今日、何気に道を歩いていると野良猫がいきなり跳び付いて来た。
正確には俺でなく俺の持つビニール袋に、だが。

猫が跳び付くのも無理は無い。確かにその袋にはフライドチキンが入っていた。

30分ほど前、昼食として俺が食うまでは、だが 。

余程空腹だったのだろうか。突然の事で驚き、硬直した俺の前で猫は袋を貪り始めた。
確かに袋にはフライドチキンの匂いや油は付いてただろうが、その肝心の中身は無いのだ。
…………間抜けにも程がある。

暫くの間、俺はその間抜けな猫の様子を微笑ましく眺めていたが、
その時は見たいテレビもあった事もあり、未だに袋を貪る猫を放置して帰ったのだった。


「起きなさい!」

夜、自宅のアパートで寝ている所を何者かに突然叩き起された………こんな時間に誰だ?
寝起きでボンヤリとしつつ目を開けて見ると、其処には猫耳と猫尻尾を付けたコスプレ少女の姿があった。

…………これは夢か。

非日常的な物を見た俺は、直ぐに脳内で結論を下し、再び布団に横になる。
明日は朝早くから仕事があるのだ、変な夢で貴重な睡眠時間を割く余裕なぞ無い。

「起きなさいったら起きなさいっ!」

夢が蹴るな、つか本気で痛い、止めてくれ。
最近の悪夢はかなりリアルな様だ、まさか痛覚まで感じ………あれ?

「やっと起きた」
「…………」

夢とは違う違和感に気付き、起きあがった俺の視線の先には先程のコスプレ少女の姿。
どうやら、夢とは違う様だが………これは一体?

「今日はね、貴方に復讐に来たの」
「はぁ………?」
「『はぁ』じゃない!、貴方は昼頃、この私をよくも騙してくれたわね?」

俺に詰め寄りつつ、意味不明な事を尋問してくるコスプレ少女。
最近のコスプレ少女は不法侵入だけでは無く説教強盗まで行うのだろうか?

「忘れたとは言わないわよ、よくも腹を空かせた私に中身が空のビニール袋を寄越してくれたわね!
おかげでビニールで喉を詰まらせかけるし、その様子を見ていた仲間に笑われるし大恥よ!」

む?………空のビニール袋?そんな物、何時こんなコスプレ少女にあげたのだろうか?憶えがない。

「美味しそうなチキンの匂いがしたから私もてっきり騙されちゃったわよ!
この肩透かしされた悔しさと大恥かいた恨み、晴らさずにおくべき物ですか!」

えっと………まさかとは思うが………

「お前さん、それって逆恨みじゃあ………」
「うぐっ……そ、そんな訳ないわよ!中身を食い終わったのだったらさっさと捨てれば良かったのに
捨てずに後生大事に持ってる貴方が悪いのよ!」
「………………」

呆れて言葉が出ない、ここまで見事な逆恨みを買うのは初めてだ。
多分、俺の目の前にいるコスプレ少女は昼頃、空のビニール袋に跳びついた間抜けな猫なのだろう。
さり気に尻尾が二股に分かれている所から猫又、なのだろうか?

「と、取り敢えず!復讐を始めさせてもらうわ!答えは聞かないわよ!」

一方的に言った後、コスプレ少女、もとい猫少女は俺の上に乗っかる。
慌てて振り払おうとするが、如何言うわけか体が動かない………何故だ?

