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太郎兄さんを名乗る
銀色のチンチクリンはあっという間に
ホウホルと連呼していた巨根を叩き伏せました。

ですが、もう動けないと思わせるふりをしたのか
ホルホルは浜辺を這いずるように海へ逃げて行きました。

目の前の銀色亀頭がまばゆい光を放ちました。
光が消えた後、亀頭がいた場所に一人の老人がいました。



あれ・・・・兄さん?爺さん?


兄さんを名乗った老人は振り向き

「小太郎、久しぶりだな。大きくなったな」

だが、小太郎には白い長髪に長いひげを
生やした老人に知り合いはなく。

「え・・・、どちら様ですか?」


目の前で兄を名乗る老人が倒れた。

倒れる前に吊るされていた縄は切ってくれていたので
小太郎はとりあえず気を失った老人から
金目の物を奪い首以外を砂に埋め身動き取れないようにして
老人の目が覚めるのを待った。

近くにこっちを見ている大きな亀がいたが
気に食わない綺麗な目をしていたので
小太郎は力いっぱい石を投げつけてやった。

大亀は「痛っ!」と言いたじろいだ。

亀が喋った事に驚いた小太郎は
さらに石を投げつけた。

「痛っ!ちょ・・・・待って。痛いってば、糞ガキ」

もっと投げた。

「私はあなたのお兄さんの相棒です。そちらにおわす方はあなたの兄
 太郎さんですよ。少し歳をとっていますが本人です。死ぬ死ぬ詐欺じゃないです。
 よく顔を見てください」


そう言われて小太郎は、生めたジジイの顔を見た。
さっき遠目だったせいもあって髭に隠れて見えていなかったが
唇から目尻にかけて何かでひっかかれた傷があった。
これは小太郎が兄を釣った時に出来た傷に間違いなかった。


「兄さん!」

小太郎の呼び声に応える様に
ジジイが目を覚ました。

「小太郎、たった一年見ない間に大きく逞しくなったな。
 ところでワシを埋めてる砂をどけてくれないか?そろそろブチギレそうだ。」

小太郎は大好きな兄に乗った砂を急いで取り払った。
そしてすべての罪を亀になすりつけようと弁解を始めようとしたが
その前に兄が口を開いた。

「もう俺には時間がないんだ。話を聞いてくれ、兄弟のお前にしか頼めないんだ」

真剣な目をして小太郎を見つめた。


「    だ     が    断     る     !      」


兄は、また気を失った。