始種防具はどの部位もスキルがかなり優良なので、あくまで参考程度に。

【剣士】
防具名 内容
ブリッツGXベスト G7現在、胴部位では唯一刀匠+4と一閃+4を両立する防具。
回避、斬れ味、食事と他のスキルも優秀だが、烈防具からみて達人がオミットされた点にだけは注意
ちなみに始防具作成解禁から2週間で最も多く作られた始種防具らしい。
ブリッツGXホーン 一閃+4と適応撃+6を両方持つ唯一の剣士防具。
剣士専用スキルが無いためガンナー用としても○。
もともとあった達人はオミットされたというよりは一閃に置き換わったと見るべきか。
ディボアGXグリーヴ 始種防具脚ではG7現在唯一希少スキル「闘覇」を持つ。
そのほかも怒+5・刀匠+4、三界+4と隙がない。
気力回復+6も闘覇と相性の良いスキルの1つであるが、使わない場合邪魔になることもあるので注意
ストロマGXヘルム G7現在希少スキル「支援」を持つ唯一の始種防具。他のスキルも鼓舞+5、広域+10、食事+6とサポート向けのものが揃う
ストロマGXメイル いたわり+10が特徴。
それ以外も刀匠+4、怒+5、痛撃+5、適応撃+6と優秀。
ただ、いたわり装備を作らない場合は+10が無駄になる(現在打ち消すことができない)。
ハルドGXヘルム 剣神スキルと、剣神と相性の良い剛撃スキルを併せ持つ。
剣神と剛撃を持つGアカム防具・装飾品と組み合わせての運用が主になるか。
なおハルドGXヘルムとガスラGXグリーヴは「血気活性」もある。
ハルドGXアーム
ガスラGXヘルム
ガスラGXグリーヴ
ディボアGXアーム グレアシリーズ以外で「血気活性」を有する防具。
グレアGXと違いポイントが5なので、2部位構成するか装飾品が必要となる。
なお上に挙げたガスラGXグリーヴは6Pだったりする。
ストロマGXアーム
グレアGXメイル 「血気活性」と一閃+4を両立する防具。
グレアGXの血気活性は6Pなのでスキルカフと合わせると1部位から血気活性の発動が可能。
グレアGXフォールド
雅孔GX【具足】 剣神+5、一閃+4、絶対防御+8、達人+7、ガード性能+6という凶悪な構成が特徴。
スキルポイントだけで言えばアニバグッズのディナトGPグリーヴを超えている。
ガード性能をどう扱うかがポイントか。
オディバGXヘルム 剣神+5・一閃+4・抜納術+6・闘覇+6・溜め短縮+6と大剣の神器となりうる性能を持つ
トリドGXメイル 絶対防御・剛撃・纏雷を備えるパーツ。
絶対防御と剛撃だけでも貴重だが、纏雷まで含めると現状オンリーワン。
ただし両部位には剣神ではなく剣術が付いているため、2部位使う場合はスキル構成に注意
トリドGXフォールド

【ガンナー】
始種防具の特性上どの武器種でも軽視できないものとなった。
天廊防具に天刻印を焼き付けることで一番軽視できない「クリティカル距離補正強化」効果を付与することができるが、
1部位でクリティカル強化とビン強化は両立させられるが、G級防具効果やスキルアップグレード効果を同時に持たせることは出来ない(G級防具+ビン強化は可能)。
ただ、そういう選択肢も用意されている、と言うのは頭に入れておくと良い。

防具名 内容
ブリッツGXシリーズ 何と腰部位以外全部位に一閃+4が付いているというぶっ壊れっぷり。
頭には炎寵や穏射、脚には適応撃+6など強力なスキルも備わっている。
頭はガンランス用としても優秀。
ストロマGXレジスト 一閃+4と適応撃+6を持つ部位。
胴は穏射・扇射・食事とややボウガン向けで、腕は連射・装着・スタミナと弓向け。
ストロマGXガード
ハルドGXレジスト 希少スキル「闘覇」を有する部位。ハルドは一閃+3、グレアは血気活性が付いてくるのも特徴。
ただし闘覇が最も活かせるライトボウガン用としてみると、ハルドは反動・グレアは連射が邪魔になる可能性も。
グレアGXガード
ハルドGXキャップ 一閃と血気活性を両立する部位。
ハルドは一閃+3&血気活性+5なので単騎での発動はできない。
グレアはスキル上やや弓向け。
グレアGXレジスト
グレアGXコート
グレアGXレギンス ボウガン、弓どちらでも難なく使える血気活性で、上記3部位が一閃特化なら、こちらは達人スキルで一閃を補佐する防具。
達人は7Pと高いのでスキルアップグレードを活かせば高ランクまで持って行くことは容易だろう。
他防具、装飾品で一閃を十分補填出来るならポテンシャルは高い。
他スキルを見ても扇射、三界の護りと優秀なのが揃っているが気力回復が場合によっては邪魔になることも。
雅穿GX【篭手】 絶対防御+8と扇射・回避性能・達人を有する。
反動があるのでボウガン向けだが、調整すれば弓でもいけるだろう

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最終更新:2023年10月15日 10:48

*1 底力スキルの変換先は怒か、炎寵スキルであるがそれぞれ採用目的は大きく異なる、と言った具合である。またブリッツGXホーンのように達人スキルが一閃スキルに置き換わり、一閃スキルの発動は容易になった代わりに達人スキルによる補佐が困難になったという例もある