黒の塔奪還作戦

黒の塔奪還作戦とは、2013年2月25日に登場したマギラントにおける連動型決戦全体依頼。
クーデター派に占拠された黒の塔を、エンドブレイカーたちが奪還するため行動を起こした事柄。
呼称は全体シナリオ名から。

概要

勇者マギラントが後継者たる銀の塔主と共に帰還した。
それは本来ならば都市にとって喜ばしい報だっただろうが、エンドブレイカーには彼がマスカレイドであることが判明している。
その勇者マギラントは黒の塔でクーデターを起こしたマスカレイド勢力を支持しており、黒の領内で活動していた黒の塔主にも危機が迫っていた。
黒の塔主の領地遊説により、一部の騎士や領民から支持を得ることが出来たとはいえ、このままでは状況は悪化していく。
そこで黒の塔主ダークアイは、黒の塔および黒のマスターメイガス奪還を決めた。
彼女の起てた作戦は、好意的な領民達の協力を得て『ダークアイが偽勇者と共に潜んでいる場所』の偽の情報を流し、その隙に黒の塔主を含む少数精鋭の部隊で制圧するというものだ。
マスターメイガスさえ奪還してしまえば、クーデターを失敗させ、再び黒の塔主ダークアイが実権を握る事ができるはずだ。
エンドブレイカーたちは、各役割を決めこれに挑む。
果たして無事彼らは黒の塔を制圧し、マスターメイガスをダークアイの下に取り戻すことが出来るだろうか。

該当のシナリオ

黒の塔を奪還する全体シナリオとして登場した。
通常の全体シナリオと異なり各シナリオが他のシナリオの成否にかかわる自由度が高く難度の高いシナリオ群。
部隊数のわりにやらなければいけないことが比較的多く設定されており、選択肢によって内容がかわる。また、過不足で成否が変わる可能性がある。
各依頼は話し合いの中で部隊の役割を決めて依頼へ臨んだ。
全シナリオ難易度は「やや難」。全20シナリオ。



【1】守備部隊との戦闘
黒の塔を守る守備隊との戦闘を行った。敵は3つの部隊にわかれた全50機。
5部隊以上の戦力が無ければ勝利は難しくなるとされていた。
  • 中央
    『鉄壁』の守備隊長・アイデンの守る部隊。
  • 右翼
    なにも命令されなくとも隊長の意図通りに動くと言われるほど、高い連携力を持っている副隊長ロバート・ダイモンの部隊。
  • 左翼
    素行が悪くて冷遇されてた騎士たちの部隊。だが、『鉄壁』もそれは承知のはずという。

  • 守備部隊とあたった部隊
    • カタルシス・タクティクス
      中央『鉄壁』の守備隊長・アイデンが率いる20人の部隊を抑える。奮戦したものの、戦局の変化により数的不利に陥ったため後退した。
    • 黒暁
      序盤中央『鉄壁』の守備隊長・アイデンが率いる20人の部隊の牽制を行った。後半、崩れる敵左翼救援に動いた中央の部隊を追ってこれを撃破。その後中央に戻るものの「カタルシス・タクティクス」の部隊はすでに撤退しており、この部隊も激戦の末後退した。
    • 奪り還せ、力を!
      敵右翼『鉄壁』の右腕たる副長・ロバート・ダイモン率いる部隊と戦い膠着状態となる。しかし、敵左翼が半壊したことが契機となりエンドブレイカーが攻勢をかけこれを破った。
    • あげろ逆転の狼煙!
      右翼を膠着状態にすべく、牽制する役を担う。崩れた左翼を支えるため動いた中央アイデンに呼応し、一時攻勢に出た右翼ダイモンの部隊と交戦するも、ダイモンを討ち取るまでは成らなかった。
    • 疾風のごとく
      左翼へと攻撃をかけこれを破る。その勢いのまま、救援に来た中央の部隊と戦闘、これを押し返す。
    • シュヴァルツァ・シュトルツ
      左翼へと攻撃をかけこれを破る。その勢いのまま、救援に来た中央の部隊と戦闘、『鉄壁』の守備隊長・アイデンと戦う。その後、エンドブレイカー優勢となり、敗勢を悟ったアイデン、ダイモン両名は塔内へと撤退した。




【2】通気口からの潜入
正面から突入する友軍の状況を確認しながら、援護や偵察、後方からの撹乱を行う。
5部隊を超えると発見される可能性が上がってしまうとされていた。

  • Recapture The Tower Of Black
    偵察目的でダクト侵入、封鎖区域に向かっていたが、マウシャンというピュアリィに発見され戦闘になったため目的を果たすことはできなかった。
  • さあ、奴らをギャフンと言わせてやろうぜ
    奇襲・陽動目的でダクトへ。遭遇したマスカレイドを次々と撃破していったが、最後の最後で強敵と遭遇。壊滅状態になるものの、これを倒すことができた。
  • 勇者の虚言に偽りの報で
    塔の地下を目標に潜入。その奥深くにあったレッサーデモンの研究室でなんとマギラントのマスターメイガスを発見した。マスターメイガスは次々とレッサーデモンをマスカレイド化し吸収。これにより、黒の塔の兵器レッサーデモンはマギラントに奪われてしまった形となってしまった。


【3】本隊として行動
塔の内部の制圧を行う本隊。黒の塔主もここに同行する。
目的によって内容が大きく変化するとされていた。また、塔の内部の敵の多くは、マスカレイドである。
提示されている目的は以下の通り。

