夕暮れ前の、ひと時(後編)




 未来がソファーから立ち上がると、悠貴は目を輝かせてソファーの上で女の子座りになり、
姉がそこを見せてくれるのを待った。
 未来はそんな悠貴の前でスカートの中に両手を差し入れ、少しごそごそと動かすと、中から
するりと白いパンツを降ろした。ひざ下まで下ろしてしまうと、片足ずつあげて足を引き抜く。
 未来は脱ぎ捨てたパンツを床に落とし、今度は前についているスカートのボタンに手をかけた。
すぐにボタンは外され、そしてファスナーが引き下ろされ……

 スカートがぱさっと音をたてて床に落ち、姉の下半身が露わになった瞬間、悠貴はハッと
息を飲む音をたてた。そして半ば呆然としたように、剥き出しになった姉の下半身を見つめる。
 未来の水色のキャミソールの裾は、今はおへそのすぐ下まで下がっていて、そこから突然、
なだらかな下腹部の、輝くばかりに真っ白な肌が姿を覗かせる。下腹は幼さの名残で少しぽっこりし、
ヒップの発達もまだまだでウエストの括れもあまりない。股間にある割れ目はひっそりと閉じ合わさり、
中の様子を伺い知ることはできなかった。久しぶりに悠貴が見た未来の下半身は、全体的にまだまだ
幼さを漂わせ、彼が最後に見たものとさほど大きく違っていなかった。ただ一か所を除いては。

 悠貴は感激したようにわぁーと口を開け、視線を未来の顔へと戻すとはしゃいだように言った。
「お姉ちゃん、毛が生えてる!」

(そっち!?)
 途端に、未来が嫌そうな顔になる。恥ずかしさを堪えて秘密の場所を見せてあげているのに、
一番に気にするのがあそこの毛のことだなんてと、気恥ずかしさも相まって、未来はキレ気味に
思った。小学三年生に気の利いたセリフを期待するのが間違いだろうが、女のコとしては、もう少し
デリカシーのある言葉をかけてほしいところであった。
「そりゃあ、もう中学生だもん。他のみんなだってもう生えてるよ」
「へー、そうなんだ」
 むっつりした顔で未来が言うが、悠貴は姉のそんな様子には気付かぬふうで、感心したように
肯くと目を再び姉の陰毛へ戻した。以前見たのと余り変わらない様子の性器そのものより、
そちらのほうが悠貴には興味深かいのだ。

 それは割れ目のすぐ上の部分を、ちょぼちょぼと覆っていた。見慣れた父や母のとは違い、
髪よりも細くて短く、縮れてもいない、ちょうど眉毛くらいの産毛だ。地肌がはっきりとわかる
くらいにまばらにしか生えていなかったが、未来の白い下腹部の肌に栄えてよく目立った。
 悠貴は姉の恥毛を、しばしの間物珍しそうにしげしげと見つめ、それからようやく、視線を
その下にある割れ目へと移動させた。おちんちんを入れる穴というのはどこなんだろう…?
「……」
 悠貴の視線が性器に向いたのを感じ、未来のむっつり顔が少し緩んだ。やれやれ、ようやく
そっちを見る気になったか…(って、別に見て欲しいってわけじゃないけどさ…)。
誰に言い訳するでもなく胸の内で呟きつつ、未来は後ろ手を組んで、悠貴の視線を受け止める。

 と、しばらく未来の性器を眺めていた悠貴が、顔をあげて口を開いた。
「おちんちんを入れる穴はどこなの?」
「え?」
 膣を見つけられずにその場所を訊いてくる弟に、未来は頬の赤味を強くした。だが、わくわくした
表情で、彼女がそれを教えてくれるのを待っている悠貴を見ていると、未来の羞恥心は薄らいでいく。
「あ…えっと…」
 未来は求められるままに説明しようとして、しばし考えを巡らせた。真っ直ぐ立っている状態では、
ソファーの上に座っている悠貴からでは見えないだろう。逡巡したのち、未来はソファーの上で
女の子座りをしている悠貴のほうを向いて、ソファーに斜めに腰かけた。剥き出しのお尻に、
合成皮革の感触がひやりと冷たい。

「んしょ」
 ぽーっとした表情で姉のすることを見守る悠貴の前で、未来は左足は外に垂らしたまま、右足だけを
ソファーの上に引き上げた。さして大きなソファーではない、悠貴のすぐ目の前を、白いソックスを
履いた未来の足が通りすぎ、一瞬視界を遮った。そして次の瞬間、大きく股を広げる格好になった
姉の姿が彼の目に飛び込んで来た。
「!?」
 その途端、悠貴の心臓の鼓動が跳ね上がった。続いて、ドキドキドキドキ…と早鐘のように脈打ち
始め、なんだか身体がかぁっと熱くなって、息が苦しい感じがする。悠貴は思わずシャツの前を
ぎゅっと握りしめたが、姉の肢体から決して目を逸らさなかった。

