伊織 すずめ

いおり すずめ


データ

名前:伊織 すずめ(いおり すずめ)

年齢:17歳

性別:女

身長:151cm

体重:42kg

スリーサイズ:B73/W54/H79

髪:黒色 肌:白雪色 瞳:黒色

誕生日:11月3日

所属クラブ:
帰宅部

クラス:
3-A

1人称:私

システムデータ

 スタイル:◎タタラ・●マネキン・バサラ

 内閣調査室:制作・ドラッグ

容姿に関する設定

 黒髪のショートヘアで、チタンフレームのメガネをかけている。身体がかなり細くぱっと見はやせっぽちのチビで女性的な魅力にはとぼしく見えてしまうため、彼女のコンプレックスの種の一つとなっている。また、過去の事件でつけられた傷痕が上半身全面、背面にあり、さらにコンプレックスを加速させている。

 今日は学園全体でもトップクラスの知力の持ち主、伊織 すずめ先輩を紹介します!

 伊織先輩は薬学の博士号を持ってる、いわゆる天才!って感じのイメージにかなり近い人なのよね。2年生の時にアメリカから日本に帰ってきて高天原学園に転入してきたんだけど……当時は相当な人間不信に陥ってたみたいで従姉妹の宮本 春香さん以外との人間関係を拒絶してたとかなんとか。

 でも、今はそんなでもないんだよねぇ……取材絡みで話をする機会が前にあったんだけど、結構普通な感じだったかな?一体何が彼女をそう変えたのかまではその時に取材はしきれなかった事が今更ながら悔しいわぁ……。

 さて、防人としては、基本的にはバックアップ要員で調査分析でかなり頼りになるんだけど……一度だけ、ものすごい強力なサイコキネシスを使ったのを見たことあるのよね。ただ、その後顔面蒼白で相当つらそうだったので、代償が必要なタイプなのかも。

 そんな天才伊織先輩ですが、どうやら意中のお相手がいる様子!時々びっくりするほど色っぽい表情を見せることがあるとかで、どんなお付き合いをしてるのか超気になります!今後はその方向を重点的に……あ、伊織先輩!?これはまだ書きかけのげんk(ファイルはここで途切れているようだ

設定

 伊織 すずめは間違いなく薬物分野における天才であり、彼女のセロトニン受容体に関する論文は引用数もかなりの数に登ることからも、その優秀さがうかがえる。

 彼女の両親は間違いなく娘の教育には必要以上に熱心で、その一貫としてすずめは早い内に渡米して、飛び級をして現地大学院に入った。

 彼女はその両親の期待に応え続け、博士号を取るまでに至った。だが、それが気に入らない人間もまた、多かった。

 当時の彼女には人の心を慮る能力が欠けていた。より正確にはその余裕が全くなかったのだが、いずれにせよ大学院での彼女は孤立気味であった。

 そして、その軋轢は最悪の形で暴発した。

 彼女の論文がとある科学誌で掲載され、そして同じ時期に論文を送っていた同期の学生は載らなかった。その学生はすずめが物珍しさで論文が掲載されたために、自分の論文が落とされたと思い込み、恨みを募らせていった。

 そう考えるにいたった理由は妖魔が彼をそそのかした事にあった。

 そしてある日、すずめはその学生に拉致監禁され、1週間後に妖魔の存在を検知したアメリカ特殊部隊と日本の内閣調査室退魔課の合同チームが突入するまで、ありとあらゆる手段で陵辱され続けていた。

 保護された直後の彼女は強度の麻薬を投与されており、男たちによって目立つように身体に醜い傷がつけられていた。

 精神・肉体的に摩耗し尽くしたすずめが即座に回復するはずもなく、環境を変えるためにも、すずめは日本に帰国することになった。

 しかし、すずめの両親はすずめを追い詰めるために既に殺されていた。そのため親戚に引き取り手を探して、最終的に叔母の家に引き取られる事になった。

 魔術的な治療を受けてはいたが、すずめの精神的な回復は絶望的な状況だった。しかし、従姉妹の宮本 春香は根気よく、すずめの看病を続けた。別段春香にとっては特筆することもない当たり前の事のつもりだったが、その善意がすずめをかろうじて社会生活が可能なところにまで回復させたと言っても過言ではなかった。

 春香が高天原学園に通っていたこともあって、すずめは主治医のススメもあって高天原学園に共に通う事になった。

 それで終われれば良かったのだが、春香には本人も気づいていない隠された異能力があった。それは異界とのゲートを開くことができるという極めて稀有な能力だった。これを求めて多数の妖魔や組織が春香を狙っていた。

 それを知ったすずめは、自分を人間の端くれに戻してくれた春香のために戦う事を決めた。元々、理論的には出来上がっていた超能力誘発薬を開発し、自分に投与して強力なサイコキネシスを手に入れたすずめはその能力で敵を排除していった。

 ただし能力としては不安定で未完成であったため、能力を使用する度に強度の負荷が脳にかかるため、すずめは文字通り命と引換に戦いを続けていった。そしてすずめ自身もそれをわかっていて、その上で戦いを続けていた。自分の汚れきった命なんてどうでもよかった。

 戦いを続けていくうちに、何人かの生徒が春香の能力に気づき、手助けをしてくれるようになっていった。でも、その生徒たちは春香の心配はしても、すずめの自らを犠牲にし続けている異常性には気づいていなかった。

 ただ一人、東海堂 煌を除いては。

 煌はすずめだって死ぬべきではないという事を態度で示し続け、それがすずめの心も救った。そしていつしか、すずめは煌を想うようになっていった。

 結局、春香の能力は学園を中心に様々な組織の助力もあって高度な封印が施される事で、無力化された。その事によって、すずめももはや戦う必要がなくなってしまった。

 春香を助ける事で自分の存在価値を認めていたすずめだったが、事ここに至って、ようやく前に向かって一歩を踏み出した。

 煌に自分にこれまでに起こったことを告げ、その上で自分の想いを伝えたのだ。

 煌の答えは……あえて、書く必要もないだろう。

 ちょっとお互いにいろんな事を遠慮して変な空気になったり、喧嘩したり、とてつもない料理オンチのすずめの料理を食べて煌が病院送りになったり、いろいろな事があるし、これからもある。

 でも、今も煌はすずめと共にある。それがきっと何よりも雄弁な答えなのだから。

最終更新:2012年09月16日 01:47