11 童話 よこはま村の おとこむらた

前回までのお話:
はんしんのことを調べて 童話をかいているうちに、なにやら少し はんしんにあいちゃくがわいてきてしまったさくしゃ。
あかん、あかんで、わいにはおりっくすという心にきめたチームが・・・
いや、それほどでも・・・それほどでもないかな・・・。
…うん。それほどでもないわ。
でもおりっくすはすきだよ。というかスカイマークスタジアムがすき。そうだよねレオン監督。
というわけで、はんしん村に あらたにじょうじまが なかま入りしたのである・・・!


はんしん村から はるか東。

原将軍ひきいる 大正義巨人軍をもつ読売城のふもとに、よこはま村という村がありました。


よこはま村は、お城のふもとということもあり、なかなか ざいせいのめんでは うるおっていたのですが、

西にあるちゅうにち村やら、大正義巨人軍にちょいちょい じんざいをひきぬかれてしまったせいもあり、

なかなか、うまく村がきのうしませんでした。


ひきぬかれた分は、あたらしく育てるか、ほかから拾ってくるしかないのですが・・・

みごとに 村長はゴミばっかりひろってくるので、ゴミステーション化してしまったのです。

まわりの村の人々にも、「ざこはめ!ざこはめ!」とののしられるひび。


いちばんのとくちょうは まいとしのように 村長がかわることでしょうか。

ヤクザが村長をしたと思えば、めがねをかけた やさしそうなおじいちゃんになったり、まわりの村はついていけませんでした。


そんな、なにかとふあんていなよこはま村でも、

右手と左手 どちらでもじゃんけんがそこそこ強いきんじょうとか、するどいアゴドリルをもつうちかわとか

あと、ひとがらだけはいい くわはらがいやしゅだとかなんだとか・・・

力をもったわかものはつぎつぎとそだってきました。


なかでも、おとこむらたと名乗るわかものは、ひときわ かがやきをもっていました。


おとこむらたは まえまえから パワフルないなさくにていひょうがありましたが、

よこはまという、少していたいぎみの 村のくうきもてつだってか、めきめきと力仕事をこなしていき、

気づいたころには 村いちばんの力持ちになっていました。


そんなわかものたちが うごめくよこはま村。

いったい、ふだんは みんなどのような生活をしているのでしょうか。


ある日のことです。

「たのもー!」

よこはま村の入り口に ひとりの、わかもの・・・?

      • わかものがたっていました。


「なにものだ、なをなのれ。」

おとこむらたが名をたずねたところ、そのわかものは「のぐち」という名前でした。


のぐちは、はんしん村しゅっしんで、しばらくは はんしん村でしっかりはたらいていました。

しかし、(まゆみよりもくうきで、あまりにもでばんがないし)

じぶんの力を より多くの人にやくだてたい という一心でよこはま村にやってきたといいます。


おとこむらたは、そういった話にめっぽうよわく、二つへんじでりょうかいしました。

「明日から、よろしくたのむぜ、のぐち」

「あぁ、まかせておけ!」


次の日から、のぐちはさっそくやってくれました。

のぐちがやったことといえば、

とりあえず よこはまむらの だいたいのものに火をつけたり、いえをてっていてきにはかいしたり、やりたいほうだい。

これが・・・これがはんしん村のやり方なのか?


いいえ、そんなわけはありません。

どちらかというと つらいさんのやり方です。

よこはま村のめんめんは とりあえずのぐちを マシンガンふくろだたきでボッコボコにしたあと、頭をかかえました。



―よこはまむら集会場―

よしむらは いかりにまかせ さけびました。

「どうすんだよ!デブ!」


よしむらがおこるのも 無理はありません。じぶんの畑はもやされ、家ははかいされ。

あまつさえ、なぞのひげ男に かじばどろぼうされるしまつ。ふんだりけったりです。


おとこむらたはショックをうけました。

じぶんが村にいれたのぐちがどうとか言われたことより、おとうとぶんのよしむらに デブといわれたことに。


「だまってないで、なにか言えよデブ!うごけ、デブ!!」

よしむらのばせいは しだいにひーとあっぷ。

ここにはかけないような いやらしいことばのかずかずがおとこむらたに おそいかかります。


そしておとこむらたは、やけくそでさけびかえしました。

「こうなったら、はんしん村に うちいりじゃあああああああ!!!!!!」


それをきいて、ぜんいんがうなずきました。

「うおおおおおおおおおお!!」

たたかいにうえた男たちの、たましいのおたけび。


『もう、ザコとはいわせないぜ―。』

そう。よこはま村のめんめんの、心はひとつ!

