八月も終わり、季節及び世間は夏から秋に変わろうとしている。
 とは言っても、俺の仕事は季節などあまり関係はない。
 あるとしたら、季節物の話を執筆する程度であり、俺の生活はなんら変わることはないのだ。
「おふぁよー」
 獣人と言う種族が発見されてからかなり経った。
 とは言っても、公式に発表される前、それこそ人と大昔からずっと共存してきていた種族だったとか。
 まぁ、俺も公式発表前に妻と子供作った、いや妻に作らされて、その数年後には籍は入れてないけど結婚もした。
 あまり笑わないと言うか、無表情だった妻。
 もうこの世にはいないけど、今も脳裏に鮮明に無表情ながら時々微笑む妻の姿が浮かぶ。
 それに、たった今眠そうに欠伸をし目を擦りながら、危なっかしい足取りでリビングに来た、十二歳になる娘の色葉(いろは)は、昔の妻によく似ているから、見る度に思い出す。
 そして色葉にも妻と同じ狐の耳、そして一本少ない二本の狐の尻尾が生えている。
「遅い、今何時だと思ってる?」
「いーじゃーん……まだ間に合うもーん」
 時計を見ると八時十分前。
 色葉の小学校まで歩いて二十五、六分くらいだから、急いで朝飯食べれば確かに間に合う時間だった。
「お前なぁ………大体、もうちょっと早く寝なさい、夜何やってんだ?」
「そんなのあたしのプライベートだもん。乙女のひみつ~」
 朝のせいか、少しのんびり口調で牛乳飲みながら色葉が言う。
 そう言われると逆に気になってしまうが、変に追求して「パパ嫌い」なんて言われた日には俺はもう立ち直れそうにない。
 やっぱり可愛い娘だし、年頃の女の子の割りに父親を毛嫌いせず、いつまでも俺に甘えてくるし、正直嫌われるのだけは勘弁だ。
 とはいえ、甘やかすだけでは教育に悪いので、今日は強気でいくことにした。
 そもそも、色葉に話さなければならない事があったし。
 俺は朝食のパンの最後の欠片を口に入れ、色葉に手渡された牛乳を飲んだ。
「……色葉、ちょっと聞きたいことがあるんだが」
「っ! な、なぁに?」
「これを見なさい」
 そして、俺は色葉に見えないように隣の椅子に置いておいたある物を手に持つ。
 色葉も俺が何を言うか察したらしく二本の尻尾を逆立てつつ、この場をサッサと抜けようとより急いで朝食を食べている。
 だが、そんなのは無駄な抵抗に過ぎないのだ。
「色葉、俺は言ったよな? 携帯料金、一万超えたら没収するって」
「……」
「さて、今月幾らだ? 見てみるか? ん?」
「……き、昨日ね! 担任の先生が変わったんだ! あたしと同じ狐で緋色先生ってすっごい美人で……」
「誤魔化すな」
 焦っているのがバレバレの色葉は何とかこの話題から抜け出そうとしたが、俺の一言で再び黙り込んだ
 色葉は居心地が悪そうに俺と視線を合わせようとせず、朝食をとっていた手も止め、室内にはただ沈黙が流れている。
 俺の手には一枚の紙、そう、色葉に買ってやった携帯の今月の料金が書かれている物。
 昨日家に送られてきて、見てみたら驚いた。
 色葉に携帯買ってやる際に約束した一万と言う料金制限を遥かに上回っていたのだ。
 しかも、色葉の様子を見るに家に通知が届けられる以前にこの事は自覚していたと思われた。
「とりあえず、携帯出しなさい」
「……」
 一応強めの口調で言ってみたものの、色葉は携帯を取り出さない。
 こうなる事は分かってはいたんだけど。
「ら、来月気をつけるから」
「……」
「あの、今回は見逃してパパ……携帯無いと死んじゃうよぉ」
 少しの沈黙の後、色葉は甘えた口調で俺に言う。
 真紅の瞳を潤ませて今にも泣きそう……だが、これは多分嘘泣きだろう。
 やがて色葉は残りのパンを食べ、素早く俺の背後に回り、後ろから抱き着いてきた。
 柔らかい感触が俺の背中に伝わった。
 そして耳元でやっぱり泣きそうな声で「お願い」と強請り続ける。
 背中から感じる柔らかい感触は、何度俺の理性的なものを破壊しかけただろうか。
