ピアノきょうそうきょくだいいちばん さそりび
概要
『beatmania IIDX 11 IIDX RED』のONE MORE EXTRA STAGE専用曲、所謂ラスボス曲として登場した楽曲。
作曲者のvirkatoはwacこと脇田潤の別名義である。
「蠍火」という題は宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』の一節「蠍の火」からの引用とのこと。
また、ジャンル名のDIRGE(ダージュ)とは葬送曲の意。
曲名の通りピアノメインのクラシック調の楽曲であるが、『beatmania IIDX』はDJシミュレーションゲームであり、収録されている楽曲もハウスやトランスといったクラブミュージックがほとんどであった中、この楽曲は極めて異質なものであった。
当時のプレイヤー達は、その世界観を無視した楽曲の場違いさに困惑しつつも、その重厚なサウンドと、ゲーム内の最高難易度である☆12の中でも上位の難しさに圧倒されたという。
現在では高難易度の楽曲が多く登場し、☆12内でも中位クラスに落ち着いているが、1P側と2P側のすべてのボタンを使用してプレイするDPモードでは未だに最上級の難易度である。
段位認定モードでは、最高の段位である皆伝の一曲としてシリーズ内でも長期間君臨し続けていた。
また、暫くしてからwacがサウンドディレクターを務めていた「
pop'n music」シリーズの『
20 fantasia』に移植されたが、本家の譜面を更に強化したようなものとなっており、シリーズ内でも1,2を争う最強曲となったことで話題になった。
『IIDX RED』のサントラではLONGバージョンが収録されたが、ゲーム内では2分弱程度に収められていた楽曲が、8分近くにも及ぶ大作に仕上がっている。
後にwacの1stアルバム『音楽』にも収録されたが、前述のLONGバージョンを更に上回る9分を超える曲の長さと、オーケストラアレンジによるその旋律は圧巻の一言。
過去ランキング順位
収録サウンドトラック
beatmania IIDX11-IIDX RED-ORIGINAL SOUNDTRACK
pop'n music 20 fantasia ORIGINAL SOUNDTRACK
音楽
試聴PV
最終更新:2023年08月10日 22:32