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民主主義と外国人参政権(2)

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民主主義と外国人参政権(2)

2005年11月20日 | 民主主義と人権問題
この記事は2004/8に追い出せ強のトリと言うサイトの掲示板で行われた議論の一部です。
尚、論文中に日本の国籍法の経緯について不明な点がありますが、最近ペルーの元大統領の件で詳細を掲載している掲示板を発見しましたのでそちらに興味のある方は【こちら】をご覧ください。

この議論全体に興味のある方は【署名協力願い】小学校6年生の拘禁+送還と言うページで一望できるようにしてます。
どれみ氏の愉快なおつむと言うページでこれまでの とほほ と どれみ氏 の問答集を作っておりますのでご笑覧ください。(^.^)


> あなたのおばさんはアメリカ市民権を取得していたら、日本では国籍を失っています。どちらの国籍を現在持っているかで判断するだけでしょ。

いや、どうでしょうね、私のおばさんはGHQ統治時代に進駐軍米軍人と結婚してますのでどれみさんの言う二重国籍禁止法の制定以前である可能性が高いですね。おばさんがアメリカのパスポートで入国した場合には日本では在日外国人ということになるでしょうし日本のパスポートももちろん戸籍が残っているので申請可能でしょう。その際には米国に日本大使館がいちいち米国市民権があるのか否か問い合わせるのでしょうかね?

いずれにせよ、お互いに知らない事実を根拠に議論しあっても仕方がないのではないですか?
ですからインターネットに接続できるどれみさんであればその辺の情報収集なんて簡単でしょう、だから調べておいてくれと言っているのです。
調べられなかったのであればあくまで知っている範囲内で議論しましょう、間違った情報に基づいた議論はいけません。

例えばこう言うパターンはどうなるのでしょうね?
日系アメリカ人2世で、親はアメリカの市民権を持っておらず(訪米直後や元々出張で米国滞在してたがその後永住を決意した場合などですね)その2世が誕生した。
この場合アメリカでは無条件(出生地主義)で2世に市民権を与えるわけですが、親は日本人として合法的に滞在しておりますので日本大使館に2世の出生届をだします。日本は血統主義ですのでその2世は戸籍に載ります。

この2世が帰国した場合は日本の法律が適用され20歳までに国籍を選択せねばならない。これはわかりますが(とはいえ本人が申請しない以上日本のパスポートで入国したら2重国籍を知る術が日本にはないのですが、パスポートにアメリカの滞在ビザがない事は日本の出入国管理法とは関係ないし、出国記録もないわけだし、、。)。
帰国の意思などなくそのままアメリカに滞在していた場合ですね、これがどうなるのか?あくまでアメリカの法律を知る必要がありますね。

#こう言うことを考えていくと国籍なんてくだらないものだな、と言う私の気持ちも少しはわかるでしょう(笑)

> そんなこと聞いて何か意味があるの?

どれみさんが持ち出した議論でしょう(笑)
在住外国人に参政権を与える国があるか否か私のおばさんの場合どうなのか、わかれば参考なるでしょうよ。

> だったら日本で参政権を求めること自体がおかしいのでは?
> 日本人になりたくないのに参政権だけは主張するんですか?

「日本人の条件」ってのは何なのですか?と言う事を言っているのですよ。どこの国の人間であれその国に住む国の人々と同等の権利を持つことは民主主義の基本です、人は法の下にすべからく平等でなくてはなりません。

日本人になりたいか否かなどその人の自由です。日本人になりたい人も居るでしょうしそうでない人も居るでしょう。日本人だって日本人と言うアイデンティティーがその人の精神を支えている人も少なからずいる事と同じです。

もっとも私なんかは「私」と言うアイデンティティーがあれば十分で、そう言う精神構造には理解しがたいものがあります、が民主主義者ですのでそうした信条も認めております。
もし権利と生活が保障されるのであれば私なんか日本人の国籍なんか要りません(笑)
どこの国の国籍も要りません。自由に住みたいところに住み行きたい所に行きたいです。そもそも私が日本人である事は私の自由意志ではありませんしね。