 幼い性衝動の芽生えに戸惑う悠貴の前で、未来はお尻をわずかにあげて腰を弟の方へ突き出すように
少しずらした。そして上半身は後ろへゆっくり倒していき、ソファーの肘掛に背中を預けると、
肘をついて身体を支えた。
「どう、これで見える?」
「え、あ…うん」
 今やアナルまで丸見えにさせている姉のあられもない姿に、悠貴は胸の奥のもやもやとしたものが
一層強烈に湧き起こるのを覚え、どぎまぎとしながら肯いた。大きく広げられた股の中心に、秘密の
割れ目が見えている。立っていた時はぴたりと閉じ合わさっていたそこは、今は足に合わせるように
広がり、内部の様子をさらけ出していた。
 広がった割れ目の中、小さな薄桃色の花びらのような襞肉が二枚寄り添い、ひくひくと微かに震えて
いるのがわかる。その花びらの間の下の方には、とろりとした透明な液体が滲み出している、小さな
肉の窄まりがあった。そしてさらにそのすぐ下に、セピア色の菊座の姿もはっきりと見える。

 と、そこに姉の指が伸びてきて、割れ目を縁取る肉厚の部分をくいっと引きはだき、さらにそこを
おし広げた。大きく花開いたピンクの粘膜の下部にはっきりと姿を現した、愛蜜を滴らせる膣穴を、
未来は人差指で指し示した。
「ここよ。ここがオチンチンを入れるとこなの。わかる、悠貴?」
「う、うん、わかるよお姉ちゃん」
 悠貴は肯きながら、姉が広げてくれたそこをもっとよく見ようと、四つん這いになって未来の
股間へと顔を近づけた。ここ数日入浴していないせいで、汗や尿の臭い、それにすえたチーズのような
異臭が入り混じり、悠貴の鼻を突く。しかし、それらの臭いを圧倒する、甘酸っぱいような不思議な
香り…女の発情臭が、そこからは立ち昇っていた。

(綺麗だなぁ…)
 未来のほの甘い媚香を鼻いっぱいに吸い込みながら、悠貴は姉の生殖器に目を凝らし、ほぅっと
溜息を洩らした。まだほとんどビラつきがない、小さな秘花の間に、綺麗な薄紅色の粘膜が広がる。
割れ目の下の方についている、小さく窄まった、姉の言うところの『おちんちんを入れる穴』から、
蜜にも似たトロリと粘性のある滴が垂れている様もあいまって、まるで何かの花の内部を覗きこんで
いるような気分だ。

 姉の美しい生殖器を見つめるうちに悠貴の胸の鼓動はさらに高まり、息がどんどん荒くなっていく。
興奮に荒ぐ鼻息が媚肉に当り、未来はくすぐったさを覚えてそこをひくひくと震わせたが、可憐な
秘花が蠢く様子が、さらに悠貴の胸の中のもやもやをかき立てる。

(ここにおちんちんを入れるんだ…)
 胸を高鳴らせながら、悠貴は淫蜜滴る姉の秘口に意識を集中させた。いかにも柔らかそうな
肉の窄まりだ。ここにおちんちんを入れると気持ち良くなると、さっき姉は言っていた。この
穴の中はどんな感じなんだろう、気持ち良いってどんな感じなんだろう…? 悠貴は考えを
巡らせたが、初めて見る器官に、まったく想像がつかない。

「さ、触ってもいい、お姉ちゃん?」
「!?」
 見ているだけでは物足りなくなった悠貴が、どもりながら訊ねると、未来は胸の鼓動を速めた。
見せるだけじゃなくて触らせるだなんて…。胸の内で恥じらい迷いつつ、しかしもう未来の答えは
決まっていた。
「……うん、いいよ」
「ありがとう!」
 羞恥に目を潤ませながら答える未来に、悠貴はやったぁと言わんばかりに口を大きく広げた
喜びの表情を浮かべた。そしてすぐに姉の股間に視線を落とすと、そこへすっと手を伸ばし、
人差し指を立てて花びらのような襞肉へと指先を近付けていった。

