高くそびえるビルが立ちならぶ街を日中の太陽が眩しく照らし出していた。茶髪の白衣を着た男は道中のコンビニで購入したパンの袋を咥えながら、いつもの診察をするために保護センターへと車を向かわせていた。
人に自慢できることではないのだが、朝はかなり弱く寝坊してしまうことが多い。よくこれで獣医になれたものだと自分でも驚くことがある。

「今日は保護センターの検診か。」

 親が動物医学の権威なのもあってか俺は、動物病院の主治医の仕事だけではなく、俺は希少種や絶滅危惧種の検診なども依頼されることが多いのだ。
 もちろん親の七光りだけで出来たわけではない。自分でもかなり勉強をしたし、教授の地位も実力で勝ち取ったものだ。
いつものように保護センターの監視ゲートで警備員にIDカードを見せると、車を白い大きな建物の入り口に車を止めて降りる。

「先生、お待ちしておりましたよ。」

 保護されている動物が収容されている部屋に入ると少し小太りの所長が笑顔で俺を出迎えた。人は良いのだが、間食が多いためか少し太り気味なのが惜しまれる。

「実は先日フェネックが保護されましてね。」
「フェネック?」

 フェネックというのはアフリカに住んでいるキツネの仲間だ。狐によく似ていて体毛も茶色いが耳が狐に比べて大きい。
絶滅危惧種でもあり輸入も禁止されている。所長の話では、近辺の山に居たのを保護されたらしい。
 フェネックは本来大人しい動物なのだが、収容されたフェネックはかなり凶暴な性格で手が付けられないほどの暴れん坊らしい。
違法業者から買った飼い主が手に余って捨てたのか、それとも違法業者の手にすら余る暴れん坊だったのか・・・。
 どれほどの暴れん坊なのか確かめるべく、保護した動物を収容してある部屋に行き、暴れん坊の様子を見に行くことにした。
ケージの中を覗き込むと、暴れん坊のフェネックは話とは違い、静かなものだった。
暴れん坊どころか、ケージの中でフェネックは隅っこで丸くなってじっとしている。眠っているのだろうか?

「大人しい良い子じゃないか、ほらおいでおいで。」

 ケージの奥に居るフェネックに舌打ちしながら手招きをしてみると、こちらの声に反応したのだろうか?フェネックは一瞬こちらの様子を伺うと、そっぽを向いて丸くなってしまった。
・・・元気がないのだろうか?
 ケージを開け、フェネックに手を伸ばしてみる。特に抵抗する様子も無かったのでケージから出し、診察台に乗せて診察することにした。
外から見る限りでは外傷などはない。

「所長が嘘を言うとは思えない、もしかしたら何かの病気にかかって衰弱しているのかもしれない。…俺の研究室で検査してみるか、しばらく預かるとするよ。」

 さっきは暴れていたのに今は暴れないということは、もしかしたら何かの伝染病にかかっているのかも知れない。検査をするために数日間の間、俺の研究室であずかることにした。


 俺はフェネックを入れたケージを車の後ろに乗せると大学にある自分の研究室へと向かうことにした。
 大学に居る間にその実力を認められ卒業後すぐに教授になって以来、大学と家が100キロ以上離れてることもあって、めんどくさがりやな俺はまともに家に帰ったことがない。それゆえに俺の研究室にはベッドや冷蔵庫、
 クローゼットが置いてある。もともと田舎から出てきて一人暮らしをしていたのであまり大学に居るのも自宅に居るのも変わりないのもある。
 研究室に戻るとフェネックを研究室の隣にある検体用の檻のある部屋に移してから、俺は遅い夕食をとることにした。
 夕食といっても買出しておいたカップヌードルしかないが。カップヌードルは時間が無いときには非常に便利なのだ。
 バランス栄養食もいいと思った時期はあるが、どうもあまり腹持ちがよくないので不健康ではあるがカップヌードルで済ませることが多い。
 とりあえず食べ終わったらフェネックの血液でも検査してみるか。そんなことを考えながら麺を啜っているとと隣の部屋で大きな物音が聞こえた。
・・・隣の部屋で何か倒れたのだろうか?

「誰がこんなことを・・・」

 隣の部屋は自分が思っていたより想像がつかないほど、凄いことになっていた。今日預かってきたフェネックが入ってあるケージの扉が爆発物で吹き飛ばされたような感じで吹き飛ばされていたのである。
 鉄製の檻はグチャグチャになってはいるが、爆発というより内部からまるで車がぶつかったような強い衝撃で破壊されたような感じに破壊されていた。
 中に居たフェネックの姿どころか血液すらケースの周辺には見当たらない。・・・誘拐犯の仕業か?