「フッフッフ、身体が動かないのが不思議そうな顔ね?
貴方と目を合わせた時にさり気無く妖術を掛けておいたの、抵抗も逃亡もされない様にね!」

俺の心の疑問に答える様に、猫少女は金色の双眸を光らせて勝ち誇ったかの様に言う。
むぅ…………これは参った、このままでは何されるか分かったものじゃない。

「さて、復讐を開始するわよ………あむ………ちゅば」
「えっと、何を始めているのでしょうか、それが………復讐なのですか?」
「ふふはいっ!(うるさい!)あなひゃはおほなひふはれふはははひはへへはいいほ!(貴方は大人しくされるがままになれば良いの!)」
「………分かった、だから俺の一物を咥えたまま喋らないでくれ」

………なんとなく、そう、なんとなく理由は分かった
このスレのセオリー通りの復讐方法だ、まあ、ある意味ご褒美な気もするが、ここでは言わないで置く。
それにしてもフェラチオと言うのはかなり気持ちが良い、状況が状況でなければもっと良かったのだが
「ちゅ……良い感じの大きさになったわね、じゃ、早速」

そして一物の上に跨り、既に濡れ始めた毛の無い秘所に一物をくちりと宛がう猫少女。
その行為を止めようにも妖術とやらの所為で俺は動けない………まあ、体が動いたとしても止める気も無いが

「んっ……はうぅぅんっ!入ったぁぁ!!」

猫少女は小さく息を吐くと一気に腰を下ろし一物を秘所の中へと飲み込ませ、その快感で身体を振るわせる
中はとても暖かく、そしてかなり気持ち良い、女の中ってこんな素晴らしい物だったのか
にしても、こんな流れで操を奪われるとは思ってもなかった。

「あっ、はっ、ひぃうん、結構イイわ!」

ずちゅずちゅと卑猥な音を立てて激しく腰を上下させ、嬌声を上げる猫少女。
いかん………これは気持ちよすぎる、すぐに達して………

「ちょ、ちょっと早過ぎっ、あふうっ!!」

猫少女が止め様とするより早く、俺は達してしまい一物から欲望を爆発させる
ドクドクと音が出る勢いで胎内に白濁を流し込む感触、これは自慰では味わえない物がある。

「もうっ!貴方はもう少し耐えられないの!?……まあ良いわ、どうせ一滴も出なくなるまで犯す訳だし」

え?一滴も出なくなるまでって………それって朝まで犯すって事じゃないか?俺、朝早いのに!?
ようやく復讐の真意に俺は気付いたが、動かない体で止められる筈もなく
再び腰を動かし始めた猫少女の喘ぐ姿を眺めるだけしか出来なかった。

結局、朝、気が付いた時には起きるべき時間を大きく過ぎた時刻であり。(無論、猫少女は既に居なかった)
おまけに散々抜かされ続けた所為で腰に力が入らず、上司に怒られまくる悲惨な1日となったのだった。


            *  *  *


「パパー、だっこー」
「遊んでパパー」
「………………」

あれから何年か経って、俺は改めて復讐の本当の真意を知った。
猫耳幼女二人を連れていきなり訪ねて来た猫少女に、「これは貴方の子よ、私含めて世話して頂戴!」と押し掛けられたのだ。
以来、なし崩しに家に居つかれてしまい、今に至っている。

「本当に貴方は良いパパね」

………それは嫌味か?
俺がそう思ってしまうにも訳がある。
何故、娘の姉の方はだっこと言いながら裸で抱き付いて来るのだろうか?
何故、娘の妹の方は遊んでと言いながら俺の一物を弄っているのだろうか?
そして何故、今は妻(認めたく無いが)の猫少女も娘達と一緒に俺を襲っているのだろうか?
そう考えている間に俺はあっさりと達してしまった。

「あっ、せーえきが出たぁ!うん、にがいけどオイシイ」
「あーっ!ずるいよっ、お姉ちゃん!私が舐めて出させたんだよっ!」
「ほらほら、二人とも喧嘩しない、二人で仲良く分け合うのよ」
「「はーい」」

如何考えても普通では有り得ないモノで喧嘩する姉妹を宥める母親の光景を見て思った

………何でこうなったのだろうか?

「じゃあ、みんなで仲良くやっちゃいましょうか!」
「「さんせーい」」

しかし、俺の思考を余所にして、親子の性的なスキンシップは続いてゆく………

―――――――――――――――終われ――――――――――――――――――