「~~~~~」
 未来は唇をわななかせ、悠貴が触れるのを待った。潤んだ瞳で見つめる先、弟の指はさらに
割れ目に近付き、そして遂に、中で震える秘花へと触れ…るかに見えたが、直前で指先は上の方へ
動いたかと思うと、恥丘に生える産毛を指先でチョンっと摘まんだ。
(そっちが先!?)
 涙目のまま微妙な表情になった未来に気付かず、悠貴は指先できゅっきゅとその産毛を擦った。
姉とは風呂に入らなくなったが、父とはまだよく一緒に入っていて、その時に父のモノをいくらでも
見ているし、触ったことだって何度もある。しかし姉の恥毛はそれとは全然違う、まだ縮れもなく
さらさらで細い、しかし髪の毛とはまた異なる指触りだ。好奇に駆られた悠貴は、一本を摘まんで
そっと引っ張ってみた。
「痛っ」
 途端に未来が顔をしかめ、悠貴は慌てて毛を手放した。
「あ、ご、ごめんなさい」
「もう、優しくしないと触らせてあげないんだからね!?」
 未来に叱られた悠貴は、そそくさと指先をその下…未来の生殖器へと移すと、姉の怒気にせかされる
ように、ためらうことなく淫花に指先をはべらせた。
「あ…」
 緊張を解いていたところへいきなりタッチされ、未来は思わず生殖器をピクンと震わせた。
また痛くしちゃったんだろうかと、悠貴が手を止め、上目遣いで未来を見たが、彼女は無言で
小さく肯くと先を促した。

 悠貴の小さな指先が、花弁状の襞肉をくにゅくにゅとこね回す。指は襞肉を掻き回すように動き、
割れ目の縁の、少し肉厚になった部分をなぞり、そして中央の粘膜をすっすっと上下に擦りたて、
さらに秘花の合わい目にある、包皮に包まれた陰核をそっと押さえる。
(なんだろ、ここ?)
 皮の下にこりこりとしたものがあるのを感じた悠貴は、そこを軽く押さえたままぐりぐりと
押さえつけた。
「んっ…!」
 敏感な突起をいささか乱暴に弄られ、未来の腰が跳ねる。悠貴が再び手を止め、姉の様子を伺うが、
「いいの、大丈夫。続けて悠貴」と、彼女は弟に続けるように促す。

 悠貴の指がクリトリスに戻った。弟が先ほどよりも優しく、皮の上からさするようにようにそっと
指先を動かすと、その小さな突起から、ぞわぞわと快感が未来の全身に這い上がっていく。
さらに悠貴がすりすりと擦ると、その指の下で、包皮の中の淫芯が次第に固さを増していき、
悠貴の指に伝わるコリコリとした感触が徐々に強くなる。そのコリコリの正体を確かめようと、
悠貴は指先で皮のカバーをクリっと引き剥いた。
「ひぁ…っ!」
 小豆粒ほどもない小さな女芯が剥き出しにされ、未来が身体を震わせて押し殺した小さな悲鳴を
漏らした。悠貴の指の動きが一瞬鈍ったが、その密やかな声に嫌がる気配は感じられず、もう
いちいち姉の顔色を伺ったりしないで、そのまま黙々と姉の淫核を弄っていく。

「んっ…あ…」
 外気にさらされてスースーするそこを、悠貴が指の腹でそっとさすると、包皮の上からされるよりも
ずっと強烈な快感が未来を襲い、彼女は下腹をびくびくと痙攣したように震わせた。胎内が熱く火照り、
そこからじゅわっと新たに蜜が滲むのが未来にはわかった。
(あ…そんなトコ…悠貴…)
 恥ずかしい突起を直にくりくりされ、未来は腰をよじらせたくなるような肉の疼きを覚えるが、
弟の邪魔をしないように必死にそれを堪えた。しかし堪えることにより、その疼きを誤魔化すことが
できずに全身ではっきりと感じてしまい、頭がぽーっとしてきて、愛蜜の分泌がますます増えていく。

 やがてクリトリスの指触りを十分に味わった悠貴は、一番のお目当てだったその淫膣へと指先を
移動させた。秘液で濡れ光るそこを、まずは指先でこわごわとつつく。
「ん…あ…」
 未来はきつく目をつぶり、悲鳴とも喘ぎともつかない小さな声を漏らし、膣口をひくつかせる。
新たな蜜がトロリと垂れて悠貴の指先を汚し、彼はびくっと指を引っ込めた。
 悠貴は指先についた姉の愛液を不思議そうに眺めた。アソコから出てきた液だがおしっこではないし、
汗とも違う、粘性の高い透明な液体で、どちらかといえば涎に近い。股についている口のような
器官から、涎に似た液体を垂らす摩訶不思議な女のコの身体に、悠貴は何か感動のようなものすら
覚えつつ、再度そこへと指を伸ばした。

 悠貴はそこに垂れる蜜を擦り込むかのように、窄まった入口の周りを人差し指の先で何度も何度も
なぞりあげた。そしてこちょこちょくすぐるように、指先で秘口をこね、とんとんと指の腹で叩き、
それからようやく思い切って、指先をゆっくりと膣へと潜らせた。

