ネットナビ

【名前】 ネットナビ
【読み方】 ねっとなび
【登場作品】 全作品
【一覧】 こちらを参照

【詳細】

「ネットワークナビゲーションプログラム」の略称。
基本的に一ヵ所の電脳に留まって作業を行うプログラムくんに対し、
複数の電脳やインターネットを横断して活動する疑似人格プログラムをこう呼ぶ。

設定上は全てのネットナビの名称は末尾に「.EXE」がついており、例えばロックマンであれば「ロックマン.EXE」が正式名称となる。
これは実在する拡張子の1つで、「物事を実行するプログラム」であることを表している。
しかし、本編では省略しているケースがほとんどで、多くの人がこのことを知らないだろう。

作中で省略せずに呼称された事例があるのはロックマンガッツマンレーザーマンブルースカーネルくらいである。
アニメでは熱斗以外の人物にもプラグイン時の掛け声が用意されているが、熱斗だけはゲーム同様「プラグイン ロックマン.EXE トランスミッション!」としっかりEXEを付けているにもかかわらず、他の人物はEXEをつけていない。
一方、ゲームで熱斗以外の人間が「プラグイン 〇〇.EXE トランスミッション!」ときちんと言ったのはDr.リーガルバレルくらいしかない(『1』の学校のハイジャック事件の際にのみ、デカオもガッツマン.EXEと付けていた)。
『6』に登場するビーストリンクゲートのナビリンクシステムを使ってナビチェンジを行えば、熱斗がリンクナビも省略なしで呼んでくれる。完全にシナリオ外のオマケ要素だが。
『4.5』では、フォルテを含む全てのナビがプラグイン時に「.EXE」を付けてセリフを述べてくれるので貴重。

シリーズによってはモブナビたちの会話もおまけとして十分充実しており、例えば4では、パークエリアにてオレンジのモブの女の子ナビに恋した純真なヒールナビ(4一度きりなため5以降二人の関係は不明だが、少なくとも女の子ナビ側は友達からならOKと脈を否定していないため、おそらくは結ばれただろう)がいたり、ジョーモンデンキにて店側と客側のナビの冷蔵庫値切り合戦も面白い。
一方で警備の件で始末書書かされてメンツ丸潰れで激怒している苦労人ナビ、ロックマンに対し(おそらくは同志が犠牲になったのだろう)ウラインターネットに行ったら命がいくつあっても足りないと忠告するナビなどもいたりする。


ロックマンエグゼシリーズの世界観を構築する、ネットワーク内の多種多様なキャラクターの総称であり、
本家のロボットやXシリーズのレプリロイドに相当する。
多くはオペレーターの人間の指示に従って行動するが、単独でインターネット内を活動できる自立型ネットナビもいる。

基本的に、本家ロックマンシリーズの登場ロボットと同じ名前・モチーフとなっているが、
エグゼシリーズオリジナルのナビや、X・DASHシリーズからの引用、
はたまた本家のボスキャラコンテストのような公募で生まれたナビもいる。
本家のロボット達がだいたい「〇〇マン」という名前なので、エグゼシリーズのナビも「○○マン」と言う名前が大半だが、
少数ながら「マン」が付かない名前のナビも存在する。*1

コラボキャラクターなど、そもそもネットナビどころかプログラムでないが便宜上ネットナビ扱いになっているキャラクターもわずかながら存在する。

初期のアニメ版では、「AKI」というネットシティのバーチャルアイドルが登場。
今のご時世で言えば音声読み上げソフトや、Vtuberのアバターなどに近い存在であり、2000年代半ばの当時では流行を先取り(予見?)していたキャラクターと言っても過言ではない。

【余談】

エグゼシリーズの発売当時、本家ロックマンシリーズは「ロックマン&フォルテ」のリメイクを最後に制作が停止されていたものの、
エグゼシリーズ終了から数か月後、新ボスが追加された初代ロックマンのリメイク「ロックマンロックマン」が発売。
数年後に再始動し、ファミコンティストの「9」、「10」や各シリーズをまとめたクラシックスコレクション、そして完全新作となる「11」が発売されている。

当然の話だが、これらの『エグゼ』シリーズ終了以降の作品のボスから流用されたナビはいない。
逆に「11」にて、『エグゼ』オリジナルのナビであったブラストマンが、本家のボスとして登場した。
シリーズ初のエグゼから本家への逆輸入ということになるが、実際にエグゼ側を参考にしたかどうかは不明。

シリーズ6作品+外伝作品の中で、本家シリーズのロボット達は大半がエグゼのナビとして登場したものの、残念ながら下記に述べる通り、一部のボスは登場しないままシリーズが終了した。
未登場のボスキャラは以下の通り。
1:全員登場(ロックマンロックマンのタイムマン、オイルマンは未登場)
2:クラッシュマン
3:ハードマン、ジェミニマン
4:全員登場(リングマンは「リング」として登場)
5:ウェーブマン、クリスタルマン
6:ケンタウロスマン
7:バーストマン、スプリングマン
8:グレネードマン、フロストマン、クラウンマン、アストロマン
R&F:アストロマン、ダイナモマン、パイレーツマン

ただ、『エグゼ』の後継『流星のロックマン』シリーズにて、ジェミニマンは「ジェミニ・スパーク」、クラウンマンは「クラウン・サンダー」として登場しているとみることもできる。


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最終更新:2023年09月14日 10:17

*1 主に女性ナビ全般(ロール・メディなど)その他、シリーズにおいて重要な役割を担うナビ(ブルース、カーネル、フォルテ、セレナードなど)やグライドが該当