#30 長谷部康平
- 2007年ドラフトで5球団から1巡目指名を受け、抽選の末イーグルス入りした期待の左腕。
- 大学時、アマからは唯一北京五輪代表にも選ばれた。
- ル-キーイヤーはプロ入り早々の左ひざ半月板損傷に泣かされた。
この怪我の後は制球力がガタ落ちに。
- 2009年には再起を図り、1月の寒空の下、ふんどし一丁で滝に打たれてみた。
- その成果として恐ろしい魔力を身につける。
- シーズン中頃にさしかかると試合序盤でKOされはじめたのだが、なぜか長谷部の降板後に打線が奮起。
そのままチームが逆転勝ちする現象が立て続けに発生。
- この不敗神話から、「ダミアン」「悪魔の子」として恐れ、崇め奉られている。
- チームの負けが込んでくると魔力を期待してスレでは長谷部待望論に湧く。
- 特に、相手先発が無理ゲー状態のときに熱望される。次は千尋たんと投げ合わさせよう。
- そんなことを言いつつも、実力はあるはずなので普通に抑えてほしいのが本音。
劇的ではないが、成長ぶりを年毎に見せてはいる。
- 本人もKO後に逆転というジンクスは自覚しているらしく、2009年オフの鼎談で複雑な心境を告白していた。
- ちなみに打撃も結構いい。2009年の交流戦ではタイムリーを打った。
- 北京五輪時に代表監督だった星野仙一が2011年に就任。「いいときに戻したい」と気にかけているようだ。
- 一度でも四球を出したら焦るのか、それまでどんなに頑張っていても一気に投球が崩れる。
元コーチの杉山が言うには、コーチ陣の言うことを素直に聞きすぎるとか。
- まさおと仲良し。オフの日には一緒に映画や買い物や合コンに行っているようだ。
- まさお、うっちーを誘っての合コンをフライデーされたことはあまりに有名。
彼ら三名をまとめて「合コン三銃士」と呼ぶ。合コン相手には「はせやん」と呼ばれているらしい。
- そんな長谷部も2011年についに結婚。7月には第一子が誕生した。
これを機になんとか覚醒していただきたいものである。
- 2012年 親父さんを胃がんで亡くす……。
「野球ではおやじに何もみせていない。今年はいい姿をみせられるように結果を出したい」と語った。
- がんばれ長谷部!
- 前年シーズン終盤援護には恵まれなかったものの制球を重視した投球で安定した成績を残し更なる飛躍が期待されたがオープン戦で打ち込まれ左膝の手術を決意する。
- 半月板自己移植という成功率4割の手術に挑み成功するも3ヶ月歩行禁止&入院生活、床擦れができる、さらに膝を曲げることも禁止で排泄がまともにできず、オムツ&下剤で強制的に排泄。歩行解禁後も歩き方を忘れ1週間歩行器を使いその6ヶ月後にようやくランニング再開という壮絶なリハビリを乗り越え2013年シーズン、5月30日に二軍で実戦復帰する。
- そして7月5日のソフトバンク戦、先発則本が1回でKOされると二番手として実に635日ぶりの一軍マウンドに上がり4回を1人のランナーも出さずに抑える完璧なピッチングを披露すると7月15日のオリックス戦で先発し勝ち星はつかなかったものの6回無失点と好投を見せた。
- 2013年8月22日、親父さんに続きお袋さんも亡くす……。23日に一時帰郷し通夜に参列、24日は兄弟に告別式を任せチームに戻る。そして星野監督の計らいで8回途中から登板。
「母ちゃん、見てろよ」鬼気迫るピッチングで打者2人を討ち取り、天国で見守る両親に捧げた。ベンチに戻った長谷部の目には涙が……
- 2014年、背番号を17に変更する(空いた20はユーキリスが着用)。
- 2016年、永井の引退で空いた30に背番号変更。僅か2年で別な背番号に変わる。もしかして楽天の森野になるのか?(森野は56→7→8→16→8→31→30→7と約20年で7回背番号が変わっている。長谷部は10年で2回であるから回数ではまだまだであるが、生え抜き選手が何回も背番号変えることはそうはない。)
- 野球人生2度目となる四球四球四球四球本塁打を体験した(※なお本塁打を打たれたのは菊池)
- 背番号を変えても結果は残せず、10月1日に戦力外通告を受けてそのまま引退となった。
- 現在は株式会社楽天野球団営業本部営業第二部営業第二グループに所属しつつ、2020年からはJ SPORTSの野球解説者としても活動する他、仙台駅東口にある高級生食パン専門店「LA・PAN」の仙台本店でも働いているなどマルチに活動している。
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⊂ 20 U)''⌒⌒