  • クーデター派のマスカレイドの撃破
    ダークアイの道を開くため露払い、敵マスカレイドの掃討を行った部隊。
    • 穿て、叛乱の塔
      塔内に後退した守備隊長『鉄壁』のアイデンと交戦。これを破るものの余力は残っておらず後退した。
    • トレスの協戦曲
      塔内の庭園にて、多数のマスカレイド植木獣を発見。これを打ち破りさらに奥へと進んでいった。
    • 反撃へのアインザッツ
      マスカレイドの騎士を蹴散らし奥へと進むと、強力なマスカレイドウォーマスターと遭遇した。これを破ったものの余力がなくなったため後退した。
    • 暁闇か宵闇か
      道を塞ぐウッドゴーレムと交戦、これを破り先へと進んだ。

  • クーデター派の悪事を示すような証拠の獲得
    クーデター派の悪事の証拠やマギラントとの繋がりなど情報を集めることを目的とした部隊。
    • ~Stolz~
      証拠を得るためバルタザールの部屋を目指し、そこを守っていたマスカレイド衛兵を撃破。バルタザールの部屋を家捜しした。発見したのは彼の「ダークアイ成長日記」と「レッサーデモン事件の真相」であった。残念ながら、クーデターやマギラントとの関係を示す証拠の発見には至らなかった。


  • 黒のマスターメイガスの奪還
    ダークアイを護り、マスターメイガスを取り戻す目的の部隊。
    • カウンターアサルト
      先行し、マスターメイガスの下へと向かう。そこに立ちふさがった、守備隊副隊長ロバート・ダイモンと戦闘となりこれを破る。
    • Assault! 反攻のオーバーチュア
      カウンターアサルト」の部隊の後を引き継ぎマスターメイガスのある場所へ先行する。そこに現れた黒と銀のマスカレイドメイガス。この部隊は黒のマスカレイドメイガスを引き受けこれを打ち破ったものの、メイガスの自爆に巻き込まれ「なお昏き道をゆき」の手を借り撤退した。
    • なお昏き道をゆき
      カウンターアサルト」の部隊の後を引き継ぎマスターメイガスのある場所へ先行する。そこに現れた黒と銀のマスカレイドメイガス。この部隊は銀のマスカレイドメイガスを引き受けこれを打ち破ったものの、メイガスの自爆に巻き込まれたため撤退した。
    • 漆黒の叙事詩
      黒の塔主護衛後衛を担う。前方のメイガスの爆発により、前衛の部隊が偵察中に3体のウォーマスターがダークアイ暗殺のため強襲。これを退ける。
    • その壁を穿て
      マスターメイガスの下に到着したものの、マスターメイガスはすでにマスカレイド化した後であった。しかし、そのマスカレイド化は完全ではなく、エンドブレイカーとダークアイの力によって棘を払い奪還に成功した。
    • 塔を真の塔主の手に
      マスターメイガスの下に到着したものの、マスターメイガスはすでにマスカレイド化した後であった。マスターメイガスを「その壁を穿て」の部隊に任せ、バルタザールたちと戦端を開く。デモンと融合し強力となったバルタザールには苦戦したが、なんとか倒すことに成功、彼は一瞬正気に戻りマスターメイガスの弱点を教えてくれた。その情報を元に「その壁を穿て」に加勢。マスターメイガスを取り戻した。
      しかし、バルタザールはマスターメイガスの弱点を伝えた後、再びマスカレイドとしての意識を取り戻し逃亡。さあ、奴らをギャフンと言わせてやろうぜの部隊と出会うことになる。



結果

エンドブレイカーたちは黒のマスターメイガスを奪取し、黒の塔主に黒の塔を掌握させる事に成功した。
クーデターの首魁であったバルタザールは戦場から逃亡したものの、逃亡先で出会ったエンドブレイカーに倒されている。
だが、黒の塔の者兵器、レッサーデモンはマスカレイドと化し勇者マギラントのマスターメイガスに取り込まれてしまった。
これがどういう意味を持つのか。
三塔戒律マギラントの命運は・・・。




登場人物

  • 黒の塔主ダークアイ
    闇の力」の研究に最も長けた現黒の塔の主。礼儀正しいが、愉悦に満ちた喋り方をする白髪の令嬢っぽい女性。クーデター派により塔を追われエンドブレイカーの勇士号に身を隠す。
    領地遊説を行い自分のやるべきことを見出して反撃の烽火をあげた。
  • バルタザール
    黒の塔主が「爺」と呼んでいた老人で塔主側近の一人。クーデター派の首魁とされているが、元々は優しい老人であった。
  • ヒートヘイズ
    魔術師風の少年で塔主側近の一人。クーデター派。ダークアイの計略により手勢を率いて外出中の模様。
  • 『鉄壁』アイデン
    黒の塔守備隊隊長。攻撃に転ずると必ず負けるというジンクスがあるようだが、粘り強い防御作戦では右に出る者はいないといわれる。
  • ロバート・ダイモン
    『鉄壁』の右腕たる守備隊副長。隊長の命令を聞かずとも彼の意図通りに動けるといわれている。




関連項目


黒の塔攻防戦
年月日:2010年03月11日
場所:黒の塔
結果:エンドブレイカーの勝利
交戦勢力 指揮官 戦力 損害
エンドブレイカー 黒の塔
クーデター派
ダークアイ バルタザーク
アイデン
161 不明 22 不明
最終更新:2013年03月13日 14:17