 色葉は十二歳と言う年齢の割には、異常なスピードで成長していった。
 長い手足、すっと伸びた背筋に白い長髪。
 最近また胸のカップが増えたとか言って、新しいブラジャーを要求してきたから出ているところも出ている。
 もう外見年齢は実年齢、及び妻の背丈をとうに追い抜いているだろう……おかしい、妻は童顔で幼く見えたのに。
 街に行くとよく女子高生だか女子大生だかに間違われ、中学生高校生は勿論の事、大学生や社会人にもナンパされるとか。
 学校でも男子からの悪戯にあっているようだが、その度に股間を思いっきり蹴ったり踏むらしい……している事はしていらっしゃるようだ。
 そんな娘に抱きつかれると、二人きりの時は全然いけるのだが、街中でされると色々と誤解される。
 今俺がされている事も、親子と言う関係が無ければ思いっきり誘われてるのに近いし。
 だけどまぁ、毎日毎日そんな事されて、俺はもう慣れてしまっているけど。
「離れなさい」
「やだ、許してくれるまで……」
 俺の言葉を無視して更に密着する色葉のでこに、俺はでこぴんを一発食らわせる。
 色葉は随分情けない声を上げる。
 俺は身体を反転させ、右下の方向に顔を向けると、狐耳を寝かせている色葉がでこを両手で押さえて蹲っている。
 尻尾も床に寝かされていた。
「色葉……俺の許しを請う前に、言う事があるだろ? 話はまずそれからだ」
「うぅぅ……ご、ごめんなしゃい……ゆるしてください……」
 内股で座り上目遣いで俺を見ながら色葉は謝る。
 最初のうちから謝っとけばいいものを、変に話題逸らしたりするからこうなるのだ。
 俺は手を伸ばし、色葉の頭を軽く撫でると、狐耳が小刻みに動いた。
「次やったら、今度こそ没収するからな」
 この一言に、狐耳と尻尾を立たせて思いっきり反応する色葉。
 表情も一瞬にして明るくなって、再び俺に抱きついてきた。
「ありがと! パパ大好き♪」
「やめなさい。さっさと学校行け」
 色葉は元気な返事をすると、俺から離れて、二本の尻尾をブンブン振りながら再び自分の部屋に戻っていった。
 どうやら上機嫌になったらしい、あの笑顔とあの声と、二階に行く足音でよく分かる。
 俺は自分と色葉の食器を洗うべく、二、三枚に皿を重ねつつ深いため息を吐いた。
 いつも思う、大人びた顔つきから時々来るあどけない笑顔は、ある意味で殺人級の威力だ。
 でもまぁ何だかんだ言いつつ、愛娘に大好きなんて言われれば、父親として嬉しく思う。
 しかし娘に甘い俺は、やっぱり駄目な父親かもしれない……嫌われるよりマシだけど。
「パパ、いってきまーす!」
「あぁ、いってらっしゃい」
 リビングの入り口から顔だけを覗かせて、娘が満面の笑みで言ってくるから、俺は軽く手を振って返す。
 玄関に向けて色葉が走る足音と、ガチャガチャ言ってる色葉に全く似合っていないランドセルの音が聞こえた。
 玄関の扉が閉まると、一瞬で家中が静かになった気がしたのを感じつつ、ダイニングで食器を洗う。
 これを洗ったら、俺も仕事に取り掛からなければならない。
 最近はどうもスランプらしく、一日一行もいかない時があるが、今日こそは書くぞと自分に気合を入れた。
「さて……と、やるか」
 最後の皿を洗い終えると、俺は手を拭きつつ書斎へ向かおうとした。
 だが、脚を動かした瞬間、インターホンが鳴り俺は玄関に向かう。
 俺と色葉宛に写真つきの手紙が届いた。内容は、小説家の大先輩の娘さんの子供が誕生日を迎えたという報告だった。
 確か名前は刹那さんだったかなぁと思いつつ、俺宛と色葉宛に分けられた手紙を読む。
 無論色葉のは取っておくとして、明らかにプレゼントの催促をしている内容。
 相手は大先輩、正直対応に困ったが、ここは素直に何か送っとこうと思いながらリビングに手紙を置く。
 窓越しだが蝉が鳴く音が聞こえた。
「今日も暑そうだな~」
 もう九月だというのにまだ暑い。
 まだまだ続きそうな残暑にもう既に疲れ始め、俺は軽くため息を吐きながら書斎に入った……