あまりの荒唐無稽さに小説のネタにさせてもらっている話題ですが、日本の満州移民団は移民する際に「日本の都合の良いように満州を操ろう」と思って移民したとでも思っているのですか?確かに満州は日本の傀儡国家でありますがその移民団は満州建国に夢(理想、五族協和、貧困からの脱出)を託して移民して行ったのですよ、決して日本の都合のいいように満州を操ろうなどとは思っていませんよ。

農業政策に失敗した日本の内政事情で農家の次男三男が満州でなら自分の耕した土地は自分のものになる、とか中には中国の混乱に乗じて馬賊として一旗上げようという人も少なからずいた。これは日本の都合のいいように操ろうな度と言う考えとは別物です。あくまで日本政府と言う国家が行った悪業であり移民団に罪はありません。

従ってもし(歴史のifは無意味ですが)その移民団が定着して民主政権が樹立(関東軍の軍事政権からの脱却には多くの犠牲が必要でしょうが)されたとしたらあくまで満州人として満州の権益を守るための政権が生まれますよ。移民の国アメリカはどっかよその国に操られているんでしょうか?まさかユダヤとか言い出しませんよね。最近のヒスパニック系市民の急増はスペイン帝国の野望ですかね?(笑)

#おお、またもや小説のネタが出来た。ふむふむタイトルは「華僑とユダヤ資本の暗躍」。(笑)ネタ晴らしですが私の小説の構想の中では既に横浜中華街は中国のピンポイント攻撃により乗っ取られていると言う設定にはしているんですが、アイディアが行き詰まっていたところです、【乗っ取られるとはどういう状態ですか?】とどれみさんに聞いても教えてくれないし。華僑とユダヤ資本を絡めると複雑化し物語りも面白くなりそう。

私は中国の人口は10億位だと思ってますが(間違ってたら訂正してください(^^; )その十分の一と言えば一億です。
これだけの人口(民衆)に対して「自国の権益の為に工作活動をせよ」等と言う洗脳(または命令)が通用するとでも思っているのですかね?(^^;
それだけの人口を移民させるために何十年(いやおそらくは百年以上でしょう)かかるかわかりますかね?

かの大韓航空機爆破の犯人金賢姫[キムヒヨンヒ]は子供の頃から徹底したスパイ教育を受け北朝鮮のスパイ大学のエリート中のエリートで生粋の金正日崇拝者ですよ、スパイ大学では身柄が確保された時には躊躇せず自殺するように訓練されてます、その自殺防止の為口にマスクをした金賢姫が飛行機のタラップに降りてきた報道映像はどれみさんも覚えているでしょう。

その金賢姫でさえ、韓国の実情を知り自分の受けた教育とのあまりの格差に驚き非を認め全てを告白したのです。(もっともその反省から北朝鮮はスパイ教育の際、韓国の実態をきちんと教え金賢姫のようにならないようにソウルの市街地の様子の模型を作ったりして訓練したりしているそうで、ところが、逆にその教育で韓国の豊かさに驚いたスパイ大学生が亡命すると言う事態に陥ったりしているらしいですよ、どこまで本当か嘘かはわかりませんが)

#コラム
【最近の私の投稿に北朝鮮のことが多いのは「金正日の拉致指令」石高健次著、朝日新聞社、1996年第一刷、を読みかえしているところだからである。

この本によると日本はスパイ天国なのだそうだ、諸外国にはスパイ防止法にあたる法制が整備されておりこれによりスパイには重刑が科せられるようになっているが日本では出入国管理法と旅券法が適用されるのみで1~2年の懲役でスパイは自由になれる。北朝鮮スパイの間では日本への潜入はあまりに簡単すぎて(これは法制だけの問題ではなく島国と言う地理的な条件もあるが)つかまってもすぐに自由になれるため自慢にはならないらしい。
著者の石高もはっきりとは書いてないが日本でのスパイ防止法の必要性を訴えるニュアンスが感じられる、石高は「人権との絡みでスパイ防止法案はいつも立ち消えになっている」と書いている。