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「まけてしまったものは しようがない。」

「かこはふりかえらず、今日を明日の かてにするんだ。」

アゴドリルうちかわと ばんちょうみうらは、みんなにそういいきかせました。


まさか、さいきんまた弱っているといううわさだった はんしん村にまで かんぷなきまでにボッコボコにされるとは・・・。




かねだけはあるし、今日はみんなで やきにくけっきしゅうかいをしよう。

だれかがそういうと、次々とみな やきにくにさんどうしはじめました。

負けたことなど、どこ吹く風です。


しかし、その日のやきにくは なにかがちがいました。

うまのにくがでたとか そういうことじゃなくて。

みんながやきにくをたべた瞬間、というか、やきにくといっしょにあった水をのんだ そのしゅんかんでした。


みなの目はあかくぎらつき、肩からとげがはえてきて にくたいはみるみる大きくなっていきました。

ふうぼうはまるでせいきまつ、ほとんどの人間が モヒカンになっていました。


おとこむらたは、いまいちど モヒカンたちにさけびました。

もはやだれがだれだかわかりません。

「もういちど、はんしん村にうちいりじゃああああああああああああ!!!!」

「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」



―はんしん村の入り口―

あかほしは、入り口ふきんで にっかのランニングをしていました。

はしることのだいすきなあかほしには かかすことのできない ライフワーク。


あかほしは、さわやかなあせをながしながら、あにきかねもとに くびをなぐられない時間をたのしんでいました。

しかし、なんということでしょう。

モヒカンのしゅうだんが はんしん村にやってくるではありませんか!


あかほしは モヒカンしゅうだんに ききました。

「おまえら なにもんだこのやろう!」

モヒカンはこたえます。

「よこはま村からきた。いくさをもうしこみたい。」


あかほしは こないだぼろ勝ちしたことで、ちょうしにのっていたので

「(おまえらザコは がんちゅうに)入ってねぇんだよこのやろうw」

と ニヤニヤしながら モヒカンをこづきました。



ゴシュ!

「ひでぶ!!」

あかほしは、ものすごいいきおいで ぶっとばされてしまいました。

モヒカン「おぉっとぉぉぉぉ!!じょうけんはんしゃで 殺(や)っちまったぜぇぇぇぇ!!」


なにごとかと家からでてきた はんしん村のめんめんは おどろきました。

「ヒャハハハハハ!さきにてをだしたのは そっちだからなぁぁぁぁ!!!」

「火をつけろおおおおおおおお!!矢をはなてええええええ!!」

「ヒャッハァーー!!おぶつはしょうどくだアアアアァァ!!」

「破壊ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(デストロオオオオオオオオオオオオオオオオイ!!」


まさに じごくえず。

あっというまに はんしん村は、ほぼかいめつてきなじょうたいになってしまいました。


よこはま村のめんめんに なにがおこったというのでしょう。

あっとうてきなせんりょくで はんしん村を やきつくしていきます。

とうとう、いきのこっているのは あにきかねもととつらいさんだけ。

ぜつぼうてきです。


「のこってるのはきさまらだけのようだなぁぁぁぁぁぁ!!!」

あにきかねもととつらいさんは、モヒカンたちにかこまれてしまっていました。


モヒカンたちは にやりと 下品なえがおをうかべながら にじりよります。

「ヒャッハァーーーーーー!!、いっせいにかかるぜ!せーの!!」


ちくしょう、やられる―。

あにきかねもとが そうかくごしたときでした。


「あにきかねもとばんざーい!!あにきかねもとばんざーい!!」

なんとモヒカンたちは、いっせいにあにきかねもとを どうあげしだしたのです!

「今日からここは、あにきかねもと王国だぜ!!!!ヒャッハァーーー!!」


これも、あにきかねもとの うつわのでかさがなせるわざなのか。

つらいさんも、きづけばいっしょにどうあげしていました。

ボロボロと、なみだをながしながら、どうあげしました。


しらぬあいだに、うたげのじゅんびがなされ、めんめんは 朝までさわぎました。

「ハァハァ!ばんざーい!ばんざーい!ハァハァ!あにきかねもとばんざーい!!」

「今日はやきにくだぁぁぁぁ―――……

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 チュン・・・

       チュンチュン・・・

ことり(たに)たちが 朝日をあびて、きもちよさそうにさえずるころ。

そこには、きもちよさそうにねむる つらいさんのすがたが。


「すげぇょ・・・ぁにきィ・・・おれを ぉよめさんに・・・して・・・フゴッ!

  ・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・。なんだ・・・ゆめか・・・・。」


つらいさんの情熱的な一日が、今日もまた始まる。


                    おしまい。


じかいよこく:

ジョニキ加入で よりいっそうつよくなると思われていたはんしん村!
しかし う○んこをかおにぬりたぐられたしもさんは いかりしんとう!
ジョニキはみとめない―。そんなかんがえが しんとうしだし、もやもやしたきもちのジョニキ!
うっぷんをはらそうと つりにでかけたジョニキのはいごに、にやりとわらう ダンカンのすがたが。

いったい、どうなってしまうんだ―。

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最終更新:2009年12月04日 19:32
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