『超銀河! ギガドリルブレイ……』
 でもまぁ、残暑もとっくに過ぎて季節は冬。
 外はすっかり寒くなり、色葉は毎朝毎朝、『がっこーいきたくな~い』と駄々をこねている。
 今年も残すところあと半月ほどになり、俺の仕事のほうも人段落つきそうだ。
 この時期はクリスマスや年末で世間は忙しい反面楽しい雰囲気になっている。
 そういや、去年は色葉がサンタのコスプレしたのはいいけど、サイズが合わなくてキツキツの赤い服着た悩殺サンタになってたか。
 娘ははしゃいでいたけど、俺は色んな意味で困っていたのを憶えている。
 今年はあんな事ないようにちゃんと言い聞かせてあるから大丈夫……だと思うが、少し不安だったりする。
 それに色葉、いや狐の獣人にはもう一つ、ある現象が起こるし。
『友の想いをこの身に刻み。無限の闇を光に変える……天上天下! 一騎当神! 超銀河グレンラガ……』
 何だかさっきから同じ台詞がリビングから繰り返し聞こえる。
 あれはちょっと前に再放送していたアニメを色葉が録画していたものだ。
 何度も何度も同じシーンを見て飽きないものか……実際に聞いてみたら、「飽きないからいいの!」って言われて少し怒られた。
 しかし何十回も同じ台詞を聞いていると、自然とその台詞を覚えてしまう。
 その証拠に今も少し口ずさんでしまい、何だか恥ずかしくなってしまった。
 その時、リビングから音が消えた。
 時計を見て夜の九時になりかけていると確認した時、書斎の扉がゆっくりと開き、色葉が顔だけを覗かせた。
「パパ……あたしもう寝る……」
 眠いのだろうか、瞳は既に少しトロンとして、声も何処か元気がない。
 色葉に軽く返すと、おやすみと言い残し色葉は扉を閉める。
 いつもは寝る前だろうとバタバタ階段を上る色葉だが、今は大分大人しく登っているようだ。
 実際に眠気という事もあるんだろうが、色葉の場合もう一つの理由があるのかもしれない。
 それは、発情期だ。
 狐の獣人にも純粋な狐同様、この時期に発情期を迎える。
 まぁ、赤い満月の時に発情する等の特異な例もあったりする、実際俺の知り合いの狐さんがそうだし。
 そして人間の血が通っているとはいえ、狐の血のほうが濃い色葉にも発情期があり、この時期になるといつも以上に色っぽくなってしまうのがある意味俺の悩み。
 妻が生きている時は、妻が色葉の疼きって言うのを処理していた。ついでに妻の発情の相手は当然俺。
 だが妻が死んでからはどうやら一人で処理しているようだ。
 その証拠に書斎の丁度上にある色葉の部屋からは、ベッドが軋む音、そして小学生とは思えん色葉の色っぽい声が毎晩聞こえる。
 さてそろそろ始まる頃だ、俺のムスコが覚醒しないうちにさっさと退散する事にして、俺は書斎を出た。
 二階に登り自室に入ると、さっさと布団を敷いて寝巻きに着替える。
 今日も何だかんだ言って疲れた、何だか異様に疲れがどっと出てきて俺は大きな欠伸をする。
 普段は寝る前に大先輩の小説読むのだが、今日は読めそうにないのでサッサと寝る事にした。
 電気を消し、布団の上に横になると俺はある事に気がついた。
「もう、寝ちまったのか……」
 いつもならこの寝室まで色葉が自慰行為をしている声が響いてくるのだが、今は静か過ぎる。
 まぁ今日はもう寝たのだろう、発情期といっても毎晩自慰をするわけじゃないし。
 俺はそんな事を思い、今の状況など気にも留めることはなかった。
 だって、あんな事を娘がするなんて思わなかったし。
 そして横になったらいっそう眠気が襲い始め、俺は静かに目を閉じた。


