勝利の方程式
- リードした場面でチームが自信を持って送り出すリリーフ投手(中継ぎ投手、抑え投手)の継投策のこと。
JFK(阪神タイガース)
- ジェフ・ウィリアムス(J)、藤川球児(F)、久保田智之(K)
- 2005年の彼ら3人のブレイク以降、各球団で中継ぎの頭文字をとって呼ぶことが流行る。
SBM(福岡ソフトバンクホークス)
- 攝津正(Settsu)、ブライアン・ファルケンボーグ(Brian)、馬原孝浩(Mahara)
- ソフトバンクモバイルの略称にちなんだ命名。またうまいこと揃ったものである。
- 更に2010年からは背番号48の甲藤啓介が加わり、某アイドルグループになぞらえ「SBM48」へ。
- ところが攝津が2011年より先発転向。解散してしまった。
スコット鉄太朗(読売ジャイアンツ)
- スコット・マシソン(スコット)、山口鉄也(鉄)、西村健太朗(太朗)
- 2012年に結成され、巨人のペナントレース独走を支えたリリーフ陣。命名は日刊スポーツの記者。
- パッとしないネーミングとは裏腹に驚異の安定感を誇り、2013年はマシソンと山口が最優秀中継ぎ投手、西村が最多セーブに輝いた。
- 2013年の日本シリーズでは、袖達が仲良く失点する中、手の付けようがない完璧なリリーフを見せつけてくれた。
東北楽天ゴールデンイーグルス編
2009年
AGF
- 有銘兼久(A)、グウィン(G)、福盛和男(F)
- 命名は野村監督(当時)。
- なお本家AGFこと食品メーカー「味の素ゼネラルフーヅ」が球団事務所にお中元を届けるという、粋なことをしてくれた。
しかしその甲斐空しく、AGFは知名度を上げることなく解散してしまった。理由はご想像の通り。
番外編
2010年
新KKコンビ
- 春における、セットアッパー辛島航(K)、クローザー川岸強(K)の継投。
- メンタル難の揃う楽天中継ぎ陣においては頼もしい強心臓コンビでもある。
- 残念ながら、辛島きゅんが不調のため2軍落ちしたことにより活動休止。
3Kトリオ
- 交流戦の勝ち継投。左の片山博視(K)、右の小山伸一郎(K)、クローザー川岸(K)。
- なんだかんだで機能しているのでこの調子で行ってほしいというファンの期待も虚しく、川岸が疲れによる不調に陥り解散。
スリーマウンテンズ
2011年
乾いた袖
- 別名、「川井伸一郎」。
- 先発の乾いた菓子、ロングリリーフの半袖魔人による、二人で一人継投。
- 試合序盤に川井が相手打線に捕まり、ピンチを招いたところで緊急登板の小山が登場。なぜか味方打線が逆転し、小山が勝ちを拾う。
2013年
超番外編
- 2013年はラズナーが守護神として定着するもケガで離脱。これ以降はリリーフに苦労し、青山、齊藤隆、長谷部、金刃など多くの選手が中継ぎ・抑えの区別なく登用されていた。
- しかし、9月26日の西武戦、勝てばリーグ優勝が決まる試合で9回にマウンドを託されたのはここまで無敗の田中将大。1死2,3塁の大ピンチから西武の3番栗山、4番浅村を全球ストレート勝負で連続三振に仕留めるという神がかったピッチングを見せた(田中の8球)。
- CS、日本シリーズともリリーフ陣に不安の残る状態だったため、CS4戦目、日シリ5、7戦目では先発陣もリリーフに投入した。特に日シリ7戦目は「美馬→則本→田中」という星野監督自身も「本来ならありえない継投」と述べるほどの豪華先発リレーで完封し、日本一を手にした。
余談だが、
ノムさんの著書に「勝利の方程式」という本がある。古い本なので現在は絶版となっているが、中古で安く出回っているので興味がある人は探してみよう。
最終更新:2013年11月07日 23:03