影響の範囲

放射線治療の影響は,照射範囲(照射野)の範囲に出ます.
例えば頭部への照射で腹部に影響は与えません.

急性期の影響

頭部

照射範囲に応じて脱毛が起こります.線量によりますが,多くの場合は1年以内に徐々に回復します.多くの方は化学療法も同時に行っていますので,すでに脱毛が生じています.

晩期の影響

二次発癌の可能性があります.
眼球への照射では白内障が生じます.眼内レンズで視力を回復させられます.
大脳の下垂体への照射では,ホルモン産生能の低下が起こります.生涯,ホルモン補充療法が必要になる場合があります.
骨盤腔への照射では,将来,不妊症や性ホルモン低下症になる場合があります.性ホルモン補充療法が必要になる場合があります.
脊椎や大腿骨に照射した場合,成長期前の照射により,骨発育が低下する場合があります.その場合,低身長になったり四肢短縮が起こりえます.
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最終更新:2006年11月21日 13:09