(んっ……ふっぁぁ……あなた……)

 夢を見た、この時期になると必ずと言っていいほどよく見る夢だ。
 内容はまぁ、俺と妻がヤッてると言うもの。
 普段は見ないが、リアルで寝る前までずっと娘が自慰しているのが聞こえてくるから、こんな夢を見てしまうのだろう。
 でも決して悪夢とか嫌な夢ではなく、むしろ良い夢だから俺は別に気にしないが。
 まっ、そこまではいい。いつもの事だ。
 だが、問題はここからだった。
 何か寒気がして、俺は体を震わせながら夢から覚まされた。
 せっかくこれから妻と一つになろうとしていたのに……そんな事を思いつつ、自分の体のちょっとした異変に気づいた。
 誰かがいる……まだぼんやりとしか写らない目には見慣れている誰かの頭が上下に動いているのが見えていた。
「ん………さ、や?」
 思わず妻の名前を言う。よく俺が寝ているところを襲っていたし。
 だが、それはありえない。妻はもうこの世にはいないのだから。
 なら、俺が呼ぶ相手の名前はある意味決まっていた。
「い、いろは? ッ……!!」
 ようやく思考も回復していき、少しだけ頭を上げると、やはりそこには娘の姿があった。
 その姿を確認して、娘に呼びかけた瞬間、俺の身体中に電気のようなものが走る。
 俺は思わず再び背中を布団に付ける、少しの間、俺が今娘に何をされているか理解できなかったから。
「んんッ、ぴちゅ……ぁ、おきたの、ぱぱぁ……?」
 一気に目が覚め、再び俺は上体を起こす。
 俺の目に映るのは、半裸になっている自分と、硬くされた俺に肉棒を嘗めている全裸の娘。
 白く綺麗な肌は、熱がこもった様に桜色になっている。
 俺が起きたのが分かったのか、色葉は微笑む。
 その笑顔はいつものやっぱりどこか子供っぽいものとは違い、普通に綺麗な女性のようだ。
 何でこんな状況になっているのか分からなかったが、俺はとりあえず色葉から離れようと娘に手を伸ばす。
 だが、再び色葉が肉棒を咥え刺激し、尚且つ寝起きという事もあって力が思うように出なず、色葉の頭の上に力なく手を添えるだけ。
 撫でられていると勘違いしたのだろうか、色葉は嬉しそうに二本の尻尾を振る。犬みたいだ。
 耳もピクピクと動き、肉棒の根元を掴みながら頭を揺らす。
「ぐっ、ぅ……」
 体が震えた、声も自然と唸り声のように出てしまった。
「い、色葉、やめなさい……」
「ん~んん~~……や、やらぁ、んぶっ……」
「そ、そのまま喋るな……うぁ」
 色葉の頭を両手で押さえて、俺は引き離そうとした。
 だけど色葉は離れなず、首を横に振って肉棒を咥えたまま喋る。
 その刺激が送られて思わず色葉の頭から手が離れてしまった。
 更に、やはりこういった行為は慣れていないんだろう、色葉の歯が時々肉棒に当たるが、それも逆に快感になって送られてくる。
 このままじゃヤバイ……色葉は絶えず激しく頭を揺らし、唾液や亀頭から出る液を音を立てて吸っている。
 俺は天井を見つつ、こみ上げてくる射精感をぐっと我慢していた。
「んッ……んんぁッ……ふぁ、ちょっと、疲れちゃった……」
 もう少しで達してしまいそうになった時、不意に色葉が口から肉棒を離す。
 助かった、もう少しで娘の口の中で出すとこだった……射精感も少しずつ引いていくのを感じつつため息を吐く。
 だが、快感が全く無くなったと言うわけではなかった。
 さっきからずっと送られてくる、下を見た……それが間違いだった。
「ぱぱ、きもちい?」
「!!」
(気持ちいいですか、あなた?)
 色葉は肉棒を片手で握り、ゆっくりしごきながら舌先で亀頭を刺激する。
 そして俺と目が合い、微笑を見せて訊ねる。
 一瞬、色葉の艶な表情と妻の懐かしい表情が重なった。
 妻は童顔で色葉は大人っぽい顔つきだが、やはり妻と色葉はよく似ている。
 だからこそだろう、妻の死後、俺の中で抑えられていた何かが、一気に放たれたような感覚を覚えた。
 さっきよりは全然違うねっとりとした舌使いだったが、射精感が再び襲い俺はそれを抑えることが出来なかった。
「くっ! やば……っ!」
「ひゃっ! ひゃうぅっ!!」
 肉棒の先から、大量且つ濃い精が色葉に降り注ぐ。
 色葉は驚きの声をあげ、それを顔で受け止めていた。
 妻が死んで以来感じることがなかった射精感に、俺は身体を何度も痙攣させた。
 肉棒は何度も脈立ち、ようやく射精が終わる。
 やってしまった……襲われる形とはいえ実の娘の顔を汚してしまった……
 そんな事を思いながらふと下を見ると、頬や鼻の上などに白濁した液が付着している娘の姿が目に映った。
 色葉はボーっとしていたのだが、やがて頬や鼻の上についている精液を手で掬うと、物珍しそうに見つめたり指で精液の糸を作ったりしていた。
「これが、せーしなんだ……すごい臭いだね……なんかねばねばしてる」
「ば、ばか、そんなもので遊ばなくていい。えと、何か拭くものは……」
「いいよ別に。ぴちゅっ……んっ……変な味……」
「……」
 タオルかティッシュでもないかと室内を見渡していた時、色葉は何の迷いも無く指に付着している精液を口に含み始めた。
 そして身体に付着している精液を指で掬っては、ピチャピチャと音を立てて舐めている。
 見た目はともかくとして、若干十二歳の少女が精液を舐めている姿はなんとも言えないモノがある。
 気がつけば、射精後にもかかわらず肉棒は硬くそそり勃っていた。
 何と言うことだ……俺は実の娘に興奮してしまったらしい。
 何だか自分に嫌悪感を抱いてしまった。
 だがそれと同時に、忘れかけた性欲が今動き出そうとしているのも感じていた。
「あ、パパのもキレイにしてあげる」
「ちょ……ぅッ」
 これ以上この場にいるのはまずい、口で出されたくらいなら様々な意味で大丈夫なはず。
 この先の行為をされないとも言い切れないし、早くこの場から離れようとした。
 だがその矢先、色葉が再び身体を寝かせて俺の肉棒を舐め始め、射精後で敏感になっている肉棒を刺激されて俺は力が抜けた。
 色葉は肉棒についている精液を舐め取っていく。
 ほぼ全ての精液を舐め終え、ようやく肉棒が色葉の口内から解放された。
 どうやら我慢できたようで、俺は軽く安堵のため息を吐くが、それと同時に色葉の両手が俺の胸に触れた。
 そしてそのまま押し倒される。
 自分でも驚くくらい簡単に倒れてしまった。
 元々体の成長が早い色葉、力も同年の女の子と比べれば少しだけ上らしい。
 だけど普段俺には全く歯が立たない……はずなのに。
「パパ? パパのを、んッ……ここに入れるんだよねぇ?」
「な、に?」
「ここに入れれば、二人で気持ちよくなれるんでしょ?」