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長谷部ダミアン伝説
2009年(すべてはここから始まった……)
- 先発のとき、4試合連続で序盤KOされたが、試合はすべて逆転勝ち。
- 8/16:対鴎(4回5失点→6-7x)
- 8/23:対檻(2回5失点→9-10)
- 8/29:対鴎(3回3失点→5-4)
- 9/6:対公(2回1/3で3失点→3-4x)
先発失格の烙印を押される。その怒りは強かったのか、公はその後6連敗を喫した。
- 二軍落ちかと思われたが中継ぎ降格。毎日ベンチ入りしたらチームが5連勝した。
- そのうえ長谷部から得点した相手チームには連敗が続く。オソロシス
- 猫3連戦で中継ぎ登板し2回2失点(9/25)→猫勝つも翌日から4連敗
- 鷹4連戦で中継ぎ登板し1/3回で与四球2(9/29)→鷹勝つも翌日から4連敗
- ほかにもブルペンに現れたとたん猫打線ストップなどの報告もある。
2010年
- 3/10:対鯉(オープン戦)
- 9回にモリーヨが6失点と派手に燃えるも、降雨コールドにより9回自体がなかったことになる。
- 試合は8回降雨コールド、4-5xで楽天勝利となった。長谷部自身は7回に登板し2失点。
- 3/31:対鴎
- 先発の青山が脇腹を傷め降板(その時点での投球数は2)。緊急登板し4点を失う。
- だが開幕から6試合でたった15得点という絶不調の打撃陣がこれでもかと打ちまくり13-4で勝利。白星をゲット。
- なお、青山は故障で二軍落ち。おそらく生贄に捧げられたと思われる。
- 4/7:対公
- いきなり初回失点。だがここまで不振にあえいでいた山崎の第1号ですぐに追いつく。
- 5回にニ岡に2ランを浴びるも、BSでは打たれるシーンが放送事故で中継されなかった。
国営放送まで操るとは……。
- さらにチーム最速で2勝目を挙げるという珍事まで起きる。
- 7/17:対公
- 故障明けながらまずまずの投球。悪魔パワーは炎上を代償にするため、今日は普通の長谷部かと思われた。
- ――がしかし、山崎が1ヶ月ぶりとなる3ラン、しかもあのダルビッシュから打ってこれが決勝点に。
- 今度の生贄は前日大炎上した岩隈か、はたまた鉄平の負傷退場か……。
- 8/4:対鴎
- 降板した時点では3-2で敗戦投手だったが、最終的には鉄平のタイムリーなどで負けが消えた。
- よく見ると白星が3/31の先発に転がり込んでいる。そのときのお礼ということだろうか。
- 犠牲者が出ず、わしせん民に多大な混乱をもたらす。てか、普通に成長しただけじゃね?
- 9/3:対猫
- 1回表、四球四球四球四球満塁HR三振三振三振。しかもHRが猫側の初スイング。
- 試合はL1四‐四Eで引き分け(棒)。…が、話はこれで終わらなかった。
- 翌日、1-6で迎えた9回裏、それまでわずか100球と完投勝ちペースのわくわくさんが突如乱れ始める。
- なんとここから6点とって逆転サヨナラ勝ち(打者11人、ジャマさんの内野安打含む8安打1四球)。
- 炎上は炎上、再び抹消される。長谷部を欠き、魔力が期待できない中、シーズン終盤の過密日程に突入。
- そんな中、毎日主力に負傷者が出る(9/18鉄平、9/19草野&中村、9/20嶋、9/23小山)。チームダミアン……。
2011年
- 前半は2軍で塩漬けに。
が、彼が登板すると西村や河田がHRを打つ、相手がエラーする、サンチェスが抑えるなどその力は健在。
- いざ1軍に上がると、序盤KOされる数も減った。その引き換えに、以前のような逆転勝ちもなくなってしまう。
- それでも自分の負けだけはちゃっかり消しているあたり、悪魔パワーはまだまだ失われていないようだ。
2013年
- リハビリを終えて一軍復帰。中継ぎとして登板すると打者を次々と討ち取る大活躍を見せる。魔力増強にも力を入れたのだろうか。
- 8/25:対鴎
- 8回表にリリーフ登板するも荻野にホームランを打たれ4-5。終盤の被弾で勝ちが遠のいたように見えたが…。
- 9回表、すっぽ抜けた球が角中に当たる。伊東監督は大事を取って角中を下げ、ライトの守備に伊志嶺(楽天の捕手伊志嶺とロッテの外野手伊志嶺は別人)を入れた。
- 9回裏、なんとその伊志嶺が島内の打球を後逸してしまう。試合は結局岡島と榎本のタイムリーで追いつき逆転勝利、首位攻防戦を3タテで勝ち越した。
最終更新:2020年08月01日 21:36