「お、いい場所はっけーん♪」
とある神社の裏に絶好のタバコスポットを発見した俺は思わず歓喜の声をあげていた。
俺はもう堂々と吸える歳だが、タバコってのはコソコソ吸うのがいいという信念に基づいて、よくこういった人目につかない場所を見付けては一服するのが趣味だ。
たまにDQN高校生にばったりでくわしたりして気まずい思いをする事もあるが、ここは吸い殻も落ちてないしそんな事はなさそうだ。
…いや俺は勿論携帯灰皿持参ですよ?
「うわ、なんだこれ」
その新タバコスポットに足を踏み入れようとした瞬間、顔に何かがかかる
一歩下がってよく目を凝らして見ると、かなりでかいクモの巣が壁の様に立ち塞がっていた。
だがしかしこんなものにめげるようではタバコスポットフロンティアは務まらない。そこら辺にあった木の枝でクモの巣を払い、近くにクモがいないかよく確認してから至福の一時を過ごした。
…その夜
家で寝ていた俺はカサカサといった物音と寒さで目を覚ました。
「クソ、Gか?また出やがったのか」
まだ半分寝ている頭でそう判断し、枕元の愛銃ガバメント(○イ製エアコキ)に手を伸ばす
…が、何故か手が動かない。いつのまにか体が大の字で固定されているし布団がない。


「あら、もう起きちゃったの?せっかく優しく起こしてあげようと思ってたのに」
突然足の方から女性のな声がした。視線をやると綺麗なお姉さんが生まれたままの姿でこちらを見ていた。
下半身は、ベッドの影に隠れていて見えない。
「どうやって?」
まだ寝ぼけて頭が回っていないので、その女性が誰か、どうして自分がこんな事になっているかも大して考えずに答えてしまっていた。
「ふふ、こうするのよ」
美女が近づいてくる。顔と顔が接近し、甘い香りが鼻孔をくすぐる。
期待に胸を膨らませ目を閉じる。
しかし、次の瞬間に待っていたのは甘美な一時ではなく、首筋を牙で貫かれる激痛だった。
「ッ!!!!!!」
あまりの痛みに声も出ない。辺りには血をすする音だけが響く。
毒でもあるのか、だんだん痛みが麻痺してなくなってきた頃、その美女は首筋から顔を離した。
「どう?目が覚めたでしょ?」
口の端から血を滴らせながら女が言う。
「なんでこんなこと…お前は誰だ…」
「今日のお昼にあんたにおうち兼狩場を壊された者よ!覚えてないとは言わせないわよ?」
「…?」
「…アタシの下半身見てみて」
言われた通りに目線を下にやる。
「ッ!!!!!!」