 何と言うことだろう、俺は我が娘が言っている言葉に驚愕した。
 気がつけば色葉は俺の上に乗り、指で自分の秘所を弄っている。
 室内にはいやらしい水音が流れ、秘所から溢れるように出る愛液が俺の肌に零れていた。
 お互い準備万端と言うところだろうが、冗談じゃない。
 確かに色葉の言うとおりお互い快感を得られるのだろうが、父子同士ですることじゃないし、俺もこれ以上娘を汚したくなかった。
「色葉、こんな事するんじゃない」
「どうしてぇ?」
「どうしてもこうしてもない。親子ですることじゃないんだ。母さんのように、ちゃんと相手を見つけて、それから……」
 俺はあえて優しい口調で、首を傾げる色葉を俺の上から退かそうとした。
 多分久しぶりの射精と快感のせいだろう、力が出ないし、言葉で現状を何とかしようとした。
 だが、起き上がろうとした身体を再び寝かされたと同時に、俺の言葉は中断させられた。
 色葉が俺の口に自分の口を押し当ててきたからだ。
 娘とキスするのは初めてじゃない、色葉がまだ小さい頃はよくされていたし。
 だけど、今されているのはあの頃とは全くの別物の、大人のキスと言うやつだ、一体何処で覚えたんだ……
 俺は色葉の肩を掴むが、口内に色葉の舌が入り込み嘗め回してくるから、その刺激で力が抜けた。
 唇が離れる、少し息苦しかったから少し咳き込んでしまった。
 そして俺が呼吸を整えると、待っていたかのように色葉が身体を寝かせて密着する。
 娘の胸が押し当てられている、親子同士肌と肌で触れ合うのは久しぶりだなと思ってしまった。
「色葉、退きなさい……」
「やだぁ……」
「やだじゃなくて、こういう事を親子同士でやっちゃ本当にだめなんだ。近親相姦だぞ?」
「知ってるよ、学校で習ったもん。でも、もうだめなのぉ」
「だ、だめ?」
 一体何が駄目なのだろうか
 色葉は俺の耳元で少し色っぽい声で小声で囁く。
「あたし、もうがまんができないの、指じゃ、何回気持ちよくなっても、なんか物足りなくて……」
「だからって……」
「パパのおちんちん見たら、身体が熱くなって、もっとぬれぬれになっちゃった……だからねっ、いいでしょパパぁ」
「いや、だから駄目だって」
 何度魅力的な声や仕草で誘われても、俺の答えは決まっていた。
 そのはずだった。
「お願い、あたしおかしくなっちゃう……このままじゃ、クラスの男子襲っちゃうかも……パパはそれでもいいのぉ?」
「なっ!!」
 娘のその一言に俺の決断はあっけなく崩れていく。
 正直それも嫌だ。
 娘が襲う側になろうが、相手が小学生だろうが、見知らぬ男に娘と肉体関係を持って欲しくない。
 だったら、いっそ俺が……
 いやだめだ、近親相姦と言う一種のタブーを犯してしまう、いや犯されてしまう。
 俺は激しく混乱していた。
「ねぇパパ……お願い……あたしを、気持ちよくしてぇ」
「っ!!」
 正面を向き、潤んだ瞳で言う色葉。
 俺の心は激しく揺らいだ。
 どんなに体が成長してようと所詮子供だと思っていた色葉が、今はとても美しく魅力的な女性に見える。
 それこそ、娘が妻の面影を残しているから尚更であり、若い頃の欲望や興奮が更に蘇ってくる。
 しかしそれでも、俺はそれらを抑えて首を横に振った。
 すると色葉は少しムッとしながら体を起こした。
「じゃあいいもん……パパ襲っちゃうから」
「なっ!」
「パパが気持ちよくしてくれないなら、あたしがパパで気持ちよくなる……」
 色葉の口から衝撃の一言が。
 てっきり諦めてくれるかと思ったのに、色葉は逆にヤル気を増してしまった様子。
 俺はすかさず起き上がろうとするが、色葉に力強く押さえられて思うように起き上がれない。
 色葉の腰が浮き、肉棒の先が娘の性器に触れた。
 片手で肉棒を握って固定し、色葉はそのまま腰を下ろしていく。
 先ほどの口とはまた格段に上の快感が、俺の身体に流れ始めた。
「ぅ……」
「あぅ、はいって、く……んんんッ!!」
 狐耳をピクピク動かしながら、色葉はゆっくりと確実に俺の肉棒を下の口で飲み込んでいく。
 色葉は前かがみになり、脚は小刻みに震えていた。
 そして、亀頭が挿入されてしまった刹那、色葉は一気に腰を下ろした。
「ひぐっ!!!」
 快感、と言うより痛みのほうが大きい色葉の声が室内に響いた。
 結合部を見ると、色葉の愛液と混じって赤い血が流れているのが見えた。
 どうやら処女膜を破ってしまったらしい。いよいよ後戻りが出来ないところまできてしまったようだ。
 色葉は俯きジッと震えている。
 彼女の尻尾と耳はビンと天井を向いていた。
 数分経った、未だ色葉はジッとしたままで動かない。
 様子のおかしい色葉に、俺は不安になって色葉を呼びかけた。
「お、おい、色葉?」
「……っく……ひっく、うぅ……うぅ~」
「だ、だいじょ……」
「ち、血が、でて、る……痛い、痛いよ……ひっく」
 娘は泣いていた、肉棒を深く咥え込んだまま。
 娘の涙の雫が俺の体の上に何度も落ち、色葉は一向に泣き止む気配がない。
 どうやら、俯いた時に結合部の血を見てしまったらしい。
「うっ、う、うぅ……うわああぁぁん!!」
「なっ!!」
 そして、色葉は大声を出して泣き始めた。
 これは、嘘泣きじゃなくてマジ泣きだ。
 処女膜を破ってしまったのが本気で痛かったらしく、両手を顔に置き号泣している。
