縮小

別名:Photoshopのアラ探しコーナーになってしまった。


う~む、リサンプルはよくわからん。
等比率で縮小する時のアルゴリズムは平均法取ってます。
これもまだ中途半端なんだけど。

一部では言われている事ですが、縮小に関してはバイキュービックなどの
リサンプルは使わない方が賢明な気がします。
バイキュービックと一口に言っても、アルゴリズムによりけり。


私の知ってるアルゴリズムで一番綺麗なのは下記の参考サイトでも語られている画素平均法。
一種のモザイク処理。ただし極端な話、100ピクセルを99%にする場合、一度最小公倍数の9900ピクセル(99倍)に拡大し、100ピクセルの平均を一画素とします。
考え方は極めて単純な方法なのですが、理屈通りにやってたらメモリも時間もたまった物じゃないと。
実際に実装しているソフトはその辺をうまくやってるのでしょうけど。

まぁ、その辺の事はさて置き。


こちらのページのゾーンプレートなど使って試してみた。



sin(0.5πx) Sharakuで40%縮小
右のライン描画。バイキュービックほどではないけど、
上から2番目のラインあたりに若干ジャギーがでる。
ISPのアルゴリズムは綺麗ですよね。



Photoshopでの結果
確かに同じ物をPhotoshopのバイキュービック法で縮小するとモアレが出まくる。
なんだかねぇ、Photoshopに対する盲目的信仰はよくないですな。
斜線のジャギーもひどいもんです。




周波数特性に忠実な縮小ほど、周りのモアレが消えます。
う~ん。SharakuはC相当といった所。
GIMP もC相当、Photoshop B相当、
PictBearSE C(細かい所突っ込みますけど、右端と下端の処理が甘いですね)
JTrim B相当(これも右端と下端にゴミ出てる・・・)




同じく、Photoshopで。
こちらは綺麗に出てます。
ま、色々な側面から見てみないと単純に綺麗・汚いは語れませんね。




こちらの画像を使った実験もなかなか面白いです。
ISPの実験と併せて、お手持ちのソフトを試してみてください。

ここのカバンの画像などで試してみるとわかるけど、
640*480への縮小では 実はPhotoshopが一番汚かったりする。
GIMP、JTrim、PictBearといろいろ試してみたけど
フリーソフトの方が揃って綺麗だから、全くもって訳わからん。




左:Sharaku 右:Photoshop


念の為。これはSharakuの縮小が綺麗な訳ではありません。
その辺のフリーソフトで試してみるとよくわかります。


【補足】
Photoshop Ver7での結果です。
その後、CS2で試してみましたが、こちらの方では改善されています。


参考サイト


ずるねこさんがDCTリサイザーのプログラムと検証結果を公開されています。
DCTによるリサイズの画質が綺麗だというのは本などでも読むのですが、
実際に私も以前Delphiで作ってみましたけど、計算に時間かかるんですよね~。

数多くのソフト、面白い比較なんですけど、JPEG圧縮と縮小処理の
評価がごっちゃになってるのが残念。

CZP(サーキュラーゾーンプレート)作成ツールを配布されてます。


最終更新:2007年03月31日 18:57