確かに石高のように拉致事件のような非人道的行動をおっている立場からすればそうしたスパイを厳罰に処すべきではないか、との憤慨はうなづけるし私も少なからず共感する事も多い、が、しかしこの本を読めば読むほどスパイ天国結構ではないか、逆にスパイ大歓迎法を制定してスパイの滞在資格を持つものには滞在期間フリーだとかの特権を与えるのだ。

もちろんスパイの行う拉致や誘拐などその他非合法活動等とても許せるものではない、がなぜスパイが拉致や誘拐を行うかと言えば、スパイを拉致した人間に成りすませて潜入させる事が目的だそうだ、そのスパイの本来の目的は何かと言えば、金正日の指令は、日本や韓国内の雑誌や新聞等手に入れられるだけのあらゆる情報を収集すべし、とある。そんなものであれば『どうぞどうぞいくらでも持っていってください』てなものではないだろうか?
逆に国内で出版される全ての出版物を金正日に提供してあげてはどうだろうか?そうすれば拉致などの必要もなくなる。

実際韓国でのスパイ裁判で明らかになったスパイたちの手にいれた情報の中で唯一スパイ映画に出てくるような重要な情報らしきものはチームスピリットの訓練計画書だけである。他にやっている事はそのまま雑誌や出版物の収集である、チームスピリットの計画書にしろ予備役将校から韓国人になりすましたスパイが手に入れたものであるが、よく考えてみれば予備役将校が持っている程度の計画書であるし、その将校は相手が韓国人だと思ったから手渡したわけであろうが、つまりは韓国人であれば誰でも入手可能な計画書、という事である。そもそもチームスピリットとは公開演習である、もっとも見てもらいたい相手は北朝鮮であり、北朝鮮への示威行動なのだ。。

例えば私が拉致されたとして私に成りすましたスパイに何が出来るのであろうか?私などただのおっちゃんである、どんなに優秀な人間であろうと新聞や雑誌の取材記者以上の情報の収集など不可能であろう。

韓国現政権の行っている『太陽政策』とは、つまりこの事に気が付いた結果ではなかろうか。】


そう言う教育を数千万人に施せる秘策でもどれみ将軍にはあるのでしょうか?
どれみさんの発想が荒唐無稽な妄想だと言う意味が少しでもわかりますか?

> 「日本国籍」をもてばいくらでも参政権なんてもてるんですから。
> 他国で「国籍のない人間に選挙権を与えている国」があるのですか?

話が堂々巡りです。どれみさんの質問はその度にころころと変わっています、私の回答は常に同じです、それに対してどれみさんは反論してません、同じ事を繰り返しているに過ぎません。今回は「国籍のない人間に選挙権を与えている国」ですね?

アメリカがそうでしょう(^.^)
国籍と言う概念自体がないのですから当たり前と言えば当たり前です。アメリカが与えるのは国籍ではなく市民権です。

#コラム
【アメリカの超保守派の前ブッシュ大統領が日系人強制収用に謝罪した事の意味を考えてみよう。

ブッシュ氏は「アメリカ」と言う国家アイデンティティーを志向する上で「移民の国である」と言う事実の前に敵性国人であるとして差別する事は「移民により成り立つアメリカ」と言う国体の保全上矛盾がある事に気がついたのである。そのイデオロギー保全の為に謝罪したのだ。つまりその思想の根幹は「アメリカ」と言う国体の保全を謀ったものである。保守主義と言うのはどのような体制の国家であろうと同じである、国体の保全上必要な事を行う。

