敗戦処理


  • 読んで字のごとく、大量ビハインドで負けが濃厚なときに出てくる中継ぎ投手のこと。
  • 英語ではモップアップマン(mop up man)、モップアッパー(mop upper)。
    意味はモップがけをする人のこと。転じて「試合の後始末をする投手」を指すようになった。
  • 主にルーキーの初登板や、二軍から上がってきた投手の試験場として活用される。
    また登板間隔のあいたセットアッパーや抑えが登板することも。その場合、実況スレでは俗に「虫干し」と呼ぶ。
  • 負け試合の片付けとはいえ、「これ以上試合を壊さないこと」「他のリリーフ陣を休ませること」が求められる。
    そして若手にとっては数少ない実力アピールの場。あたやおろそかにはできない仕事である。
  • ごくごくまれに、味方打線が爆発して勝ち星が転がり込むことも。本当にごくまれな話だけど。

  • また、大量リードのときに「先発投手、及び僅差用リリーフ投手の消耗を抑える」という目的で登板する、いわば「勝戦処理」の中継ぎ投手もいる。
    • 主に敗戦処理担当が兼任していることが多いが、一応は勝ち試合に登場しているため、敗戦処理の専任より信頼度は高め。
      ここで結果を出せば「僅差要員」への昇格の道が拓けることも。


  • 創設当初から層が薄く、使える投手が限られていた楽天では、敗戦処理もセットアッパーも関係ない起用法が多かった。
  • しかし投手陣の整備が進み、(瞬間的にでも)安定した勝ち継投が存在する近年では役割分担がはっきりしてきている。

  • かつての代表的な存在は松本輝

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最終更新:2013年04月27日 17:12