くっ…、獣人部隊の援軍はまだか…。

現在、大陸における僕たち日本軍と、その敵である<中央の大国>との戦闘を最前線である某大都市で繰り広げていた。

もともと極端な質と量との戦いであり、僕たちの軍の装備はともかく、
<大国>の装備は兵士の人数のわりに装備は行き届いていないらしく、
2人に1人が銃を持っている程度であることがほとんどだったので、
この戦闘は我々日本軍が勝つのだと思われていたが…、ピンチである。

僕の名は「織世 浩二」(おりぜ こうじ)
僕らの部隊は無人兵器を扱う特殊戦闘部隊。通称NWSである。
要はちょっと離れた所から最大1キロ離れた場所から本物の人間の敵をFPSというゲームのジャンルのように殺す。 比較的安全な部隊だ。安全なはずだったんだけど…。

今回の戦闘は違っていた。衝突した敵の軍隊は、今までと違って装備も兵士としての錬度も充実していたので、油断していた僕たちの部隊は無人兵器を次々と破壊され、危機に陥っていた。

この戦場で今展開している戦力は全体的に劣勢。

この戦場に展開する部隊を束ねる司令官は援軍を要請。僕らは後退しながら、味方が到着するのを待った…。

十数分後、
必死に逃げてきたのだけど、敵の大部隊に追いつかれた。
元々直接戦闘するタイプではない僕らの部隊は生身としての装備は携帯できる護身用の拳銃やナイフくらいであり(重い物を装備していると兵器の操作に集中しづらいため)、また直接戦闘することにも慣れていない為、戦うことは諦めていた。
敵兵達の銃口が僕らに向けられる。死を覚悟したその時。

ヒュン! ヒュンヒュン 
ブスッ ブス ブス!
風を切る音が聞こえた直後、銃を向けていた3人の敵兵の頭に矢が刺さった。

ドタッ ドサドサ
矢を刺された敵兵達は糸が切れた操り人形のように次々と倒れていく。
僕は矢の飛んできた方向に見た。

白い服を着たセミショートの金髪、小麦色の肌、そしてポツポツと黒い模様が付いた尻尾を生やした女の人が、洋弓銃を構えながら建物の上に立っていた。
(獣人兵士か!?)
ヒュンヒュンヒュン
続けて撃つ。倒れていく敵兵達。

更に二人、獣人兵が増えた。
一人は大柄でガッシリとした体格でショートヘアの女性。何もグローブを身に着けており、
一人は小柄で体が細めのロングヘアの女の子で 鉄の棒を持っていた。
後に来た二人とも髪型と体格は違っているけど。
金髪、細長い尻尾、小麦色の肌、白い服は最初の洋弓銃の女性に似ていた。

有り得ないことが起こっていた。敵が彼女らに向けて機関銃を撃つ際、
二人とも空中を<跳ねる>ように避けていたのだ…!鞭のような音を発しながら。
まるで、空中に透明の踏み台があるかのように…。

後に来た二人は瞬間移動とも取れる素早さで敵部隊に接近し、文字通り「あっ」と言う間に懐に入った。

ガッシリとした女性は空手のように鉄板を貼り付けたグローブで敵兵を殴り殺し、
体が細めの女の子は持っていた自分の背よりもある長い鉄の棒で敵兵をなぎ倒す。
最初に出てきた洋弓銃を持った女性もその二人の援護射撃を行った。

3人の獣人兵士が現れて数分後、僕たちを追っていた敵部隊は全滅した。
僕の部隊はその3人に助けられ、生き残った。

ヒュウウウウン。 ズドドドドドドォォォン
隼獣人兵士達の飛行部隊が僕らの真上を通り抜け、先の敵部隊へ飛び、爆撃音が鳴った。
鳥型獣人用パワードスーツに取り付けられていたロケット弾を一斉発射させ、敵の密集している場所を火の海にして、飛んできた方向へ戻っていく。

