愚息の不祥事に必死になって
消火活動をする博士。

アナルも母艦を燃やされたらたまらんと小便で消火活動。

カルピスは火を恐れて砂浜を掘り産卵活動。




ツクヨミの姿が消えていた。

温羅達が小太郎をひっ捕まえて
消火活動を終えてエネマグラの入り口へ行くと
ドアが開いたままになっていた。

それに気付き慌てる様に艦内に入っていく
温羅とアナル。

何がなんだかわからないし、これから怒られるのかと
思っていた小太郎は軽く鬱になっていた。

2人が帰ってきた。ビクビクしながら小太郎は顔を上げた。
そこには悲壮な顔をした2人がいた。

「くそっ、やられた。まさかツクヨミがスパイだったなんて・・・・。
 やっとのことで精製した反重力素子弾を持って逃げられた」

どうやら重大事件が起きたので放火の件は忘れ去れてるようだった。
GJ!ツクヨミ!と小太郎は思っていた。

皆が外に出ると鬼が島の向かいに位置する本島から
宇宙に向けて一隻の船が上がった。

「すべては予想通りというわけか!俺たちも追うぞ!
 反重力素子弾が奴らに使われたら終わりだ」

小太郎・温羅・アナルは
艦内に戻り艦橋にあるシートに座った。


「ウッキー!宇宙戦艦エネマグラ発進ウキー!」


エネマグラは新たな戦地へ向け飛んだ。



その頃、砂浜では
「生まれましたよ!生まれましたよーみなさぁーん!」
カルピスが一人喜んでいた。

ツクヨミが乗った小型機を追って
エネマグラは月まで来ていた。

「まずいな、月は許可がある船舶でないと入港できない」

小太郎は鼻をほじっていた。

「ウキー、月の周囲にはレズビアンの電磁シールド ペッサリーが展開されてるウキー。
 生半可な兵器じゃ突破できないウキー」

2人は悩んでいた。ここまで来て
このままみすみすレズビアンのホモ太郎復活を阻止できないとは。

「ウキッキー、唯一の方法は艦の全エネルギーを戦艦の先端に収束して
 突撃する膜破りしかないウキー。でも、これを使ったら帰りのエネルギーがないウキー」

「ん?それのスイッチってコレ?」
「そうウキー」



「    心    臓    抜    き    だ    !   」

小太郎はスイッチを押した。

エネマグラは全エネルギーを放出しながら
月に突っ込んだ。

シールドを突破し月の中心部あたりに突き刺さったようだった。
運がいい事に艦橋から
小型艇から降りて近くにある塔に走るツクヨミが見えた。

小太郎と温羅、アナルはそれを追って行った。

どうやら塔のようなものは
月の王家の住まいだったようで
民間人のような者はいなく
王族警備の者達だけだった。

訓練され月の兵器で武装した兵士に
生身の三人が適うはずもなく
小太郎は変身する事を余儀なくされた。

警備を振り切り
ツクヨミともう一人の女性がいる場所にたどり着いた時
小太郎の体は疲弊しきっていた。

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最終更新:2006年11月23日 07:54