“スプリガン”アルバトロス・ブライトエッジ

設定

名前:アルバトロス・ブライトエッジ
ハンドル:“スプリガン”
性別:男
年齢:17
身長:165cm
体重:81Kg
肌:黒 瞳:黒 髪:黒
スタイル:◎カブト・カブト・●フェイト

外見:
髪の毛は短く刈り込んでおり、小柄だががっしりした体躯。
どちらかと言うとギョロ目で、愛嬌のある顔立ちをしている。

性格:
まじめで一本気。正義感が強く、こうと決めると中々曲がってくれない、非常に厄介な性格。
ぼやき癖アリ。

設定:
幼い頃、事故で両親を無くし、それ以来アサクサのストリートで浮浪児として生きてきたが、10歳になった頃、ヤクザ同士の抗争にドンパチに巻き込まれる。
ストリートの浮浪児など気にするものもなく、彼も死ぬしかない状況であった。
が、そんな彼を助け出した男がいた。
男の名はバーディ・ブライトエッジ。希代の名カブトと呼ばれた男だった。
バーディは何を思ったのか、彼を養子に迎い入れ、その名をアルバトロス・ブライドエッジと名付けた。(もちろんそのネーミングはゴルフから来ていた)

 アルバトロスは成長するにつれて、養父に憧れて、カブトになりたいと思うようになっていった。だが、彼には致命的なまでに才覚がたりなかった。運動が得意なわけでもない。知恵があるわけでもない。勇気はあったがそれ以外はなにもなかった。やめた方が良い、というバーディの忠告も聞き入れず、アルバトロスは努力した。ひたすら努力した。
 そんなある日、アルバトロスが終えた後に、バーディがそんな事を言った。
「なぁ、アルバトロス、カブトってのは難しいものだ。何があってもクライ
アントは護らなければならん。もっと護らなければならない人がいても、そ
れを無視しなければならん。誰かを護ると言う事は、必ず誰かを見捨てる事になる。私はそれでも全てを護れる、そんな本当のカブトにはとうとうなれなかったよ」
 誰かを護るのならば、誰かを見捨てねばならない時もある。
 それは多分正論で、そして多分間違いなく真実だっただろう。
 それくらい、アルバトロスの未熟な頭でも理解できた。
 でも。
 それでも。
 アルバトロスはカブトになりたかった。
 かつて、ただ死を待つだけの自分を何の見返りもなく助けてくれた、あの日のバーディになりたかった。
 もしもそのバーディが成し得なかったというのなら、自分が成し遂げてみせよう。
 だって自分は、その姿を、その理想をこそ追い求めているのだから。
「安心しろよ親父。だったら代わりに俺がその本当のカブトになってやるから。」
 だから、その思いを素直に口にした。
「そうか…なら、安心だな。」
 いつも厳しい顔をしていたバーディが驚くほど優しく笑った。
 それは、アルバトロスを助けてくれた時と同じ笑顔だった。
 次の日、バーディはあっさりと死んだ。
 長い間酷使し続けてきた、サイバーウェアの損耗や前回の仕事で負った怪我や、理由は幾らでもつける事ができた、ただ一ついえるのは、その死に顔は何か安心したような、穏やかな死に顔だったという事だけだろう。

 やがて成長したアルバトロスはフリーランスのカブトとなった。
 体格の不利を、劣る才能を全て努力でねじ伏せて、彼は一端のカブトを名乗れる実力を身につけた。
 まだ若く、実績のない彼を雇う者はほとんどいない。
 だが、アルバトロスは確実に、カブトへの道を歩みつづけるだろう。
 彼が目指したバーディに負けぬカブトになる日も、そう遠くは、ない。

66Q

余禄

  • プレイヤー如月葉月のカブトの理想を詰め込んだキャスト。
  • 公式ゲストにめったに黒人がいないので、作ってみた。
  • 人物の外見モデルはウェズリー・スナイブスを若くしたイメージ。
  • なので、好物はホットドッグ。(『アートオブウォー』より)
  • 当時はまっていたFateの影響が丸出しなのが若干恥ずかしい。
  • キャンペーン終了後、未来はどうなってるだろうな、と考えてみたが、どう考えても変わらない様な気がする。
  • 1st前キャストでもっとも死亡率が高そうなキャストじゃのう。
  • ちなみにプレイヤーはカブトプレイを満喫しました。ルーラーありがとう!カブトサイコー!!


最終更新:2010年03月28日 03:05