FFTによるボケ画像復元 / Deconvolution,Deblur


FFT変換したデータに平滑化フィルタの逆数をかけてやる事により、
ボケた劣化画像の修復を試みる・・・つもりだったけど、
既存ソフトの性能試してみる方が面白くなった。
後ほど、ページ分割します。



【左】オリジナル画像 【右】Photoshopにてガウスブラー処理した劣化画像

#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。


【左】Image Analyzer Restration by deconvolution
【右】GIMP Plug-in Refocus



【左】GIMP Plug-in Refocus-it
【右】自作FFTプログラムによる修復

#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (PhotoshopUnSharpMask.jpg)


比較用:Photoshopによるアンシャープマスク処理

あくまでもガウスブラーに対する効果なので、ピンぼけ写真、手ブレ写真などに
ついては、別途考察が必要かと思います。

○Image Analyzer
グラフでボケを評価しながら設定できるのが便利。
ノイズはどうしたらいいかな?

○Refocus
パラメータも少なく、楽です。

○Refocus-it (Iterative Refocus)
プレビューで見た時は問題はなかったのですが、
実際の画像に効果を加えた時に、範囲外にノイズが出てしまいました。
その辺、考えてプレビュー見ないと駄目ですね。

○アンシャープマスク
Photoshopに限らず、アンシャープマスクには限度があります。
アルゴリズムが違うのでこれは仕方ない。

○自作分
単純に逆演算のみでしたので、誤差でノイズが出るのは了承の上。
その欠点を補ったのがウィーナフィルターという事で。

ソフトの区別なく、どの位まで復元できる物でしょうか?
256*256ピクセルの画像で試していますが、ガウスブラー10ピクセル以上
ぼかすとノイズが乗り、写真の鑑賞用としては難しいと思います。
文字の判読などなら多少ノイズが乗っても問題ないでしょうし。


参考サイト


この人工衛星のボケ、ここまでくっきり復元できる物なんですね。





最終更新:2010年04月16日 23:33