「んっ…」
 つぷっと、爪が隠れるほどまで悠貴の指が未来の中に入る。一瞬秘口がきゅっと窄まり、その指先を
きつく締めつけた。悠貴はさすがに驚いて、指をそこで止めたが、未来が力を抜いて締め付けの力が
緩むと、再びそろそろと姉の胎内へと指を埋めていった。
(うわ、凄いぬるぬるしてる…)
 今までの愛撫ですっかり濡れそぼった姉の淫膣に、悠貴は息を飲んだ。指を進めるにつれ、中に
溜まっていた愛液が溢れてトロトロと垂れ落ち、蟻の門渡りを伝って肛門まで濡らしていく。
そして遂に、悠貴の指は根元まで姉の胎内に挿入された。

(あったかい…それに柔らかいや…)
 悠貴はしばし動かず、姉の中の感触をじっくりと味わった。熱く濡れた、柔らかな襞肉が、中に
入れられた悠貴の指をきゅうきゅうと締めつけてくる。時に痛いくらいにきつく、時にふわりと
包み込むように優しく…。
「あひっ…」
 悠貴が、未来の中で指をくいっと捻った。中の粘膜まで一緒に捩れそうな感触に、未来が怯えと
悦びのない交ぜとなった悲鳴を漏らす。
「ひっ、あっ、あ…ん…ふぁ…」
 次いで悠貴の指が探るかのように、内部の襞々をそっとなぞりだすと、未来の声はすぐに悦び一色と
なった。悠貴の指先に、まるでくすぐられるようにすりすりと襞壁を摩りたてられ、弟の指が触れる
襞の一枚一枚から快感が込み上げてくるようだ。指は未来の胎内でくねり、襞肉をくすぐり、指先が
粘膜を擦りながらゆっくり引き抜かれていき、そしてまた根元までずぷりと突き入れられる。

「あはっ、あ…あっ…ん…」
 きゅっと締めつけてくる柔肉をかき分けながらの指の抽送に、心地よさを覚えたのか、悠貴は
甘い鼻声を漏らす未来の膣に、何度も何度も指を出し入れさせた。指が根元まで挿入されるたび、
じゅぷっ、じゅぷっと秘蜜が溢れ出し、アナルまで濡らしていたそれは、遂にはソファーにまで
垂れ落ちていった。溢れる潤滑液に、悠貴の指はさらにスムーズに動くようになり、ぐちゅ、
ぬちゅ、くちゅ…という淫靡な水音を立てながら、リズミカルに未来の秘口を行き来する。
(あ…悠貴…)
 その音は未来の耳にもはっきりと届いていた。弟に胎内を掻き回されながら、はしたないまでに
濡れてしまっている自分が恥ずかしくて溜まらない。しかしそれとは裏腹に、いつしか未来は昂りを
抑えきれず、秘裂を押し広げていた指先が、淫芯を皮のカバーの上からすりすりと擦り始めて
しまっていた。身体の脇に垂らしていた左手は胸の上に移り、服の上からその小さな膨らみを
さわさわと撫でさすっている。

(悠貴…あ…いい…ん…っ!)
 未来は胎内をまさぐる悠貴の指に加え、自らの手でさらに自分を高めていく。小さな胸を掌で
回すように揉みしだき、淫核を弄る指は包皮を剥きひだき、剥き出しになった敏感な突起を直接
刺激する。
「あ、悠貴…あ…うぅん…は…あ…あっ、いい…」
 未来の甘い歓喜の声は徐々に高く大きくなり、まるで甘えるような、そしてねだるような響きを
強くしていった。腰を悩ましくくねらせ、弟の指を胎内深くまで飲み込んでいく。それに応える
かのように、悠貴の指遣いもどんどん激しくなっていき、あそこから響く水音も、さらに大きく、
そしていやらしさを増していった。

(凄いや、お姉ちゃん)
 未来の甘ったるい喘ぎといやらしい水音は、まだ幼い悠貴をも昂らせていた。姉の膣内の感触に
心の中で感嘆の声を漏らしながら、まとわりつく柔肉をかき分けながら指を激しく抜き差しし、
根元まで突き入れてぐりぐりと捻り、指先で肉壁をすりすりと擦りあげる。
(お姉ちゃんの中って、こんなに気持ちいいんだ…!)
 指じゃなくて、実際におちんちんを入れたらどんな感じなんだろう? お姉ちゃんが言った
“セックス”って、どんな感じなんだろう…? そここを掻き回しながら悠貴は思った。入れてみたい。
お姉ちゃんの中におちんちんを…。

 姉とのセックスを夢想するうち、悠貴はペニスがむずむずしてくるのを半ば無意識のうちに感じて
いた。そのむずむずはやがてずくんずくんという疼きになり、下腹部にちょっと力が入っただけで、
きゅんっとなって腰が跳ね上がりそうになる、くすぐったいような痛いような、今まで彼が経験した
ことのない不思議な感覚へと育っていく。
 四つん這いになって姉の生殖器をいじりながら、悠貴はそわそわと腰を動かし始め、やがて我知らず
背中を反らしてお尻を突きあげたり、逆に腰を下げてほとんど正坐するような格好になったり、
さらに空いているもう片方の手で股間を押さえつけ、ペニスの違和感を紛らわそうとするが、
どうしてもその奇妙な感じは股間から去っていこうとしなかった。