であるから何々人であるという国家の中に「個」を取り込もうとするベクトルが常に働く。現ブッシュの帝国主義とは全く矛盾しないのだ。

アメリカのそうした共和党の支持基盤は、とにかく十年に一度は戦争をしないと崩壊してしまうと言う経済構造、が基盤となっておりアメリカの危険性はここにある。銃社会を廃絶できない事もしかり。多民族国家であるがゆえに一層のアメリカ人としてのアイデンティティーを国民に刷り込まない事には国体の保全が難しいと言う事情にあるわけだ、民主主義の代名詞のような「アメリカ」でありその建国精神の崇高さは他の諸国家と比しても尊ぶべき「アメリカ」でさえ国民の多くが反対するイラク侵略を政府の似非情報により国民をだましそれを抑える事が出来なかった由縁だ。

民主党が政権をとってもこの経済構造の改革は処し難いであろう。
「ロビー活動」と言う慣習が良い方向に機能してくれれば良いのだがこの活動自体が弱肉強食であるゆえ、やはり困難であろう。

民主主義体制であろうが共産主義体制であろうが社民党が政権をとろうが共産党が政権をとろうが公明党だろうが民主党だろうが、我々民衆は「民主主義の敵」に対して体制への絶えざる警戒が必要なのだ。

そうすると民衆の理想はどのようにしたら達成できるのであろうか?全世界の民衆が相互に協力し合い共に働き共に生きる事だ、その事により他国人の人権への軽視はそのまま自分に帰ってくる構造になる、その為に経済のグローバル化、「人」「物」「マネー」の自由な流通は理想の達成には必要不可欠だと言うのが私の主張である。】


> 祖国とその文化風習を思うのは「その人の自由意思」でやっていることです。その結果は自己責任。

その結果が自己責任ということはないでしょう、あくまで行政の責任です。思想信条の自由を行政は保護せねばなりません。思想信条の自由とはその思想信条が他者の人権を侵害しない限り行政にはその思想信条を保護する義務があり、かつ、またその思想信条により法が人を差別する事は許されるべきではない、永住外国人に参政権を与えない事は差別である。
永住外国人参政権の問題は自己の責任の範疇を超えてます。

大体ここでも「自由」と言う言葉を詭弁として使ってます。だから合意の得られていないどれみさんと議論しても無駄だ、と言っているのです。
日本の国籍を持たなければ権利が得られない事は「自国籍のまま平等な権利を受ける」と言う自由を制限したものです。ですからどれみ氏の言う「自由」は詭弁であります。その自由が他者の人権を侵害する場合に法(ルール)により制限する事が国家権力に許されているのです。
まず、以下を参照しそれに反論してください、これまでのところどれみ氏の以下の論説に対する反論は一切為されておりません。

参照
【さて、この表現が詭弁である事を私の方からも指摘させていただきます。
「信者をやめる自由」等と言うのは自由でも何でもありません。「信者をやめる選択肢がある」との表現が妥当であります。これは「信者を続ける」と言う自由を制限したものであって自由でもなんでもありません。】

#コラム
【紛争地であろうとどこであろうと、そこへ行くのはその人間の全くの自由(他者の人権を侵害しない限りにおいて)でありその人間の安全を配慮するのは政府の責任であるに関わらず、自己責任だなんだと言う日本の一部右翼世論を背景に世論の大部分は無視して何をかいわんや「他の人の迷惑も考えて行動して欲しい」等と日本の世論を代表したかのような態度で発言する国家首相が政権を握っている事が如何に恥ずかしい事であるか。

スペイン、韓国の例でも撤退するか否かの議論で「人質に取られた本人が悪い」等とはその国家主席たるものが決して口にすべきではないと言う例をみるように、各国のメディアに「日本人は、紛争地へ身の危険も顧みずイラク市民の支援活動に励む彼らを誇りとすべきだ。」と誤解報道され、かの超鷹派アロヨ大統領のフィリピンでさえ兵を引き上げざるを得なかった、と言う事実を持ってわかるとおり、各国の民主主義と比して日本の民主社会が如何に未成熟であるかということを全世界に喧伝しているようなものである。
まことに恥ずかしい限りの小泉首相である。】


*コメントは思考錯誤まで

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