怒闘

どとう

収録作品:魔界塔士 Sa・Ga[GB/WSC]
作曲者:植松伸夫

概要

かみに ケンカをうるとは‥‥ どこまでも たのしい ひとたちだ!

どうしても やる つもりですね。これも いきもののサガ か‥‥

よろしい。しぬまえに かみのちから とくと めに やきつけておけ!!


本作のラストボス「かみ」との戦闘で流れるBGM。
ついに冒険の最終目的である塔の最上階にたどり着いた主人公一行、そこに「神」を名乗る男が現れる。
神は塔の各層に悪魔を放ち世界を混乱させ、その悪魔を倒すヒーロー役を主人公達に演じさせるなど「ゲーム」に興じていたと語った。
それを聞いた主人公一行は大激怒。たとえ相手が神であろうと喧嘩を売り*1、世界を狂わせた元凶に制裁を加えようとする。

「怒闘」という曲名通り主人公一行の怒りが込められたかの様な激しい音楽で、特に荒れ狂う様なイントロはインパクト絶大。
「神」が相手という今までにない異色すぎるラスボスの存在感も相まって非常に印象的な楽曲である。
ワンダースワンカラー版の曲は原曲のゲームボーイ版に比べて、いくつかの音が加えられている。

『魔界塔士』の神というとチェーンソーという武器で「かみは バラバラになった」という台詞と共に一撃死することがあまりにも有名。
しかし元祖サガのラスボスだけあってチェーンソー無しだとかなりの強敵。HPが減ると復活といういわゆるベホマまで使う有様。
だが主人公達を、何よりも多くの人々の運命を弄んだこの男を、チェーンソーの一撃で倒してしまうなど生温い。
半ばで散った塔の挑戦者達、大陸世界の大臣、空中世界のジャンヌ、都市世界の総長、そしてシェルターで死んでいった親子…。
彼らの無念を一撃一撃に籠めて正々堂々と神を叩き潰そう。そうすればこの曲もじっくり聴くことができるはず。

サガシリーズのアレンジアルバム『DESTINY 8 SaGa Band Arrangement Album』ではこの曲のアレンジ版が収録されており、
曲の間奏では「最上階」のメロディが盛り込まれるなど豪華な1曲となっている。

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最終更新:2023年07月16日 18:54

*1 そもそもこの主人公一行はどんな相手に対してでも喧嘩を売っている。