3人が僕らの方に向かってくる。
僕らもお礼を言うために彼女らに近づいた。

洋弓銃を持った女性が前に出た。
「どうやら間に合ったようだね。」
「はい! ありがとうございます!」
一番前にいた僕はお礼を言い、深くお辞儀をした。
頭を上げ、洋弓銃の女性の顔を見た。

……綺麗…。

彼女の顔を見た瞬間。そう、思った。
見たまま、しばらく見惚れていた。
気がつくと、僕と洋弓銃の女性は見つめ合っていた。
僕と女性は慌てて目を逸らす。

「ねねっ! 結子ちゃん夢子ちゃん」
「「何? 陽子姉さん。」」
コソコソコソコソコソコソ。
3人が集まり、こそこそと話をしていた。
「へぇ この子が。」
ニヤニヤと大柄の女性と小柄の女の子が僕を見る。
洋弓銃の女性が後ろで顔を紅くさせてモジモジとしていた。
「君、ちょっと私達と一緒に来てくれないかな?」
「え、いや あの…」
大柄の女性(結子さんという名前だったか)の言葉を返す余裕も無く、
「じゃ、いくよ!」
「わわっ!!」
結子さんにいきなり抱き抱えられた。僕の体が彼女の肩に担がれる。

NWS部隊を残したまま、
僕だけ、何処かへ連れていかれた…。

「君、名前は?」
「織世 浩二って言います。仲間内からは『オリゼー』って呼ばれます。」
移動中4人で自己紹介をした。
3姉妹らしく、3人の名前はそれぞれ上から。
「地衣太 陽子(ちいた ようこ)」 洋弓銃を操る眼鏡をかけた知的そうな弓使い。
「地衣太 結子(ちいた ゆうこ)」 大柄で鉄板グローブを身に着けた空手の使い手。
「地衣太 夢子(ちいた ゆめこ)」 小柄で可愛らしいけど大きな鉄棒を振るう。棒術使い。

苗字のあて名だけに陸上最速であるチーター型の獣人らしい。






「うう… くぅ う…!」
「コウジ君…、コウジ君…!」

ゆっくり押し倒され裸にさせられて、
跨れて、性器を飲み込まれて、
僕は…、陽子さん(長女のチーター型獣人)に心と体を犯されていた。

敵と交戦していた都市から離れ、地衣太部隊(とは言ってもこの3姉妹だけ)の車に乗せられ、連れていかれる。
着いた場所は僕ら日本軍の基地で、彼女らの部屋へ陽子さんに連れられ押し倒された。

そして今に至る。

グチュ、ズチュ
軽くキスされただけで硬くなってしまった肉棒を既に蜜でまみれた女性器に飲み込まれた時、
初めて女性に入る膣内の粘膜の感触とその締め付けを感じながらも
僕を強姦する初めての相手を見た。
その顔は辛そうな表情を浮かべたまま動かなくて少し心配していたけど、
すぐに艶を帯びた表情に戻って腰を揺らし、僕を犯し始めた。
最初はぎこちない上下運動だったけど、僕の肉棒を色々な面を確かめるように、
色々な<軸>で腰を動かされ、擦れ合わされていた。

ビリビリと刺激が体中を通る。
僕の精神(こころ)に反して、種を残す行為に脳と体が歓んでいるのだ。

「陽子さんッ… 陽子さんッ……!」
気持ちいいけど…、その倍感じる苦しみで声を震わせながら、
陽子さんに助けを求めた。 
僕を犯しているのは彼女自身だというのに…。

陽子さんは快感と苦しみを訴える僕に対して、腰を速める。
彼女のしなやかな両脚が僕の両脚に絡みつくように締め付ける。
膣内の天井で僕の先端を押し付け吸い付いて、
まわりの弾力のある肉壁で僕の側面を締め付けながら中で舐めしゃぶり、扱き、嬲った。
快楽の拷問で苦しむ僕に止めを刺すように…。

