山斬烈槍ランスブルグ
山斬烈槍ランスブルグとはエンドブレイカーの世界に存在する
都市国家のひとつ。
TRPG版及び小説エンドブレイカーの物語の中心地として登場している。
詳細な設定は公式ルールブック、公式上級ルールブック、Role & Roll vol72で記載されており、ここで述べられている内容は概要に過ぎない。詳細を知りたいときはそれらを参照のこと。
概 要
TRPG版及び小説版「エンドブレイカー」の冒険中心の地。
巨大な槍のモニュメントが中心にあるのが特徴。統治体制は磐石で、歓楽街や劇場といった娯楽が発達している一方で、身分により居住区画が完全に隔たれている為、一度失敗した者の再起は難しく、下層部は犯罪の温床となっている。ただ、第三階層と第二階層の行き来は比較的自由であるようだ。
都市国家の規模は
アクスヘイムとほぼ同規模の100万人都市だが、アクスヘイムでイメージされる縦に縦に伸びていくということはなく、階層は三階層まで。岩場を支えとしているため上へ延ばすことが困難らしく、特権階級の済む第一階層、第二階層はそのままで第三階層をどんどん横に広げていっている。
ちなみに槍の長さは約20kmほど。実世界なら地表からオゾン層まで到達する高さに相当する長さの槍が岩場を支えに地面に平行に突き出ている。
成り立ち
赤い旗を結んだナイトランスを持った女性騎士が建国したといわれている。
もともとはこの地にまばらに集落を作って住んでいたのだが、この女性騎士が山脈に住む凶獣を倒したことで周囲が安全になり、もともと住んでいた人たちで集まり国を興したのが始まり。
そのためこの国ではナイトランスが象徴となり大事にされている。
政 治
ランスブルグは王制封建制である。
王室以下貴族の序列が厳しく決まっており、その序列を巡って権力闘争が絶えない。表面的には各領主とも治安をしっかり守っており大きな問題は起こっていないようだ。
現在の王はレィエン3世。第一位の序列ゼフォール家の当主であり、代々世襲で受け継がれている。
確認されている貴族の家は以下のとおり。
- ゼフォール家
- ジョナ家
- ラザイエフ家
- グランダン家
- ラシェルトン家
- ユベーメル家
- ブラントルシュ家
- ラング家
- フラナガン家
街や村
■玉壁街
ランスブルグ最上階である第一階層の総称。王侯貴族が主に居を構えており、ここから領地を治めている。国内最古の星霊建築・王城や空中庭園“ヴァルキリーガーデン”がある。ここに来るには玉壁街に住むものの招待状などが必要。
■鉄壁街
ランスブルグ第二階層の総称。貴族や富裕層が住む。星霊学士協会本部や紋章院のあるアカデミック街やランスブルグ随一の繁華街“花の通り道”がある。槍のある岩場付近には放置区域がある。
- アカデミック街
鉄壁街にある星霊学士協会本部のある街。魔想紋章士になるための学院である紋章院もあり、ランスブルグの知識が集まっている。
- 花の通り道
鉄壁街にあるランスブルグ随一の歓楽街。劇団ローズランスなどの劇団もある。
■石壁の街
ランスブルグ最下層である第三階層の総称。ランスブルグは横に広がっているため最も広い階層。
中心ほど古い街で、上層と違い修復などせずに放置しているため放置区域と呼ばれる普通の人は住めない場所になっている。南部は鉱山が多く鍛冶が盛ん。
- ロシュト
第三階層にあるリルの住む放置区域に指定されている街。元はラシェルトン領の街だったが数年前に放置区域に指定され寂れてしまった。
- ラシェルトン領の街
正式名称不明。第三階層にある貴族ラシェルトンの治める街。明るい色合いの建物が多く、今なお新しい星霊建築の建物が建てられ発展している。
- エッテン自治区
鉄壁街から南の関所を下り第三階層の南にある自治区。
- フロアーナ
鉄壁街から東の関所を下り第三階層にある街。古い土地で現在は放置区域になっている。
地 理
大陸でも温暖な気候に位置し、一年を通して四季がある。
山の谷間にあるため暴風被害や降雪被害に見舞われることがあるが、おおむね住みやすい気候になっている。
文 化
- 騎乗槍試合
ナイトランスが象徴であるこの都市国家では、闘技場で馬上槍試合をすることが文化になっている。対人同士で戦うこともあれば、辺境から捕まえてきたモンスターを相手に試合を行うこともある。
- 紋章
馬上槍試合において選手が兜で顔を隠してしまうため、選手の識別のために発展した文化。
紋章学が発展する中で、紋章の中でも力のある紋章から魔力を引き出し奇跡を起こす能力を持つ“魔想紋章士”が独自のジョブとして登場している。
関連項目
最終更新:2011年03月07日 22:59