「こんばんわ、ドクター?」

 フェネックを探す俺のすぐ後ろから声がかけられる。振り向こうとした瞬間首に重い一撃が走り、俺の意識は深い闇へと沈んでいった。



 首に鈍痛を感じながらも俺は目を覚ますと、身体が動かなくなっていた。実際には大型の動物診察台に仰向けに大の字になるように縛り付けられているために動かないのだが。
 この診療台は大型動物を診療することが多いため机の端に拘束具が備えてある。それを使って拘束されたらしい。

「お目覚めのようね。」

 状況がいまいち把握できていないの頭上から声が聞こえる、見上げるとそこには目の中には茶色い大きな犬のような耳を生やしていて、腰まで伸びている茶髪の長い髪の少女が立っていた。
 年は14,5才ぐらいだろうか・・・?未発達な胸とまだ恥毛すら生えていない秘部が少女であることを語っていた。

「・・・君は誰だ?これは映画の撮影か何かか?」

 まさかAVの撮影ということはないだろうが、きっと学生のいたずらか何かだろう。
 全く最近の子供は羞恥心というものがないのだろうか、男に裸体を平然と晒すなんて。もしかしたらこの少女は露出の趣味でもあるのかもしれない。


「あなたは黙ってなさい」

 状況を理解しようと考えている俺の首筋に長く鋭い爪が押し付けられる。少女の腕は茶色い動物の体毛のようなもので指先まで包み込まれていた。
 特撮用の小道具か?にしてもよく出来ている。まるで元から生えていたかのようにちゃんと生え揃っている。

「おい、ふざけるのもいい加減にしろ、警察を呼ぶぞ!」

 こんな馬鹿なおふざけに付き合っている暇はない。フェネックを早く見つけないと色々と厄介だ。
 少女は暴れる俺に腹を立てたのか、ハンマーで叩いてもびくともしない強化プラスチックの診察台に爪を振り下ろす。
 爪はまるで発泡スチロールに突き刺すかのように、少女の爪が深く突き刺さる。

「死にたくなかったら黙ってなさい。」

 この少女は、逆らえば俺を本気で殺すつもりだ。少女は診察台から爪を引き抜くと、腹部から股間にかけてなぞるように爪を這わせると爪先でズボンの上から少女の裸体を見て膨らみかけた股間をこねくりまわしてくる。

「ぅ、っく・・・。」

 見た目からは想像もつかない指使いに思わず声が出てしまう。
 少女はそんな事を気にも留める様子もなく、顔を股間に近づけるとズボンを突き破らんばかりに、テントを張っている股間を
舐め取るように舌を這わせてくる。ズボン越しとはいえ少女の柔らかい舌が俺の肉棒を刺激する感触がたまらない。

「もう我慢できない・・・」


 少女は極度の興奮状態にあるのか頬を紅潮させ、肉棒を避ける様にズボンと下着の生地を噛むと、少女の力とは思えぬ力で一気に凄い勢いで引き裂いた。
 ズボンと一緒に下着が引き裂かれると、限界までそそり立った肉棒はそのわずかな隙間から逃げ出すように一気に顔をのぞかせる。
 少女は俺の上に跨ると肉棒の先の亀頭を自分の媚肉へとあてがった。少女の裸身は蛍光灯の明かりで、より白く淫らに照らしだされていた。
 俺はこの少女に殺されるかも知れないというのに、少女の魅力に取り付かれていた。

「綺麗だ・・・。」

 熱く火照り天高くそそり立つ肉棒が、少女の濡れた膣肉へとゆっくり飲み込まれていき、膣の奥へと肉棒がのみ込まれるたびに少女は喘ぎ声を漏らす。
自由を奪われたまま少女に上に跨がられた状態で、少女はピストンのような動きで腰を上下させると、少女の膣肉の中へと肉棒を飲み込んだり出したりを繰り返す。

「んぁっ、あなたのおちんちん・・・すごくきもちいいっ・・・・・・!」

 少女の膣肉はしっかりと肉棒を包み込むようにからみついてくる。更なる刺激を求め、少女は片手の指で乳首をつまむと乳首を転がすようにいじりだした。
まとわりついてくるような粘液と膣肉が肉棒に絡みついて、女日照りの俺にはとてもじゃない耐え難い快楽だった。
俺の肉棒は徐々に射精へと近づき、亀頭を膨張させる。

「だめだっ・・・でる・・・!」

ビクビクと肉柱は少女の膣内で痙攣する少女の中に欲望の全てを解き放った。

「ふうっぅ?!中にっ・・・なかに熱いのがいっぱいっ・・・っんぅ!!」

 少女も達したのか、ビクビクと全身を痙攣させるのと同時に、肉棒を強く締め付けてくる。射精したばかりの亀頭に耐え難い刺激が走
り、刺激に耐えようとするがどんどん絞めあげてくる膣肉へと二度目の精を放ってしまった。
 少女は二度の射精を受けて身体から力が抜けたのか、膣に肉棒を咥えた状態で少女は上にのし掛かる様に身体が重なる。

「なぁ、お前一体何なんだ?」

 身体の上で寝そべる少女の髪から、犬や狼のような獣がもつ独特の野生の香りが漂ってくる。
普段ならあまりいい匂いとは言えないが、欲望の炎が燃え盛っている俺にとっては情熱的で淫靡な匂いに感じられて俺の理性をどんどん蝕んでいく。
 少女は顔をあげると俺の言葉を遮るように唇に唇を重ねて舌を絡ませてくる。
 口内にチリチリと燃え上がる微熱を残したまま少女は早々と唇を離し、上体を起すと少女は潤んだ瞳でこちらを見つめにっこり微笑むとこう言った。

「・・・もう一度行くわよ?」

俺の顔に息のかかる距離で少女が甘い声で囁く。その少女の甘い誘惑は、二度目の射精を迎え赤くパンパンに腫れた亀頭にとっては死の宣告でもあり、更なる快楽への誘いの言葉に聞こえた。
少女との夜の営みが終わったのは、それから2時間後のことであった。

≪とりあえず終≫