(悠貴…?)
 未来の昂奮に霞む瞳にも、弟のその不審な動きは映っていた。しきりにもぞもぞさせている腰の
方へと彼女の視線は自然と引き寄せられる。(…!?)
“それ”に気がついた未来は、思わず自分を慰めていた手を動かすのを止め、瞳を大きく見開いた。
悠貴のズボンの前の部分が、こんもりと膨らんでいたのだ。まだ中一の未来でも、それがなんなのか
くらいすぐにわかった。男性がエッチな気分になると…女の人とエッチしたくなるとそうなるという
アレだ。
 悠貴がボッキしてる…わたしとエッチしたがってる…「悠貴、あんたそれ…」
「あ…」
 未来が呆然となりながら思わずのそりと身体を起こすと、姉の視線が自分の股間に向いているのを
知った悠貴は、慌てて未来の性器から指を抜き、ぺたん座りになると膨らんだ股間を隠した。

「あ、あの、僕、その…」
 悠貴が上目遣いで未来を見て戸惑い恥じらう。その弟の様子に、目を見張っていた未来は表情を
緩めた。どうやら悠貴自身、ボッキするのは初めて…あるいは初めてに近いらしいのが、未来にも
手に取るようにわかった。弟のボッキに驚いたものの、自分以上にそれに戸惑っているらしい悠貴が
面白く、そして可愛かった。

「悠貴、お姉ちゃんとセックスしたくなっちゃったんだ?」
「え?」
 未来に言われ、悠貴はドキリとして顔をあげた。確かに自分は、姉のアソコを弄りながら、そこに
おちんちんを入れたら…姉の言うところの“セックス”をしたらどんな感じなんだろうと想像していた。
でも、どうしてわかったんだろう…?
 物問いたげな弟に、未来が少し悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。
「あのね、男のコって、セックスしたいと思った時にオチンチンが大きくなるんだって」
「え…あ…?」
 姉の言葉に、悠貴はかぁっと頬を赤くし、しばらくもじもじとしていたが、やがて観念したように
小さく肯いた。「……うん」

「……いいよ、悠貴。お姉ちゃん、セックスさせてあげる」
「えっ?」
 悠貴が驚いて顔をあげた。未来は、どこか泣き笑いのような表情を浮かべて彼を見つめている。
「え、えと…でも…」
 悠貴は姉の言葉に期待と戸惑いの表情を浮かべた。確かにセックスをしたいとは思ったが、女のコの
大事なところをいじるだけでも、なんだかイケナイことのように感じていたのに、それだけじゃなく、
そこに自分の大事な部分を入れるなんて、物凄くエッチでイケナイことのような気がする。
 それに…
「で、でも、セックスすると赤ちゃんができるんでしょ?」
「悠貴は、もう精液出るの?」
 逆に質問を返された悠貴はきょとんとなった。聞き慣れない言葉だ。
「せーえき?」
「精液っていうのはね、赤ちゃんの素なの。白くてドロドロした液がオチンチンから出てきて、
それが女の人のお腹に入ると、赤ちゃんができるんだよ」
 未来の説明に、悠貴は目をぱちくりさせた。白くてどろどろした液…そんなものがおちんちんから
出てきたことなど一度もない。「ううん、僕、そんなの出たことないよ」
 弟の返事に、未来はにっこり微笑んだ。「それじゃ、セックスしても大丈夫だね」

 未来はそっと首を巡らし、すぐ脇で椅子に腰かけたまま寝ている真理を見やった。だいぶ疲れて
いたのか、身じろぎせずにぐっすり眠っている。大丈夫、さっきの地震でも起きなかったし、今も
ちょっと大きな声を出してしまったが、まるで起きそうにない。これならまだしばらくは起きたり
しないだろう。

「…おいで、悠貴」
 未来は再びソファーに寝そべると先ほどと同じような格好になり、弟に両手を差しのべた。悠貴は
正座したまま姉の肢体を見つめ、しばし逡巡していたが、まもなく心を決めると、立ち膝になって
未来の広げた脚の間へと入っていった。

「お、お姉ちゃん…」
「悠貴…」
 悠貴は横たわる姉を見下ろしながら、ズボンのボタンに手をかけた。震える指先でもどかしげに
ボタンを外すと、チャックを下ろしてズボンを緩める。そして両側の腰の部分に指を差し入れると、
下着ごと一気に膝まで引き下ろした。

