Lazarus/FreePascal

なかなか面白いのでベージを分割。
統合開発環境Lazarus、発音は「ラザロ」でいいのかな?

長所

  • Delphiと高い互換性。APIなど依存がなければ殆どそのままで動く。
  • Linux,Mac,OS/2のマルチプラットフォームで動くアプリが作れる。
(クロス開発も可能。MacOSでコンパイル、他OSで動くソフト作成が可能。
ただしMacOSへのクロスコンパイルは開発中らしい)
  • シェアウェア、製品も可。

短所

  • 実行ファイルサイズが大きい

これはデバッグ情報を含んでいる為。

lazarus\fpc\2.0.4\bin\i386-win32

に Strip.exe , UPX.exe という2つのプログラムがあるので
それを用いてデバッグ情報を除去し、サイズを縮小できる。

>strip --strip-all hoge.exe
>upx hoge.exe

実際に試してみると、6,652KB → 454KB
(Linuxは単純なGUIで700KB位になるらしい)

  • コンパイル速度が遅い
  • 完成度は徐々に進んではいるけど、まだ発展途上。




1日触った程度なので、まだ何とも言えないのですが。
グラフィックを使うにあたって、壁にぶつかってしまいました。
「ScanLineが使えない」
OS依存する部分なので何か代案を考えねば。

→普通にCanvasのPixels配列を使ってみる。やはりここはDelphiと
変わらず、実用的な速度が出ない。API使ったVBより遅そう。

→調べてみるといくつか方法はあるようだ。
Exampleにサンプルコード,Scanline,LazintfImageなど。
また検索するとXLBitmapというコンポーネントの使用についても出てきます。

→TBitmapで32BitBmpが読めない。
まぁ、これは対策いろいろとあるでしょう。完全にオープンソースだし。
それにしても私のデスクトップ、32BitBmpばかり散らばってるなぁ。


情報源が少なくてつらい。
まぁ、昔からPC触ってるとそういう事ばっかりだけど。
グラフィックプログラミングの解説部分にもあるけどTLazIntfImageを
使うのが早道らしいけど、またこれに関するドキュメントが殆どなかったりする。

ICON EDITORとLazRGBGraphics

Lazarus Wikiドキュメント部分だけ見てると辿りつきづらいのだけど、
ラザロ用アイコンエディタがあるらしい。
で、これで使われているユニットにLazRGBGraphicsってLGPLのライブラリがあるのだけど
もう何を使えば一番楽なのか。
ライセンスを気にしなければPascalMagickの利用も考慮できるし。





最終更新:2010年04月11日 01:48