 どうやら大人顔負けのプロポーションを持つ色葉でも、はじめて味わった”大人の衝撃”には絶えられなかったらしい。
 そして今まで何処か妖艶な雰囲気だった娘も、今じゃいつもの様子で子供っぽくなった、元から子供だけど。
 俺の興奮も冷めていく……俺にとってはある意味好都合だ。
「い、色葉、泣くなって」
「だ、だって、血が……っ!」
「今抜くから、ちょっと、我慢しろ……」
 俺は色葉を宥めつつ上体を起こして、色葉を寝かす。
 丁度正常位という形になり、肉棒を片手で掴みゆっくりと娘の膣内から引き抜いた。
 肉棒を引き抜く際、色葉の耳を尻尾が抜いた刺激で再び天井を向き反応した。
 お互いの荒くなった呼吸が聞こえる……色葉は脚を閉じ横向きになって未だ泣いている。
 俺は後悔の念が積もったため息を吐いた。
 最後までいかなかったとはいえ、襲われる形でも娘の処女膜を破ってしまったのだから。
 それは年頃の女の子にとっては重要だろう……その相手が実の父親なら尚更。
 今は発情期……娘の理性も薄くなってしまうらしいのは分かっていた筈なのに……。
 そんな事を思うと、俺は油断して何の対策も打ってなかった自分自身に嫌気がさした。
 俺は部屋の隅にあったティッシュを手に取り、娘の秘所周辺の血液を拭き取った。
 さすがに秘所自体は触らず、ある程度綺麗になるとゴミ箱に血が付いて丸めたティッシュを捨てた。
「ごめんな、色葉……」
 娘の隣に座り気づいたら、自然と娘に謝罪の言葉を送っていた。
 本来なら娘が俺に謝るのだろうが……
 しばらく沈黙と重い空気が流れていた。
 どうやら泣き止んだ娘も、こちらを見ようとせずにただ黙っていた。
 明日も娘は学校がある、今日はもう寝かせようと俺は衣類を手に持ち静かに立ち上がった。
「シャワーでも浴びて、早く寝なさい」
「……パパ、どこいくの?」
「俺は、リビングにいる。色葉が寝たら、俺も……」
 静かな娘の問いに答える途中で、俺は言葉を中断する。
 色葉が背後から、膝を着いて俺の腰辺りに抱きついている。
 少しだけ体を捻じらせ振り返って色葉の顔を見ると、丁度目が合った。
 色葉の顔には涙の痕が見え、泣いた直後ということもあってその瞳は潤んでいた。
「お、おい……動けないって」
「このままいっちゃやだ、最後までおねがい」
 先ほどとは違って、今回はかなり静かなお願いだった。
 娘は言葉を続ける、内容は先ほどのとあまり変わらなかった。
「ね、中途半端はやだぁ……今度は泣かないように我慢するからぁ」
「そういう問題じゃないんだ、何度も言うけど親子でこういうことはしちゃいけないの」
「でも、パパのおちんちん、まだ硬いよ?」
「なっ! お、こ、こらっ!」
 色葉は妖艶な微笑を見せると、いきなり俺の肉棒を片手で掴みゆっくりしごき始めた。
 その動きはただ前後に動くだけで、まだ性知識が少ないと思われる。
 だが、俺に再び快感を送るにはその動きだけで十分だったようだ。
 色葉はしごきつつ回り込んで正面を向き、また肉棒をしゃぶり始めた。
 肉棒が再び暖かい口内と舌の感触に包まれ、色葉は肉棒の根元を掴みつつ頭を前後に揺する。
 俺の腰が引き、脚も震え始めて立つのもしんどくなってきた。
 ふと下を向く、また色葉と目が合った。
「んんッ……はぁ……やっぱり大きいね、パパの。ね、パパの好きにしていいからさぁ、いいでしょパパぁ」
「……しかし」
「お願いパパぁ、あたしを抱いてよぉ」
「っ!!」
(あなた、あなたの好きにしていいですから、私を抱いて?)
 反則的な上目遣いで艶な声を発した娘の言葉によって、再び忘れかけていた記憶が蘇った。
 それと同時に、歳を取るにつれて減少していったと思っていた性欲も爆発的に蘇ったような感覚に襲われた。
 もう、我慢ができなくなってしまったのだ。
 そして気がつけば、俺は娘を押し倒していた。
「ぱ、パパ?」
「色葉……まだ苦しいか?」
「うーん、まぁ、苦しいって表現もできるかな。もうムラムラしっ放しだよ」
「そうか……なら、色葉の望みどおり、俺がスッキリさせてやる」
「ホント? やったぁ! パパ大好き♪」
 俺の言葉に色葉は満面の、子供っぽい無邪気な笑顔を見せた。
 やっぱり俺は娘のお願いは最終的に聞いてしまうようだ。
 その証拠に、先ほど俺の理性を崩壊させた色葉の言葉によって蘇った記憶に、妻との交わりとは別のモノがあったのだ。
(ぱぱぁ、これ買ってぇ)
 それは、まだ色葉が小さい頃、妻と一緒によく買い物をした頃の記憶だ。
 来るたびに何かを欲しがる色葉に対し、最初のうちは断り続けるのだが、最終的には買ってしまった。
 色葉は大喜びで「ぱぱ大好き」と言うが、買う度に隣に居た妻は軽くため息を吐いていたっけ。
 妻が今のこの状況を見たらどういう反応をするだろうか……ちょっと怖い。
 そんな事を思いながらも、俺は色葉と唇を重ね、肉棒を色葉の秘所に当てる。
 これからまだ小学生の少女を、自分の実の娘を抱くという言葉が絶えず脳内に響く。
 だけど、そんな言葉は既に何の意味もない。ただ、俺は娘の疼きを解消してやるだけなのだから。
 そんな言い訳を自分自身にしつつ、俺はゆっくりと肉棒を色葉の膣に挿入していった。
 この夜、俺は禁断の道を歩み始めてしまった……