「!?」
 黄緑色のシャツの裾の下から、カチカチになった悠貴のペニスがぴょこんと姿を現すと、未来は
顔を強張らせて凍りついた。一緒にお風呂に入ることはなくなったとはいえ、悠貴が風呂上がり
などによく全裸でうろつくせいで、未来には弟のペニスは見慣れたモノとなっていた。しかし
それは平時のモノの話であり、ボッキしたモノを見るのはこれが初めてだ。
(悠貴の…あんなに大きくなってる…!)
 ソレは未来が知っている弟の分身より、太さも長さも倍以上になっていようかというサイズだった。
ズボンの上から見た時に彼女が想像したより遥かに大きい、ちょうど無着色のウインナーのような
ソレに、今さらながら彼女は怖気づいた。初めての時は痛いというけど、本当に大丈夫なんだろうか?
 未来はちらちらと、自分の指と悠貴のペニスを見比べた。いつも自慰の時に挿入する中指より、
一回り大きいくらいだろうか? それくらいならなんとか大丈夫かも…。

「お姉ちゃん…」
 その間にも、悠貴は未来の上にのしかかってきて、未来の両脇に手を付いて支えた、ちょうど
彼女を押し倒すような格好となった。もう、止めるわけにはいかなかった。未来は覚悟を決めると、
悠貴の背中に両手をまわし、弟を引き寄せた。

 未来に引き寄せられるがまま、悠貴は両肘をソファーにつけ、さらに姉に身体を密着させた。
その下半身が未来の股間に押し付けられ、カチカチになった肉棒の先端が、股間の割れ目を
探るように、内部の粘膜を擦りながら移動していく。悠貴ははぁはぁと興奮に息を荒げながら、
ペニスの先端に意識を集中し、目的の場所を探していたが、ほどなくそこ…未来の膣口を
探り当てると、訊ねるように姉を見つめた。
 未来が、そこでいいよと小さく肯くと、悠貴はそれを確かめるかのように、その付近を亀頭で
数回つんつんとつつく。そして場所が合っていることを確信すると、彼はぐっと腰を突き出した。

「んっ!」
 悠貴の指で既に十分に解きほぐされ、濡れそぼった秘口は、彼のぱんぱんに膨れあがった亀頭も
すんなりと受け入れていった。先っぽがぬるりと未来の中に入り込み、彼女は腰をびくんと震わせた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 二人とも、興奮に大きく口を開けて喘ぐ。先っぽが入った…あと少しで…「あっ!?」
次の瞬間、悠貴がわずかに腰を動かしただけで、彼の分身が一気に根元まで姉の中にずるりと
入りこんでしまい、二人は呆然と顔を見合わせた。

「あ…は…入っちゃった…お姉ちゃん…」
「う、うん…悠貴のオチンチン、全部入っちゃった…」
 未来の下腹部、膣の中いっぱいにぎっちりと悠貴のペニスは嵌り込んでいた。なにか息苦しいほどの
圧迫感、異物感を未来は感じたが、事前に十分に弟の指で濡れ、解きほぐされていたのと、悠貴の
分身がまださほど大きくないおかげか、痛みはまったくといっていいほど感じられなかった。
(あ…凄い…中でびくんびくんしてる…)
 まだ狭い処女道を埋め尽くす熱い肉棒が、弟の鼓動に合わせ、ずくんずくんと脈動し、時折
びくっ、びくっと痙攣するように震える様子が、未来の胎内にダイレクトに伝わって来る。悠貴が
わずかに身じろぎしただけでも、その動きがペニスを通じて未来にはっきりと感じられる。
 かつてないほど未来は悠貴を身近に感じ、彼女は弟の背に回した腕にそっと力をこめ、慈しむように
その小さな身体を抱いた。

(お姉ちゃんの中…すごく暖かいや…)
 悠貴も、未来に深く挿入したままじっと動かず、ペニスに感じる姉の胎内の感触を味わっていた。
悠貴の肉棒は痛いくらいに勃起し、敏感になっていて、姉の中の柔らかさ、熱さを、指よりもずっと
強く感じられる。そしてそこにきつくまとわりつく秘肉を通じ、姉の鼓動もはっきりと伝わってくる。
彼もまた姉と同じように、未来を今まで以上に近くに感じていた。

「悠貴、動いてみて」
「う、動くの?」
 しばらくお互いの身体をじっと感じていた二人だったが、やがて未来が囁くように悠貴に言った。
「うん…セックスっていうのはね、オチンチンを入れるだけじゃなくて、出したり入れたり
するんだって」
「わ、わかったよお姉ちゃん」
 姉に促され、悠貴はそっとと腰を引いていった。そして亀頭だけを残して肉胴を引き抜いたあたりで、
再び未来の中にゆっくり入っていく。根元まで挿入すると、また引き、そして入れ…。分身を姉から
出し入れするたび、肉棒にきつく絡みつく、熱く濡れそぼった柔らかな媚肉にそこを扱かれる形となり、
腰砕けになりそうなほどの快感が悠貴の下腹部に込み上げてくる。

