“深窓の殺戮者”サラ
キャンペーン前設定
名前:サラ
ハンドル:”深窓の殺戮者(ラプンツェル)”
誕生日:12月5日
年齢:15歳
所属:事実上マーダーズインク(カーライルシンジケート)だが一応フリー
身長:153cm
体重:46kg
スリーサイズ:B87/W59/H84
肌:白 髪:黒 瞳:藍
スタイル:◎カブトワリ・カブトワリ・●マネキン
1人称:わたし
性格:
幼いころから従属する事しか知らなかったため、命令は非常にスマートにこなすが自分で何かを決めるのは極めて苦手。つまり私生活では優柔不断。
人を殺すことに心のどこかで疑問を感じているが、それを表現することができない事に苛立ち、もどかしさを感じている。
好きな食べ物は蕎麦。新蕎麦なら20枚はいけそうな感じ。
容姿に関する設定:
憂いをおびた伏目がちの大きな瞳、ハンドルの由来ともなっている腰を超える長さのつややかな黒髪。
背はやや低めで、PINKHOUSEやゴスロリ調のひらひらした服を好むため余り目立たないが、脱ぐとすごい。
ぴったりした服など着た日には三歩歩けば男に当たる。
声はアルトで、良く通る非常に綺麗な声をしている。
設定:
サラはNOVAにおけるカーライルシンジケート系の組織、紅蓮に属していたロッシ・レオーネという男が超がつく高級娼婦として育てるために買い取った少女であった。カーライルのウェットシティへの進出の足がかりとして、ロッシは高級娼婦を供給する事を考えており、サラはそれに選ばれた少女の一人であったのだ。
サラが物心ついたころには、ロッシはサラの愛しいパパとして刷り込まれていた。パパのいう事なら何でも聞き、パパの言うことならどんなつらい事も我慢できる。パパの言うことは絶対で逆らうなんて考えた事も無い。そういう風に刷り込まれ育てられていった。
順調にサラも育ち、後は娼妓を教えるという段階で、その事故はおこった。それはロッシが娼婦候補達が閉じ込められているグリーンエリアのマンションに訪れた時の事だった。話を聞きつけた河渡連合の鉄砲玉が討ち入ってきたのだ。さしたる防備を調えてなかったロッシの手下が次々と殺されていき、あとはロッシを残すのみとなった。ロッシが覚悟を決めた瞬間、それは起こった。恐怖で震えている少女達の中からサラが何気なく立ち上がった。銃弾を恐れる事もなく、すたすたと銃弾の交錯する中へと歩んでいき、落ちていたM98F1を拾い上げた。
たん。
サラ自身はそのマズルフラッシュと音にびっくりしたような顔をしていたが、その放った銃弾は間違いなく鉄砲玉の額を打ち抜いていた。何が起こったのか、にわかに理解できない双方の混乱を気にした様子もなく、サラは次々に鉄砲玉を1ショット1キルで殺していった。ロッシが我に返ったころにはすでに鉄砲玉はサラの手によって駆逐されていた。その殺戮を果たしたサラ自身はといえばはロッシを上目使いでみていた。
パパを助けたい。喜んでほしい、ほめてほしい。ただ、それだけでした事だった。
「よくやったな、サラ」
ロッシは微笑みと共にサラの頭をなでた。とろけそうなほど嬉しそうな顔をするサラ。ロッシにとってはとんでもない拾い物だった。超高級娼婦にするつもりが、恐ろしいまでにカブトワリとしての才能を秘めていたのである。しかもサラは自分の言いなりである。
以降サラはロッシの言うがままに殺戮を繰り返した。ある時はただハンドガンを与えられて、ある時はスナイパーライフルで。サラにとっては簡単な事だった。
自分と同じような少女を撃った。自分と同じような娘を持つ男を撃った。
人を殺すのはいつだって簡単だった。
けども、何かおかしかった。
自分の撃った女の子は自分とどこが違ったのだろうか。自分と同じように蕎麦が好きだったかもしれないし、大好きなパパもいたのではないだろうか。
自分の撃ったあの男の娘はどうなるのだろうか。自分からパパを奪われたらどうなるのだろうか。自分なら耐えられない考えられない死ぬきっと死ぬ。