「コウジ君、膣内(なか)で出して… 射精(だ)して…!」
「ぅぁぁ…」
そういって陽子さんが僕をきつく抱き締めた。
陽子さんのわりと大きめの乳房と、その中心にある乳首が僕の胸に当たり擦れる。
そして僕は呻き声を上げた直後、

ブビュゥウ ビュゥウ
肉棒から精液を噴き出させていた。
「ぁぁあ! ムグッ、…」
呻き声から断末魔のような喘ぎ声に変わろうとしたその瞬間、
口を陽子さんの唇で塞がれた。
「~~~~~~~~~!!」
「……!!  ………」
 ビュ クンビュクン
膣内での射精で、苦しみのような快楽に耐え切れず肉棒とともに僕の体は暴れた。
精液を吐き出し続けながら、彼女の口内で喘ぎ声を上げる。
その悲鳴を口で塞いで受け止めていた彼女は両腕両脚で暴れる僕を受け止めるように体全身を抱きしめた。

彼女の膣肉が精を吐いている肉棒の根元から奥に締め上げ、
その奥の唇で精を吸い奥の部屋へと飲み込んでいく。
ドクッ ドク

僕の太腿に絡み付いていた陽子さんの両脚が僕の精をより多く飲み込もうと
さらに締め付け僕の肉棒を終点へ押し付けさせて行く。
ドクン ドク ン

今起こっている状態に慣れ始めた僕は彼女の中に入った肉棒の感覚と、
その奥で美しい女性に種付けていくのを、目を閉じて感じていた。

射精が収まり始めたけどまだ陽子さんの膣内で肉棒を痙攣させていた。
「コウジ君 ごめんね…、 ごめん…。」
唇を離し、繋がったまま僕を深く抱きしめながら泣きそうな小さな声で謝る陽子さん。
謝ってはいたけど、僕を抱きしめるその両腕を離さなかった。
「コウジ君…、好き…。大好き……。」
『好き』という言葉を洗脳のように耳元で囁く陽子さん。
僕自身、射精後の脱力感の中、
密着する柔らかい女性の肌と優しい声に頭を蝕まれ、
いつの間にか自分の両腕で彼女の小麦色の体に抱き返していた。
<性的な意味では無く、本当にひとつになってしまいたい>と思っていた。

繋がり深く抱き合ったまま、疲れて眠ってしまった。

次の日
朝起きて、どうしてこのようなことをしたのかと陽子さんに聞いた。
陽子さんは下腹部を優しくさすりながら答えてくれた。

陽子さん 結子さん 夢子ちゃんの3姉妹の母が元々チーター型獣人の量産母体だったが、
量産型であるその子供を多く産む前に、
潜入していた大国の工作員に暗殺されてしまった事。
3人では少なすぎるので姉妹の中の誰かが量産母体になる事だった。

誰がなって 誰を相手として選ぶかは自由だったが、
3人の中で陽子さんが偶然助けた一目惚れで僕を選び、
3人で僕を連れて帰ったという。

話が終わると彼女に抱きしめられ、プロポーズされた。
僕は抱き返しその言葉に「はい」と返事をした。
昨日彼女の中で精を放った瞬間、
自分はもう彼女のものになったのだと思っていたから。

獣人には、日本の内での法律だけどもう人権も与えられるようになっている。
結婚も出来るし、日本人なのでいつか参政権も得るようになる。
子供が出来るのが先になるだろうけど、
戦争が終わったら結婚しようと誓った。

そして一ヵ月後、何ツ子になるかまだわからないけど陽子さんは僕の子供を妊娠することになる。

追伸。
獣人兵科の地衣太部隊の『家』で僕と陽子さん達3姉妹の4人で暮らしている。
(3姉妹の他に僕が住むようになっただけなのだけど)
が、最近気になる事がある 次女結子さんと三女夢子ちゃんの僕を見る目が妖しいのだ…。

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最終更新:2009年05月14日 01:35