「あっ、くっ…はっ、あ、あぁっ…」
 快感を感ずるまま、悠貴の腰の動きがどんどん強くなっていくと、未来は怯えたような喘ぎを
漏らした。まるで内臓ごと引きずり出されそうな、そして先端が内臓を突き破りそうな感じがして、
なんだか怖い。
「ひっ、ひはっ、はくっ、あっ、あ…」
 ずん、ずんと、悠貴のペニスが突き入れられ、未来は身体を揺さぶられながら、苦しげな片息を
漏らす。「あっ、くっ、はっ、あ…あんっ、あっ、んんっ…」
 だが、何度も何度も突かれ、胎内を掻き回されるうち、やがて未来の喘ぎに官能の響きが混じり
始めていく。弟のかちかちになった肉棒に荒々しく擦られる膣道から、得も知れぬ悦びが湧き起こって
くるのだ。
「はっ、あ、あ…悠貴…」
未来は悠貴に突かれながら、ぶるりと身震いした。秘肉がきゅっと締まり、そこを出入りする弟の
分身を、よりきつく絞めつける。無意識のうちに未来の腰も、より強い快感を求めてはしたなく
動き始めていた。

「あっ、お、お姉ちゃん!」
 一層強まった圧力と淫らな腰の動きに、悠貴が思わず声を漏らす。快感の余り涙を浮かべ、しかし
より強い快感を求めてひたすらに腰を振り続ける。ぎっ、ぎっ、ぎっ…と、二人が乗ったソファーが
荒々しい動きに抗議するかのように軋む。

「はっ、あっ、あ、ふっ、あ……」
 やがて、未来の上で夢中になって腰を振っていた悠貴の目が、ふとある物を捉えた。身長差の
せいで、悠貴の頭はちょうど未来の胸の前にあり、そのまさに目と鼻の先に、水色のキャミソールに
包まれ、荒い呼吸にあわせて上下する姉の密やかな膨らみが見える。昂奮にしこりきった先端の
ぽっちが、薄い布地をツンと突き上げているのもはっきりと見て取れる。

「はっ、はっ……」
 分身に感ずる快感に喘ぎながら、悠貴は先ほどそこを触らせてもらった時の感触を、掌に
ぼんやりと蘇らせていた。悠貴はしばしの間、腰を動かしながら姉の乳丘をぼうっとした目で
見つめていたが、やがておもむろに右手で姉の服の裾を掴むとぐいっと引き上げると、未来の
小さな膨らみを露わにさせた。

「はっ、あっ…あ?」
 悠貴の小さな手が乳房をもみ始めると、未来はぎくりと背中を反らしたが、すぐに力を抜いて
弟の愛撫に身を委ねた。さっきと違い、今度は腰の動きと同様に荒々しい愛撫だった。ぎゅっぎゅっと
きつく乳房を揉みにじり、こりこりした乳首をつねり、捻るが、今の未来には最早それすら快感
でしかなかった。「あひっ、あっ、くっ、あっ、ゆ、悠貴…っ!」
 悶える姉の乳房に、悠貴は口をつけた。滑らかな乳肌にキスをし、勃起した乳首をくわえると
ちゅうちゅうと吸い立てる。手と口、そしてペニスから与えられる快美感に、未来は身も世もなく
よがり悶え、秘口の中では媚肉がうねうねとうねり、そこを激しく動くペニスをより深いところまで
飲み込んでいく。弟の肉棒がぎっちりと嵌り込んだ秘口から垂れ落ちる愛液は、いつしか
白く濁ったものへと変貌していた。