 あの夜以来、俺はほぼ毎日色葉と近親相姦という行為を続けている。
 自分でも驚いたことに、俺の性欲は若い頃に戻ったというか、若い時より増していた。
 一度射精してもすぐに硬くなり、その度に色葉はそれを欲しがった。
 無論避妊はする、娘は付けなくていいと言うがこればっかりは譲れない。
 何だかんだ言いつつ色葉はまだ小学生だし、仮に妊娠でもさせてしまったら大変だと思ったからだ。
 そして今も俺は俺の部屋で色葉と交わろうとしている。
 布団の上で胡坐をかき、腕を組んでただ何かの準備があると言っていた色葉を待っていた。
「おっ待たせー!」
 そして部屋の扉が勢いよく開け、元気な声を出して娘が入ってきた。
 この元気な声を聞くと、だいぶスッキリしたんだなぁと思う。
 ただ、今日の色葉何かが違っていた。その変化に俺もすぐに気づいた。
「色葉、お前それ」
「えへへ、どお? ママに似てるかな?」
 満面の笑みを見せる色葉の顔には、黒くて丸い眼帯が身につけられていた。
 それは、妻が身に着けていた物で今は妻の形見となっている物だ。
 どうやら妻の仏壇から持ってきたらしい。
 しかし、俺は思わず黙ってしまった。
 妻にそっくりだった。前々からよく似ていると思っていたのだが、眼帯を付けるより一層妻と似ている。
 きっと妻の容姿がもう少し成長して明るい性格だったら、今の色葉のようになっていたのかもしれない。
 そう思いつつも、母の形見を勝手に持ち出した色葉に軽く説教してやろうと思った。
「色葉、それは彩の……」
「あ、うん、ごめんなさ……っ!
 だが、突然色葉の様子がおかしくなって説教は中止となった。
 俺の言葉の意味がわかったのか、狐耳を垂れ下げつつ謝ろうとした色葉が急に下を向いて動かなくなった。
 急に体調が悪くなってしまったのか、もしくは俺が抱いたせいか……どちらにしても俺は色葉の肩を掴み呼びかけた。
「おい、色葉? どうした大丈夫か?」
「……」
 呼びかけても下を向いたまま返事がない。
 何度も呼びかけると、色葉の狐耳と尻尾がピクピクと動き始めて、彼女の顔も上を向いていった。
 俺は、俺と正面を向いた色葉の表情は、何かがおかしかった。
 さっきまで明るく笑っていた色葉が、少し冷たさも感じさせる瞳と何を考えているか時々分からなくなりそうな表情でこちらを見ていたからだ。
 はて? この表情、すごい懐かしく感じる……何処かで見たような……
「色葉? 大丈夫なのか?」
『……はぁ』
「へ?」
『あなた……実の娘とはいえ、浮気は許しませんよ?』
「…………ハ?」



