安藤浩和

あんどうひろかず

日本で活動しているゲーム音楽作曲家。現在はHAL研究所に所属している。HAL研には1991年に入社。デビュー作は『ハイパーゾーン』。
代表作は星のカービィシリーズで、『星のカービィ 夢の泉の物語』以降のほとんどのシリーズ作に関わっている。
他のHAL研サウンドチーム(石川淳氏、池上正氏、酒井省吾氏など)と共同での製作が多く、
HAL研がサントラをあまり出さないこともあり担当曲が分からないこともしばしばだったが、『トリプルデラックス』以降の本編の作品ではサウンドテストで作曲者が分かるシステムが導入され、それによって新曲のみならず過去作の曲の作曲者が初めてわかったケースも多い。
石川淳氏がポップで軽快なものが多いのに対し、「レインボーリゾート」など可愛らしく癒される曲が多い。
毛糸のカービィ』以降は生楽器演奏による曲も多く作曲するようになり、「グリーングリーンズ」を鍵盤リコーダーで演奏して見せたりした。
星のカービィ Wii』以降の本編カービィシリーズのラスボスの戦闘曲はいずれも非常に高い人気を誇るが、これらも安藤氏の作曲である。
作品毎に定められたメインテーマを軸にグリーングリーンズ等のキャラのテーマとなる重要な曲のフレーズを巧みに組み合わせ、雰囲気をボスやシチュエーションに合わせてガラリと変えたアレンジメドレーを数多く生み出す腕前は近年カービィの豊富なファンサービス路線においても重要な役割を担っている。
石川淳氏やゼネラルディレクターの熊崎信也氏からは口々に「作曲スピードが速い」と言われており、石川淳氏が「安藤さんは年をとるごとに作るスピードが速くなっていて、私の担当分がどんどん少なくなっている」と笑いながらぼやく程。実際この発言があった時は星のカービィ ロボボプラネットの発売後であり、そこでの担当曲の割合は……。
だが『星のカービィ ディスカバリー』より職名が「リードサウンド」から「リードミュージック」に変わったことについて、ソフトの規模が大きくなっただけではなく、中心的な役割を新しい世代に担当してもらうためとハル研ブログで語っていることから、世代交代を見据えながら作曲活動を続けているようである。
ナゴという鶏を飼っており*1、その鳴き声がゲーム内でSEとして活用されたこともあるほか、安藤氏自身の声がマホロアや天空の民、タランザの声として加工されて使われている。

作曲作品の一例



代表的な曲

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最終更新:2023年06月02日 14:48

*1 由来は名古屋コーチンであることからで、カービィシリーズのナゴと命名上関連があったかは不明