でも、見知らぬ誰かをそうさせてしまった自分はなんなのだろう。
いつだって疑問は尽きない。いつだって後悔は尽きない。
でも、引き金をひくだけで、パパがほめてくれる。喜んでくれる。
少なくともサラにとってはそれが全てだった。それで充分だった。それ以外にはなかった。
ロッシはすでに命を落としている。
それは河渡連合との抗争かもしれないし、あるいは別の何かかもしれない。
しかし、それが大きく報じられるような事もない。野良犬の死に様というのはいつだってそうしたものだ。
だが、その子飼であるハズのサラもその事を知らない。知らされていない。
カーライルシンジケートが河渡連合にとって死神の名に等しい”ラプンツェル”を手放すはずがなかった。
「その人を殺せば、パパは喜んでくれるんだよね?」
「ああ、もちろんだとも、サラ。彼は忙しくて今は会えないが、この前もたいそう喜んでいたよ。」
そんな会話を交わして、今日もサラは殺戮を繰り返す。
何も知らされずに、何も判らずに。
悩みながら、惑いながら。
キャンペーン後設定
名前:サラ
ハンドル:”逃亡せし髪長姫(ラプンツェル)”
誕生日:12月5日
年齢:16歳
所属:フリーランス
身長:153cm
体重:46kg
スリーサイズ:B87/W59/H84
肌:白 髪:黒 瞳:藍
スタイル:◎カブトワリ・カブトワリ・●マネキン
1人称:わたし
性格:
様々な事件を乗り越え、若干のしたたかさを手に入れ、決断力もついた。
が、以前まで抑圧されていた反動か、少し余分に甘えたがる部分もある。
良くも悪くも心に棚を作る方法を憶え、自分のできる事で人助けをしたいと思っている。
好きな食べ物は相変わらず蕎麦。新蕎麦なら20枚はいける。
容姿に関する設定:
憂いをおびた伏目がちの大きな瞳、ハンドルの由来ともなっている腰を超える長さのつややかな黒髪。
背はやや低めで、PINKHOUSEやゴスロリ調のひらひらした服を好むため余り目立たないが、脱ぐとすごい。
ぴったりした服など着た日には三歩歩けば男に当たる。
声はアルトで、良く通る非常に綺麗な声をしている。
設定:
ロッシ・レオーネとの精神的な決別を果たしたサラだったが、己の処遇を決められずにいた。
積極的に色々な種類のバイトに励み、社会勉強にいそしむ日々を過ごしながら、サラは考えていた。
その手は既に血塗られている。そしてそれは決して拭う事はできない。
過ぎた日々は変える事は決してできない。
それでもまだサラにはその血塗られた手が残されていた。手は血塗られていたとしても、きっと、何かを生み出す事だってできるはずだ。
結局、サラの仕事はこれまでとあまり変わらない。
実兄であるバロンや、共に事件を潜り抜けた直刃の手伝いをしたり、たまに知り合いから頼まれる護衛や警備の仕事を請け負ったりもする。
ただ、一つ違うのは、サラは自らの意思でそれらを選んでいるという事。
御伽噺のラプンツェルと同じように、は閉じ込められた塔を抜け出して、サラは自らの意思で外の世界へと歩き出したのだのだった。
66Q
余禄
- まぁなんだ。ガンスリンガーガール読んだばっかりだったんだよ(切腹
- せっかくウェブの概念があるので、その上だけで娼婦という設定は、今でもちょっと面白いし、エローイ。
- ともかく騙され続ける、哀れな被害者ってところはガンスリンガーガールだけじゃなくて”ラプンツェル”の童話(初版)に着想を得ました。
- 個人的には初期の”ラプンツェル”よりも改訂になった”ラプンツェル”の方がアクティブで好きなので、キャンペーン後はあんな感じで。
- マスターの良いシナリオのお陰で、良い形で成長できたキャストです。大感謝。
- マネキン的な依存対象は、多分、直刃にうつってます。いろんな意味で頑張れサラ。
最終更新:2006年12月15日 18:06