イラスト :メンクイさん

「あっ、あ、お、お姉ちゃん…おちんちんが爆発しちゃうよぉ!」
 激しい交わりに限界まで昂った悠貴が、しゃぶっていた乳首を口から離すと思わず悲鳴のような
声を漏らした。
「あっ、悠貴、わたしも…わたしも爆発しちゃうっ!」
 同じく絶頂の予感に、未来もひときわ大きな嬌声をあげる。姉弟はひしっと抱き合い、最後の瞬間に
向けて、激しく腰をぶつけ合った。
「あっ、お、お姉ちゃんっ!」
「ゆ、悠貴、悠貴っ!」
 悠貴の腰の動きが限界までに強まり、未来の爪先がぐんっと伸ばされる。そして何度か腰をぶつけ
合ったのち、遂に二人は絶頂に達した。
「あっ、あっ、あーーーっ!?」
 絶頂の叫びとともに未来の背中がぎくんと反り、胎内では秘肉がアクメにうねる。最深部までに
突き入れられた悠貴のペニスが、その中でびくんびくんと何度も何度も痙攣したように跳ねあがる。
二人はぎゅっと腰を押し付け合って快感に打ち震えていたが、絶頂感が引いていくにつれて秘肉と
ペニスの律動も次第に収まっていき、やがて二人の身体からがくりと力が抜け落ち、姉弟は
折り重なるようにしてソファーに沈みこんだ。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 今や悠貴は肘で支える事もなく、ぐったりとなって完全に未来の胸の上に身体を預けていた。
8歳といえどさすがに少し重いが、未来には少しも苦にならなかった。「悠貴…」
 未来の呼びかけに、悠貴はぼんやりと顔をあげた。「…お姉ちゃん…」
 二人は肩で息をしながらしばらく見つめあっていたが、やがて未来がそっと弟に顔を寄せると、
静かに唇を重ねた。悠貴は突然の口付けに、一瞬目を見開いたが、すぐにその目をつぶると、
姉の唇を受け入れた。

 永遠にも思える数秒ののち、未来はゆっくりと唇を離した。「ふふ、キスしちゃった…」
そう言って照れ笑いを浮かべる未来に、悠貴も照れたような笑みを返した。


「ふぅ…」
 それから少し時が経ち、二人はすっかり身だしなみを整え、事を始める前のように並んでソファーに
座っていた。真理は二人の愛の交わりにはまるで気付く様子もなく、相変わらず傍らのイスに
座ったまま、すやすやと穏やかな寝息をたてている。
 二人の方はといえば、悠貴は猫ならば喉をごろごろ鳴らしていそうな上機嫌な顔で、未来の肩に
もたれかかっていたが、未来の方は少し暗い顔で、小さく溜息を洩らしていた。
(悠貴と…セックスしちゃった…)
 興奮が醒めてみると、まだ幼い実の弟と性交し、バージンを捧げてしまったことへの罪悪感と後悔が、
ずーんと未来にのしかかってくる。もう、弟として見ることなんてできそうにない。これからどんな
顔をして悠貴と接していけばいいんだろう?

「……」
 ちらっと横目で弟を見るが、姉の気持など露知らず、悠貴はこの上なく幸せそうな表情だ。
(……ま、いっか)
 弟につられるように、未来の表情も少し明るくなる。これだけ嬉しそうにされたんなら、身体を
許した甲斐もあったというものだ。それに自分の方も…
「ねえお姉ちゃん」
「な、なに、悠貴?」
 エッチなことを思い出しかけていたところに話しかけられ、未来は照れ隠し気味にぶっきら棒に
返事をする。その姉に、悠貴は最上の笑顔を向けて言った。「すっごく気持ちよかったね」
「いっ…」
 途端に未来の顔が真っ赤に染まる。「う、あ、えーと…」どう返事をすべきかうろたえていた
未来は、ぷいとそっぽを向くとぶっきら棒に答えた「ま、まあね」

「またセックスしようね、お姉ちゃん」
「!?」
 ぎょっとして悠貴を見つめる未来の顔が、さらに赤くなった。未来は悠貴を見つめたまま、
金魚のように口をぱくぱくさせる。
「ダメ…?」
「う…」
 しかし悠貴に少し寂しそうに上目遣いで言われると、未来の口は静かに閉じた。そして、敵わないな
といった感じの微苦笑を浮かべると、未来は肯いた。「お家に帰ったら、またさせてあげるわよ」
「ホント!?」
「うん……。ただし誰にも言っちゃダメよ、悠貴。パパとママにも、お友達にも、真理さんにも、
ぜーったい言っちゃダメだからね!?」
「うん、わかった!」
 本当にわかっているのか、悠貴は笑顔でかるーく答えると、未来の腕にぎゅっとしがみついた。
「お姉ちゃん、大好きだよ」
 その言葉に、未来の心臓がどきんと跳ねた。そして、はしゃぐ弟に、未来は困ったような笑みを
浮かべつつ、心の中でそっと呟いた。(わたしも…大好きだよ悠…)
「ん?」
 だが、それが心の中で形になる寸前、悠貴は突然立ち上がると、玄関ドアの方へとトタトタと
走っていってしまった。
「悠貴?」
「僕のカエルロボ一号だ!」
「ちょっとどこ行くのよ?」
 玄関を開けて外に出ていこうとする弟を未来は呼びとめるが、悠貴は「ロボを見るだけ!」と
言い残し、そのまま外へと走り出て行ってしまった。「えーっ!?」
 未来はなにか途轍もない敗北感と屈辱感を感じつつ、弟の背中を呆然と見送っていたが、やがて
我に帰ると、慌てて真理へのメモを書き、弟の後を追って雨の上がった表へと走り出して行った。



おしまい
最終更新:2010年03月14日 23:21
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