【完】



































 ある日、普段どおり自宅で仕事に取り掛かっていた時のこと。
 一本の電話が俺を驚愕させた。
 それは妻が……彩が死んだと言う知らせだった。
 即死、に近かったらしい。原因は交差点で、赤信号にもかかわらず止まらないトラックに撥ねられて。
 交通事故だ、居眠り運転だったらしい。
 俺はその運転手を何度も殴った、自然と涙が出てよく見えなくて、気がつけば拳から血が出ていた。
 そして、目の前には既に気を失っている運転手と、振り下ろそうとしていた俺の腕を眼にいっぱいの涙を溜め、俺の腕にしがみ付くようにし押さえている色葉の姿。
 俺はこの時ようやく我に返った、いや返されたのか。
 殴ったところで妻はもう戻らない、そして俺と同様に娘も悲しんでいる事に気づいたから。
 親族も殆ど居ない、細々とした葬式も終わり、家に加害者側からの慰謝料やらが届いたが、それは未だそっくりそのまま残っている。
 何となく、今まで使えずにいたのだ。

「……ふぅ」
『どうしました、あなた?』
「いや、ちょっと昔のことをな」

 ゆっくり目を開けたらまず天井が見えて、すぐに裸の色葉の顔が俺の視界に入った。
 狐耳をピクピクさせているが、その表情は色葉のものとはだいぶ違う、いや違いすぎる。
 無表情でクール、今まで珍しく落ち込んだ時ぐらいしか見せない表情だが、これほど冷めたことは今まで無かった。
 まぁそれもそうだろう、だって中身が違うし。
 色葉の瞳の色も、今は綺麗な青だが普段は真紅。そもそも色葉は俺のことを”あなた”なんて呼ばないし。
 そう俺を呼ぶのは、妻の彩のみだ。
 つまりだ……信じられないだろうが、現在色葉に彩の魂が憑依してしまっている。
 簡単に言えば、娘に母親の霊が取り憑いたということ。
 そう証拠と言っては何だけど、色葉の左目は彩が生前愛用していた黒くて丸い眼帯によって隠されている。 
 どうやら、色葉がこの眼帯をつけると体を乗っ取ることができるらしい。

『私が、死んだ時の、事ですか?』
「よく分かったな」
『あなた、寝ている時に泣いていましたから……なんとなく』

 ほんの僅かだけど彩が、俺のことは何度もお見通しと言いつつ微笑んだ。
 そしていつまでも寝ているわけにもいかないから起きようとしたが、彩の手により再び天井を見ることになった。


「……あの、寝起きなんだけどな」
『私は別に構いませんので』

 俺の有無は無いのかよ……
 そう思っている間も、彩は俺の体の上に乗って微笑みつつ見下ろしている。
 そして、徐々に娘の顔が俺に近づき唇を押し当てられた。
 口の中に舌を入れられる、俺もすかさず舌を動かし娘のと絡めお互いの唾液を交換する。
 それだけではない。
 俺は左手の指を彼女の狐耳の穴に入れるように触れ、右手はゆらゆら揺れていた2本あるうちの大きな狐の尻尾の先端あたりを掴んだ。
 彩から声がこぼれた。それを合図にして、左指で耳の穴を穿るように動かし、右手で掴んでいる尻尾を軽く引っ張り肉棒をしごくように動かした。

『んッ! ひゃッ……ど、どう、じは……ふぁッ!』

 押し当てられていた唇が離れた。
 彩は嫌々と言わんばかりに頭を横に振っていたが、俺は行為をやめない。
 まぁ、母子揃って敏感部分と言っていた耳と尻尾を同時に攻められているのだから、かなりの刺激が送られているんだろう。
 しばらく弄くり、俺は手の動きを止めた。
 彩は力が抜けたかのように、呼吸を荒くさせ俺に圧し掛かる。
 耳には彩の呼吸が聞こえた。

『ハァ、あなた……達してしまい、そうでした』
「じゃあ、もっとやるか?」
『……いえ、私が達するのは……』

 俺の問いに彩は起き上がりながら答えた。
 既に硬くなっている俺の肉棒を掴み、耳と尻尾攻めにより既に濡れている秘所へとあてがった。

『あなたと、共に……あうッ』
「ッ、ふぅ……それはいいが、その体は実の娘のものと言うのを忘れるなよ?」
『その、実の、んぁッ、娘と、肉体関係を、持ったのは、あんッ、あなたでしょう?』

 それを言われると何も言えなくなってしまうんですが……
 彩の喘ぎが混ざった絶え絶えの言葉は、すべて真実だ。
 しかし、精神は妻でも体は娘、何度も中に出してしまうのはどうかと思う。
 せめて避妊させてくれと俺は前かがみで腰を振っている彩に申し出るも、即答で断られてた。
 俺は心の中で溜息を吐いた。
 この後、妻が満足して色葉の体から抜けたとしても、今度は色葉が「ママがしたんだからあたしもする」とか言って朝っぱらから俺を求めてくるに違いない。
 しかも色葉も常に中出し希望……その度に保健体育の授業を行うのだがまるで効果が無い。
 まったく、母子揃っていつまでも俺に甘えやがって……
 でもまぁ、それはそれで別にかまわない。
 だって……何だかんだ言って、俺は今とても幸せなんだから……